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※独自設定垂れ流し。 ※いろいろな方達の SS、絵よりインスパイアされてます。 ※インスパイアっつーか既に××が通った道だよ!な感じです。 ※今までは間接虐待ばかりだったので、今回こそ直接虐待します。 子まりさの反乱 必殺引篭り人 「おじさん!さっさとまりさたちをここからだしてね!」 「「「じじい!おかーしゃんのいうこちょをきけぇ!」」」 前略、テンプレどおりのおうち宣言がありました。 親子、全部まりさ種です。 こちらもテンプレどおり、有無を言わさず捕獲、透明の箱に入れて 虐待部屋にご案内しました。 これから起こる事もわからず、まりさたちはわめいています。 今日も、軽妙なリズムにのせて、悲鳴と言う名の素敵なレクイエムを 奏でて逝きたいとおもいまっす。 「はーい、静粛に静粛に~。」 「なにいってるの?まりさたちをはやくここからだしてね!あとあまあまもよういしてね!」 「「「あまあまだしちぇね!」」」 「えー、これからまりさたちを虐待しまーす!」 「なにをいってるの?」 それはさっき聞いたよ。もっと違う返答が欲しいな。 「ここにカードがあります。カードには、針の種類と深さが書いてあります。 これを引いていって…。」 「おじさんばかなの?まりさたちはおなかがすいてるんだからね! はやくあまあまをいっぱいよういしてね!」 「まりしゃはおにゃかがしゅいてるよ!」 「じじい!はやきゅあまあまよういしちぇね!」 「ばきゃなの?ちぬの?」 人の話を聞けよー。 「うーん、仕方ないなー。じゃ、あんよ焼きから行くか。」 ちょうどおやつにホットケーキを焼こうかとホットプレート、用意しておいたんだ。 ちょっとご都合主義だけど。っていうか虐待部屋にホットプレートって 常備だよね?カセットコンロ派も居るけどさ。 まりさ親子は何が起こるのかわかっておらず、ずっとわめき続けている。 しばらくすると、良いころあいにプレートが温まってまいりましたー。 「じゃ、親まりさからいくよー!ちびども、よくみててね!」 親まりさをつかむ。 「おじさん!まりさをはなしてね!おちびちゃんのところにもどしてね!」 「ゆゆっ!おじしゃん、ちゅぎはまりしゃだよ!」 「まりしゃも!まりしゃもたきゃいたきゃいしちゃいよ!」 親の危機だというのにのんきだな。ま、そこがまた加虐心をくすぐるんだけどねー。 じゅーっ!良い音だなー。 「ゆんぎゅわあああ!あんよ!まりさのあんよがー!」 一瞬、子まりさ達は親に何があったのか分からなかったようだ。 親の悲鳴にぽかんとした顔で呆けている。しかし目の前の光景を餡子脳が処理しきると、 一気にそれがシャウトに変わる。 「ゆんやぁぁぁ!?」 「ゆっくち、ゆっくちできにゃいー!?」 「おかーしゃーん!まりしゃのおかーしゃん!」 「はいはい~。元気いいね!次は君達だから、心の準備、お願いねー!」 ホットプレートに親まりさを押し付けつつ子まりさに声をかける。 両手の中でぐにぐにと体を捩じらせ、なんとか逃げ出そうとする親まりさ。 ま、上から押し付けてるんで横に逃げようとしても無駄なんだけどね。 「はーい、上手に焼けましたー!」 「ゆぐっ、ゆげぇぇ…。」 親まりさは満身創痍。 「ダメだよー、これぐらいでビビってちゃ。これ以上の苦しみが待ってるんだからさー。」 「ゆわーん!こっちこにゃいでー!」 「まりしゃはおいしくないよー!」 「ちにたくにゃいー!」 「いや、食べないから。あんよ焼くだけだよー。」 「「「ゆんやぁぁー!?」」」 順番に子まりさのあんよを丁寧に焼いていく。 「はいー!みんな上手に焼けましたー!これで話、聴く気になったでしょ?」 「ききますっ!ききますからこれいじょうひどいことしないでね、しないでね!?」 親まりさはずいぶん素直になった。子まりさ達はえぐえぐと泣いている。 「まあまあ泣かないで。歩けなくなったわけじゃないから。数日もすれば直るよ。」 動けないように焼いただけで、ちゃんとエサを食べれば直る程度に焼いてある。 ガスコンロではこんな絶妙な焼き加減は難しい。さすがホットプレート、初心者でも 安心して手加減したあんよ焼きができるのがうれしいね! 「じゃあゲームの内容を説明しまーす。といっても簡単。このカードを一枚ずつ 引いてもらいます。で、カードに書かれた内容をやってもらいます。 最後まで引き終わったら、ちゃんと生きて返してあげるよ!」 「ゆ、ゆっくり…、りかいしたよ…。」 「「「ゆーん!りかいしちゃよ!」」」 「はい、とってもいいお返事ですね!ちなみにカードは針カードと特殊カードの2つです。 針カードが一番多いよ。」 「はりかーど?」 「そう。針の種類と深さが書いてあって、そのとおりに体に刺してもらいます。」 「「「ゆんやぁぁぁ!?はりしゃんはゆっくちできにゃいー!!」」」 親まりさはよりリアルに想像できるのか、ぶるぶる震えている。 「特殊カードはいろいろな効果があるので、そのつど説明します。 じゃ、ゲーム開始だよー!みんな、がんばってねー!」 では一枚目をめくるか。ひらりっと。 「あ、マチ針、1cm か。じゃ、誰に刺すか決めてねー。」 「ゆゆゆっ!?」 「まりしゃいやだよー!」 「はりしゃんはいちゃいいちゃいだよ!」 「こっちこにゃいでー!」 「うーん、これじゃどうしようもないなー。じゃ、全員に刺すか。」 「ゆっ!まっておにいさん!」 「お、それじゃ親まりさに決めてもらおうか。」 「ゆー…。」 さすがに決められないか。母性が強いと自分が、と言いかねないんだが、このまりさは 自己犠牲まではとどかないようだ。でも追い詰められたらやるかもしれないので、 ちょっと背中を押してやる。 「ちなみに親が針を全部引き受けたら、生きて帰ってもきっとエサが取れないよなー。 親の体にちょっとでも障害が出たら大変だよなー。結局、一家ともども餓死かもね!」 リアルに想像してる!親まりさが変な汁をだくだく流す。 「子まりさに平等に刺す、ってのもあるけど、子供が全部障害持ちになると 成長してもエサを採り続けなくちゃいけないから、すごく大変だよな。 動けない家族を3匹もかかえたら、やっぱり一家崩壊だよねー。」 目がきょろきょろしている。追い詰められてきたな。 「でも1匹に集中すれば、そいつさえ世話すればいいんだからだいぶ楽だろうなー。 残りの2匹と狩りをすれば十分エサが取れるだろうしね。 そうなると、できるだけ成長している2匹を残すのがセオリーかなー。」 「ゆっ!きめたよ!このおちびちゃんにはりさんをさしてね!」 「ゆぅぅぅぅー!?なんぢぇー!?なんぢぇまりしゃなの!?」 誘導成功。単純餡子脳だな。 親まりさが決めたのは、一番末の子まりさだろう。 もっとも成長の遅いコイツに集中することで、なんとか一家全員生き延びようというのだ。 「はーい、それじゃまりさちゃん!針をプスプスしましょうねー!」 「ゆんやぁぁぁぁ!?ぷしゅぷしゅしゃんしにゃいでー!!」 子まりさを引っつかむと帽子を外し、重しのついた皮ベルトで縛り付ける。 親子に良く見えるよう、重しを壁に掛けて準備完了。皮ベルトが子まりさの体に 食い込んで、自分の重さでかなりの下膨れ、なすび型になっている。 「では刺しまーす!ぷっすりー。」 マチ針を茄子のように変形したお腹に刺す。もちもちのお肌に穴が開き、中に詰まった 餡子にぶすりと入っていった。 あまりの痛さにしーしーを垂れ流している。 「ぎゅぴぃぃぃぃ!」 その悲鳴に残りの子まりさはびくりと体を震わせ、親まりさは涙をだくだく流している。 「や、やめちぇぇぇー!まりしゃの、まりしゃのあんこしゃんにはりしゃん いりぇにゃいでー!!」 恐怖の台詞を聞いて残りの子まりさ達はおそろしーしーまでしている。 「おいおい、まだ1本だよー?これからガンガン刺されるんだから、ゆっくり慣れてね! さてさて、次は何かなー?」 ひらりっと。 「お、マチ針、1cm、あんよ、だってさ。よかったねー。」 「ゆぴぃ…、ゆぴぃ…。」 痛みで返事できないらしい。 「じゃ、次はどうする?誰に刺す?」 親まりさに聞く。ま、答えは決まってるけどね。 「そ、そのおちびちゃんにもういっかいさしてね…。」 「な、なんぢぇー!?おかーしゃんたしゅけて!まりしゃをたしゅけて!!」 重しにくくり付けられた子まりさが叫ぶ。 「わかってね、おちびちゃん。かぞくをまもるためだよ。おちびちゃんが ぎせいになれば、みんなたすかるんだよ…。ゆっくりりかいしてね。」 「りかい、りかいできにゃいーー!!まりしゃはいいこだよ!なんぢぇたしゅけて くりぇないの!?おねえちゃん!たしゅけて! まりしゃしんぢゃう!しにたくにゃいよー!?」 残りの子まりさは目を合わせないように下を向いたり、後ろを向いたりしている。 さすがに自分がその立場になるのは怖いんだろうな。 「はいはい~。美しいドラマはこの辺にして、さっそくあんよに刺しますよー。」 「ゆんやぁぁぁ!?」 「じゃあさっきの針は抜きますねー。すっぽーん。」 マチ針を抜いてやる。針を持った瞬間はビクッとしたが、さすがに抜かれれば 多少は痛みも和らぐらしく力が入っていたお腹もだらん、と弛緩した。 しかし次の痛みに、すぐにお腹をぶるぶるとふるわせた。 「ぷっすりー。」 あんよにマチ針が刺さっていく。さっき焼いたばかりだから、痛みがまぎれるとは 思うけど。 「ゆ、ゆぴぃぃぃぃ…。」 餡子が垂れ下がってより下膨れになったお腹がぶるんぶるんとゆれた。 「さてさてー、お次はっと…。あ!」 俺の大声に大きく跳ね上がる子まりさのお腹。 「きちゃった!きちゃったよ!マチ針、頭、5cmだって! これは、中枢餡貫いちゃうね!」 「!?!?!?!?!?」 もう声にならないらしい。子まりさの震えは震度8にも達しそうだ。 「はーい、それじゃ執行しまーす!あんよ抜きますよー、すっぽーん。 では頭、入りま~す♪ぷっすりー。」 「い、いぢゃいぃぃぃ…。はいってこにゃいでー!まりしゃのたいしぇつな あんこしゃんにはいってこにゃいでぇぇぇ!?」 「ずぶずぶっと。あー、わかるかな?このあたりが中枢餡の縁だよー。」 「ゆ゛っ!?」 にごった声がする。さすがに自分の体内のことだ、よくわかるのだろう。 自分の中の大切な大切な、それこそ命そのものに凶器が当てられる恐怖。 「ゆう…、おちびちゃん…。ごめんね、ごめんね…。」 うわごとのように親まりさが繰り返す。そんな言葉で許されると思ったら 大間違いなんだけどね。 「は~い、それじゃ、未知の世界に1名様ごあんな~い♪ずっぽしー。」 「ゆ゛ゆ゛ゆ゛ゆ゛!?ぱ、ぱぴぷぺぽー!ぱぴぷぺぽー!ゆんゆあん~♪」 いきなり歌いだした。ちょっとおもろいところに入っちゃったらしい。 「あー、ちょっとまずいかなー。ま、いっか。次いってみよー。 お、よかったねー。ふとん針、2cm、あんよ、だってさ!」 手際よく頭からマチ針を抜いてやる。細針だから抜いてやればアッチの世界から 戻ってこれるだろう。もしかしたら少しお土産をもってきちゃってるかも しれないけど(笑)。 「ゆぴぃっ!ま、まりっしゃの、たたたいしぇつーな、いのちのあんこしゃん、 いののちのあんんんこしゃーんに、ぷしゅぷしゅしゃーんがぁぁ!」 あ、結構お土産持ってきちゃってますねー♪でもなんか楽しそー。 「はーい、それじゃふとん針、いっきま~す♪太いから痛いぞ~。ぷっすりー。」 「ゆびぃっ!ゆびぃ!」 びくんびくん跳ね上がるお腹。ちょっとキモいな。 「さてさて、次ー。あ、またきちゃった!」 びくんっ! 「頭、マチ針、3cm。これは中枢餡かすっちゃうね!」 「…ゆ゛んや゛ぁぁぁぁ!!もういやぢゃあああ!ちんぢゃう!まりじゃぢんぢゃう! たじゅげでぇぇぇ!まじじゃおうぢがえるぅぅ!!」 それを聞いて顔を背ける家族。なんてカワイソーなんだー(棒読み)。 「すっぽーん、と。では先ほどとは別の世界に強制ご案内~♪今度はジェットコースター 並みに一気にいきますよー!ずっぽしー。」 「ゆらああかむにくえぇぇぷろぽろあるるにゅー。」 未知の言語をしゃべりだした。チャネリングまりさとして売れないだろうか。 刺さったマチ針を触るたび、違った言語が楽しめます。ラジオのチューニングあわせる 感覚? 「〇+=~|()あぷぷ^−−。」 もう言葉に聞こえない。良い感じにトリップしていただけたようで、 光栄の至りにごじゃりましゅる~。 「さ~て、次回のカードさんはっ!あれっ!?きたねー、ついにきたねー…。」 子まりさから針を抜き、重しから外して別の透明の箱へ。 用意しておいたオレンジジュースをかけてしばらく置いてやる。 「さて、目を覚ます前にご家族には大変申し上げにくいことを、 サラリと述べさせていただきます…。」 家族への死刑宣告にも似た内容を、今日の晩御飯くらいの軽さで告げた。 もちろん親まりさは口から餡子の泡を吹き、子まりさ2匹は失神だ。 もうちょっと重いカンジで言ったほうがよかったのかなー(また棒読み)。 「ゆっ!ゆっくちしちぇいっちぇねぇねぇんん!」 オレンジジュースをかけたかいがあったようだ。語尾のあたり、 すこーし新天地からのお土産が残ってるけど、ほぼ回復したらしい。 子まりさに、ついに特殊カードの内容を話すときがきた! 「おいちび、次のカードは『革命』だ。」 「…ゆっ?にゃにしょれ?」 「お前達の中で、一番つらい思いをした奴、つまりちび、おまえだな。 そいつが今度から誰に針を刺すか決めるんだ。」 「…!まりしゃが、きめちぇいいの!?」 「そうだぞ。誰でもいいぞー。」 さあ、クライマックスに近づいてまいりましたー♪ 「では次のカード!マチ針、お腹、突き抜けるまで。…こんなん出ましたけどー? で、どうするちび。誰に刺す。」 「…おかーしゃんだよ…。まりしゃをたしゅけなかったおかーしゃんにしゃしちぇね!」 「ゆゆゆー!!??」 「まりしゃをたしゅけなかったげしゅおやはちんでね!ちんでつぐにゃってね!」 「おかあさんは、おかあさんはかぞくのことをかんがえたんだよぉぉ! おちびちゃんはおかあさんの子でしょ!ゆっくりりかいしてね!」 まあ今まで助けなかったのに、自分の番になったら助けてくれ、とか 都合のいいことが通るわけがない。 「りかいしにゃいよ!おにいしゃん、しゃっしゃとぷしゅぷしゅしゃん しちゃってね!」 「あいよー。ちびのご所望じゃしかたないなー。じゃあ親まりさご招待~。」 「まりしゃ、やめちぇね!おかーしゃーん!」 「にゃんで!?おかーしゃん、わりゅいことしちぇないよ!」 残された子まりさ2匹が親まりさを擁護する。が、当然ちびは認めない。 「うるしゃいよ!しゃからうなら、おみゃえたちきゃらぷしゅぷしゅしゃん しちぇもらうよ!?」 「「ゆうううう!?っゆ、ゆわーん!」」 すでに姉という意識は持っていないようだ。お前呼ばわりされた2匹は ちびのあまりの剣幕に泣き出してしまう。 それ以降、ちびから離れて箱の隅でぶるぶる震えていた。 「ではー、いっちゃいますよー、ぷっすりー。」 「ゆんっ!い、いだいっ!いだいよー!」 「ばーきゃ!ばーきゃ!まりしゃはもっちょいちゃかっちゃよ!」 「まだだ!まだ終わらんよ!突き抜けろ、俺のマチ針!ぶっすりー。」 壁に掛けられた重しに縛り付けられ、逃げられない親まりさのお腹に針を刺していく。 あー、長さ足らないかも…。 「ここまでかー。突き抜けなかったけど、しゃーないかー。 じゃ、つぎ。ぴらっと。おー、ちょっと早いけど、親まりさにもついに 不幸の天使が舞い降りてきてくれたよ! 頭、ふとん針、10cmだって!」 「ゆっ、ゆー…?」 餡子が理解を拒否しているらしい。マジで何のことかわからないって顔してるよ。 「つまりー、親まりさのマッズーい餡子脳でもわかるようにいうと、 とっても素敵な別世界がお待ちしてマース、って大口開けてるんだよ! ゆっくり理解してね!」 「ゆっ、ゆー?……?…、ゆんやぁぁぁ!まりさは、まりさはいきたくないよ! たいせつないのちのあんこさんなんだよ!」 「行ってみると意外と楽しくて、帰ってきたくないってお客様も多いんですよー? 子まりさもいってきたことだし、ここは一発親まりさの度胸試しってことで! 子供達にカッコいいとこ、見せたいじゃあーりませんかぁ?」 「みせたくないよ!まりさはまりさのままでいたいよ! もうやだ!おうちかえる!!」 お得意のリアルな想像で我慢の限界に来たのか帰るコール入りましたー。 「にゃにいっちぇるの!?まりしゃは2きゃいもぷしゅぷしゅしゃん しゃれたんだよ!?にゃしゃけにゃいおやだねー!はじゅかちいねー! このくじゅ!げしゅ!ちゃっちゃとちねぇ!」 それにしてもこの子まりさ、ノリノリである。 「そういえばさっきおうち宣言してたよね?ここがおうちでしょ? こんな特殊なプレイをするお部屋まであるなんて、すっごい都会派な おうちだよねー!」 「ち、ちがうよ!ここはまりさのおうちじゃないよ!」 親まりさも刺されまいと必死だ。 「じゃあさっきのおうち宣言はなんだったのかなー?」 「ゆ、ゆうう…。あれはうそだよ…。ここはおにいさんのおうちだよ…。」 あっさり認めやがった。でも逃げられないよ。 「ウソをついた親まりさにはしっかりお仕置きしないとね!」 「おにいしゃん!うしょつきのおかーしゃんをせーしゃいしちぇね!」 「ゆうう!?う、うそなんてついてないよ、ここはまりさのおうちだよ!」 どこまでも必死、…無様ッ! 「じゃあこんな虐待部屋があるなんて、虐待されたいマゾまりさなんだね! 針をさされたいんだよね!あー、安心した! …ま、ここが誰のおうちかなんてどーでもいーんですけどねー。 お、そうだ!これからまりさが旅立つ新世界におうちがあればモーマンタイだよね! じゃあ早速なんだけど、新世界に逝って確かめてきてね! コッチに戻りたくなかったら、そのまま逝っちゃってもいいからね! まりさ、いっきまーす!ぷっすりー。」 「やっちゃえ、おにーしゃん!」 「ゆっぐゆぐゆぎゅうううう!?」 「まだ届いてませんからぁー、そんなぁー、悲劇のヒロインみたいなぁー、 声ぇー、ださないでくれますかぁ?」 わざとウザくしゃべってみる。 「いやぢゃいやぢゃいやぢゃぁぁぁ!?ばでぃざの、ばでぃざのあんごじゃんっ! いのぢのあんごじゃんにざざないでぇぇぇ!!」 「あ、そろそろですか?では、新たな世界の扉、おーぷんっ!ずっぽしー。」 「………、ゆ゛っ?」 …反応ナシ? 「ゆーぱぱぱらっぽっ、ぱぱぱらっぽ、ゆーぱぱぱらっぽ♪」 また歌か。ってスキャットっぽい。スキャットマンまりさとして 全米デビューしちゃったりして。ヒットチャート駆け上れ! 「あー、その歌は版権的に NG なんで…。ちょっとチューニングしますねー。 針をぐにぐにっと。」 「ゆっ、ゆっ、ゆりふのだいばくしょー。」 「ずいぶん古いことしってますね、なかなか博学でよろしぃー。 もうちょっとチューニングするとどうなるんだろう…。ぐにぐに。」 「ゆぁぃんゆぁいん、ゆるぐるぷるぷりー。」 「…あー、旧支配者とか呼ばないでねー。もう十分ナマモノは足りてますんで。 ま、ニャルってる人とかよんで、ゆっくり達といっしょに這い寄って貰えると あたらしい分野がひらけるかも。コメディ・ホラーとかいっちゃったりして。」 目がロンパリだよ。っつーか右目は上下に、左目が左右に動いてる。器用だなー。 ゆっくりのスゴい能力発見!ってとこ? 「では次のカードを…。っと、また特殊カードか。『累積』だってさ。」 「りゅいしぇき?」 「今までは次の針を刺す時、前のやつを抜いてただろ?今度から抜かなくなるのさ。 針がいっぱいぷすぷすされていくってわけ。」 「ゆー!しょれはしゅごいよ!はやくげしゅおやにぷしゅぷしゅしゃん、いっぱい しゃしちぇね!」 「えーと、これからの針、全部親まりさに刺すんだな?」 「しょうだよ!じぇんぶしゃしちぇね!」 「だとさ。お前達の妹、すごいサディストだよなー。」 隅でないている子まりさ2匹に話しかける。もう返答もない。 「じゃ、一気にいきますか!どれどれ…。残り5枚とも、頭関連だな。」 頭、両こめかみ、額、後ろ頭、ときたか。ヘルレイザーみたくなっちゃいそうだな。 「じゃ、ピンヘッドまりさにクラスチェンジだ!ぷっすりー×5。」 「ゆ゛ゆ゛ー!!!」 ひときわ大きな声で親まりさが叫ぶ。…死んだか? 「ゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っ。」 よかった。まだゆん生最後のカウントダウンだった。 「おーし、これで終了っと!お前達、生きて帰れるぞー。」 「げしゅおや!まりしゃがどりぇだけいちゃかっちゃかわかっちゃ!?」 「ゆっ、ゆーん…。もうおわり?」 「おうち、かえれるの?」 親まりさから針を抜きつつ答えてやる。 「ああ帰れるぞ。ちょっと親まりさの処置をするからまってろ。」 オレンジジュースを親まりさに掛けてやる。まあこれで死なないだろう。 箱にいれたまりさ親子を近くの空き地にぽいぽいっと捨てる。 「じゃあな、がんばって生きろよ。あともう人間の家に入るなよ。」 「ゆーん、わかっちゃよ…。」 「まあこれからはお前達でエサ採らないといけないから大変だろうな。」 その言葉をよく理解できなかったらしい。子まりさたちは体を斜めに傾けて 疑問を表現している。 「にゃにいっちぇるの、にんげんしゃん?おかあしゃんいるきゃらだいじょぶだよ?」 「おいおい、よく見ろよ。」 親まりさを指差す。そこには、ケタケタと笑ってばかりの親まりさがいた。 「ゆきっ、ゆぎきっ、けけけけっ!?ゆ、まりっしゃ!まりっしゃ!」 「…おかあしゃん?」 「どうしちゃの!?」 「子まりさがほら、親にいっぱい針を刺せ!って言ってたろ?結局治らなかった んだよ。親まりさはどこか俺達の知らない世界に旅立ったまま、戻って来れない わけ。この子まりさがあんまりにも針を刺すせいでな。」 「…ゆ、ゆわぁぁぁ!?」 「お、おかあしゃん!おかあしゃん!!」 「まりしゃの、まりしゃのしぇいぢゃー!おかあしゃん、ごはんしゃんとっちぇこれにゃい んだよ!」 「ごはんさん、どうしゅるのー!まりしゃのしぇいだよ!!」 「うるしゃいよ!まりしゃをたしゅけないげしゅおねえしゃんはだまっちぇね! だまりゃないと、おにいしゃんにぷしゅぷしゅしちぇもらうよ!」 「「ゆゆゆぅ!?」」 あー、まだその言葉には反応するんだな。 「いや、安心しろ。お前達はもう自由だ。俺はもう何もしないよ。針も刺さない。 あとはお前達家族で話し合うなり、殺しあうなりしてくれ。」 「ゆぅぅ!?おにいしゃん、げしゅをしぇいしゃいしちぇくりぇるんじゃにゃいの!?」 「もうやらないよ。だから安心して姉妹喧嘩してくれたまえ。じゃあなー!」 俺は空き地を後にする。後ろから「しね」だの「せいさい」だの剣呑な言葉が聞こえてくる。 彼方の世界に旅立ってしまった親をかかえ、子まりさ達はこれからどうやって生きていく のだろう。しかも親は末っ子まりさのせいである。姉妹でバトルロワイヤルは必死。 などという心配は一切していなかった。俺は心地よい姉妹の罵り合いの響きに包まれ、 次の虐待構想を練りながら家路に着いた。 …あれ、なんで俺こんな短編書いてるんだろう。虐待鬼意山の口調がなんか変だし。 軽快な虐待を目標にしてみたものの、出来上がったのはお笑いを狙ったら 内輪ネタとかマニアックネタ満載になっちゃった、という良くある中二病的 駄文だし。 それにしても直接虐待は難しいですね。やはり『愚かさゆえに自分からドツボに はまっていく』さまを存分に楽しむ、間接虐待が性に合っているようです。 過去作品 ふたば系ゆっくりいじめ 111 効率化の道 ふたば系ゆっくりいじめ 147 陰口 ふたば系ゆっくりいじめ 177 人間の畑だと説得してみよう ふたば系ゆっくりいじめ 182 どすすぱーくをうつよ!
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ゆっくりにひたすら足焼きしてみた。 「ぷんぷん!おにいさん、はなしてね!」 腕の中でギャアギャア喚くれいむ。 喧しいな。俺だってさっさと離したいよ。 「れいむのおなかにはあかちゃんがいるんだよ!さっさとはなしてあまあまもってきてね!」 いつもおなじみの「あまあま持って来い」発言。 れいむの言うとおり、こいつの中には赤ん坊がいるらしいのだが、そんなことはどうでもいい。 いや、むしろ好都合かな? 「はーいれいむ少し黙ろうねー」 「ゆっ!?おにいさんなにをむがもがっ!!」 れいむの口を塞ぐ。 足焼き以外の虐待はしないと決めてあるがもしこいつが舐めたことを言ってきたらストレスマッハになって殺してしまいかねない。 俺の精神衛生のために黙っていてもらおう。 「さて、準備はOK・・・っと」 「むががむぐぐーっ!!」 さっそく台所まで移動し、コンロにMYフライパンを置く。 もうこれが見納めになるかと思うと、なんだか少し寂しい。 「・・・よし。スイッチ、ON!」 少しだけフライパンのために祈り、そしてつまみを限界までひねる。 火力全開。 噴き出す火焔。 昇る火柱。 相変わらずうちのコンロの火力はどこかおかしいと思う。 「むぅーっ!?むぅーっ!?」 目の前の火柱に流石にびびるれいむ。 いくら能天気な饅頭とはいえ、こんな光景は見たことが無いか。 ぶっちゃけなんで我が家が火事にならないのか少し不思議だ。 フライパンを飲み込んでる火柱の威力を抑えるため、つまみをひねってゆく。 みるみる火柱は小さくなり、常識的な一コンロの光景へと戻っていった。 「・・・・・・さて。そろそろ温まったかな」 あっという間に熱せられ、白い煙を上げているMYフライパン。 すぐにもお湯を沸かしたいときとかにさっきの全開火力は便利だったりする。 ついでにサラダ油を薄くひく。 最後の餞別だ。 「さぁれいむ、今からそのあんよ焼きまくろうな」 「むぅっ!?むががもがが!!」 なんか言いたそうなので塞いでいた手をどける。 面白い命乞いでもしてきたら助けてやろうかなぁ。 「やめてね!!れいむのかわいいあんよやかないでね!!れいむのおなかにはあかちゃんがいるんだよ!? そんなのかわいそうでしょう!?おにいさんがかってにあしでもなんでもやいててね!!」 無理。却下。NO。 やはり身の程知らずの饅頭の言うことなんてこんなものか。 もっと気の利いたこと言えば助かったのかもしれないのに。 れいむの頭頂部を掴む。 暴れだしても逃げられないように、しっかりと。 「ゆぁっ!?やべでね!!やべでねぇ!?」 じたばたともがくれいむ、 だが当然逃げられない、逃がさない。 フライパンの上にれいむを翳す。 熱気が手のほうまで伝わってくる。結構熱い。 手だけでこれなのだから全身が熱気に包まれているれいむの苦しみは如何ほどか。 「ゆ゛ああああああぁぁっ!!!あじゅいい!!!あじゅいいいよおおおおぉぉぉ!!!」 先ほどよりも強くじたんじたんと暴れるれいむ。 やはり逃げられない。 仮に逃げ出したとしてももうフライパンの上にいるのだからこのれいむの命運は決まっているようなものだ。 「れいむ、止めて欲しいか?」 「ゆ゛っ!?」 そんなれいむに声をかける。 助けてもらえるとでも思ったのだろうか、れいむは瞳を輝かせてこちらを見つめてきた。 「たっ、だずげでね!!れいむ゛あづいのはいやだよ!!」 「そうか、熱いのは嫌か」 「ぞうだよ!!おにいざんだっでごんなごどざれだらいやでじょう!?」 なんか説教めいたことを喚き始めるれいむ。 そりゃ俺だってこんなことされたら嫌だよ。嫌だけど、それでれいむの虐待を止めてやるかと言えば・・・ねぇ? 「ゆ゛っ!!ぞうだ!!れいむ゛をだずげでぐれだらおにいざんにがわいいれいむ゛のあがぢゃんみぜであげるよ!!」 「へぇ、"かわいいれいむ"の赤ちゃんねぇ?」 「がわいいれいむ゛のあがちゃんみだいでじょ!?だっだらさっさとだずげでね゛ぇ!!」 表面からぬらぬらと汗らしき粘液を分泌させながら懇願するれいむ。 おい、そんなにヌルヌルになると本当に落っことしちまうぞ。 「うーん、そうか・・・。赤ちゃんねぇ・・・・・・」 れいむをフライパンの上に翳しながら、考える・・・・・・ふり。 別にお前の小汚いクソガキなんて見たくねぇよ。 「なぁ、本当にれいむを助けたら赤ちゃんみせてもらえるのか?」 「ゆ゛っ!!ほんどだよ!!ほんどだがらはやぐたずけでねぇぇぇぇ!!!!」 「よーし解った。それじゃ、れいむ・・・・・・」 「ゆ゛ああああぁぁぁ!!はやぐ!!はやぐたずけでえええええええぇぇぇぇぇ!!!」 希望を込めた瞳で見つめてくるれいむ。 お前、一体誰のせいでこんな事になってるか忘れたのかよ。 「だが断る」 すげなくそう答え、れいむをフライパンに叩き込んだ。 「っっっっっっっっっっっっっっっぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」 大絶叫。 台所を揺るがすほどの音量が、バスケットボール大の饅頭から発せられる。 ちょっと喧しい。最初に口を縫うくらいは有りにすればよかった。 れいむが逃げ出さないよう、しっかりとフライパンに押し付ける。 ぐりぐりとれいむの頭頂部を押し、その度にジュウジュウ焼ける音を立てる底部。 「っっっっっっぎええええええええええええええええ!!!!ぎゅうううあああああああああああああああああああああ!!! でいぶのぉ!!!でいぶのあんよがぁああああああああああああぁぁぁああぁぁぁ!!!!」 少し体勢を変えさせ、念入りに底部の外側も焼いていく。 その度に魂の底から搾り出したような悲鳴を上げるれいむ。 まだまだ辛いのはこれからなのに、ずいぶんと元気なことだ。 きっかり一分。れいむを押し付けていた手を離す。 だがれいむは動かない。いや、動けない。 最早れいむの底部は真っ黒に焼け焦げており、動くことすらままならないのだ。 「おーいれいむー?離してあげたのにそこから動かないってのはどういうことかなー?」 「ゆぐっ!?で、でいぶのあんよがうごがないいいいいいいいいい!!!」 必死に逃げ出そうと身体をよじったり、縦に伸ばしたりするれいむ。 そんなことをしてもれいむの足は動かない。 完全にれいむの運動能力を奪ったことを証明していた。 「あーそうか。れいむ、きっとお前はそこから動きたくないんだな。そこ"温かい"もんなぁ」 「ぢ、ぢがっ!!おにいざん、でいぶをだずげでえええええええぇぇっぇぇっぇぇぇぇ!!!!!!!」 「いやいや解ってるよれいむ。お前が、そこから、動きたくないってことは」 解っていながらとぼけた振りをする。 俺の言葉にれいむはまたしても絶叫する。 「さて、れいむ。お前がそこから動きたくないってことはよっく解った。」 「ちがぁ・・・・・・でいぶをだずげ・・・・・・」 「じゃあそこから出たくなったらいつでも出ろよ。俺は止めないからな」 そう言いつつ椅子を運んできて、座る。 これから長丁場になりそうだ。一体何分、いや何時間かかるやら。 コイツが絶命するその瞬間まで、絶対に火を止めたりはしない。 「じゃあ、頑張れよれいむ。俺はここで見てるからな」 そうして俺とれいむの長い時間が始まった。 十分後。 特に何も変わりは無い。 今だれいむは元気(?)に鉄板焼きの真っ最中だ。 「おにいいいいいざあああああああああああん!!!!だずげでえええええええええええええええ!!!」 飽きもせずにれいむはこの十分間叫びっぱなしでいる。喉痛めたりしないのだろうか。 勿論この程度で辞めるつもりは無い。もっともっと、長い時間をかけてれいむを焼いていくつもりだ。 「なぁれいむ、今お腹の中にいる赤ちゃんどんな感じ?」 「ゆ゛ぅっ!?」 今の今まで忘れていたのだろう。 指摘されてようやく叫ぶのを止めるれいむ。 「ぞっ、ぞうだよ!!いまでいぶのおながにはあがぢゃんがいるんだよ!! おにいざん、ぞんなどころでゆっぐりじでないではやぐでいぶをだずけでね゛!!!!」 「やだよ面倒くさい。さっさと自分で出ればすむ話だろ」 子供をダシに使った命乞いもあっさり断る。 まだまだ結構元気だな。ちょっと火力弱すぎたか? 少しつまみをひねり、火力を上げる。 「ゆ゛っあ゛!!あじゅい!!!あじゅいよおおおおおおおおおおおおお!!!!!」 結構敏感に反応するれいむ。 足を焼かれても神経とかいろいろその辺は無事なのかな? もっともっと時間をかけなくては。 「あじゅいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!だずげでえええええええええええええええええええ!!!!」 れいむの叫びをよそに、冷静に観察を続けることにした。 三十分後。 「あじゅい・・・・・・あじゅいよぉぉぉぉ・・・・・・」 すこーしだけ元気がなくなってきた。 でもまだ大丈夫だな。 知っての通りゆっくりは自身の中身である餡子を大量に失わない限り死なない、とされている。 このれいむはただ足を焼かれているだけである。外に漏れ出る餡子があるはずが無い。 見ればれいむの足元から黒い煙が上がり始めていた。 相当足焼きをされている証だ。 「あじゅい・・・・・・あじゅいいいいいいいい・・・・・・」 さっきからうわごとのようにそれだけを繰り返している。 体温の上昇に伴って思考能力が奪われているのか。 見ればれいむの顔は茹だったタコのように真っ赤になっている。 三十分でようやく顔が赤くなるだけか。 これは本当に長くなるな。 やはりゆっくりとは生命力だけは高いナマモノなのだ。 「あじゅうううう・・・・・・あじゅい・・・・・・」 そういえばれいむの中にいる赤ゆっくりはどうなっているだろうか? 恐らくだがサウナのようになった母の胎内で、苦しみ悶えているのだろう。 母と同じくその程度では死にそうに無いが。 「あじゅ・・・・・・あがぢゃん・・・・・・」 まるで俺の考えを読んだかのように赤ん坊のことを口にするれいむ。 他饅のことを気にかけられるなら、まだまだ元気ってことだ。 最早視線すら確かでないれいむを観察し続けながら俺は思う。 まだまだ、これから。先は長い。 一時間後。 もうれいむに言葉は無い。 その意識はとうに消え去り、目を白目を・・・・・・いや、両目は既に白濁している。 ぽかんと口を開けたきり、れいむは何も喋らない。さっさと餡子でも吐けば楽だったろうに。 底部の炭化は更に進み、徐々に焼かれていないはずの部分まで昇り始めている。 まるでそれは、れいむの命を脅かす病か何かのように。 「・・・・・・・・・」 そろそろ終わりかな。 そう思った矢先、その変化は訪れた。 ごぼり。 まるで身体の中に泡でもぶち込まれたかのように、れいむは水音らしき音を立てて膨らむ。 否、これは・・・・・・膨張ではない。沸騰している。 とうとうその身体に蓄えた餡子の、その沸点を超えたのだ。 ごぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼ。 それが皮切りだったのか、れいむの身体は泡立つように膨らみ始める。 もはや饅頭の皮で作られた薬缶となったれいむ。 極限まで高められた体温のお陰で餡子は常に沸騰を続ける。 そして餡子と別れを告げて体中を巡りまわった水分の行き先はどこか。 決まっている。出口へと流れ、そこから漏れ出すのだ。 まさしく出『口』であるれいむの大きく開かれた口蓋から、それこそまるで魂か何かのように溢れる水蒸気。 口だけではない。白く濁ったその両目、その隙間からもまるで涙のように白い煙が吹き上がる。 おそらくこの水蒸気が抜け切ったとき、れいむもまた死ぬだろう。 いくらゆっくりとは言えど、体中の水分が無くなって生きているはずが無い。 ただれいむの水分が無くなるのはいつか。 もしかして今すぐか。 いや、十分程度では。 あるいは一時間後。 それよりも更に後かもしれない。 とにかく待とう。 考えても始まらない。どうせすぐに時間は過ぎ去り、答えは見つかるのだ。 れいむがいつ死ぬかなどどうでもいい。大切なのは、どのように死ぬかだ。 今沸騰する饅頭鍋と化しているれいむの中では、赤ゆっくりが地獄の苦しみに茹で上げれらていることだろう。 もしかしたら面白い、いや美味しいものが見れるかもしれない。 更に少しだけれいむの最期が楽しみになった。 さぁれいむ。 さっさと死んでくれ。 いや、もっと長く苦しんで死んでくれ。 どちらにせよ死んでくれ。 お前が死んだとき、お前を切り裂いて中身を調べ尽くしてやる。 お前の苦しみ、苦痛、恐怖を全て知ってやる。 お前が「赤ちゃん」と呼んでいた者がどうなっているか確認してやる。 楽しみだなぁ。 やはり虐待は楽しい。心が躍る。 沸騰し続けるれいむを前に、俺はそんな期待を抱いていた。 三時間後。 そこには炭の塊があった。 最早これがゆっくりだなどと思う者はいるのだろうか。 あれから一時間ほどで、れいむの水分はすべて出尽くした。 口から溢れていた水蒸気が止まった頃には、れいむの身体はまるでミイラのようにかさかさに乾燥していた。 それと同時に炭化も完全に進行した。 完全に水気の飛んだ饅頭皮は、あっという間に炭になっていき、れいむは目出度く炭饅頭へと変身したわけだ。 フライパンをひっくり返してみる。 落ちない。完全に焦げ付いている。 最期の大仕事をやり遂げてくれたフライパンに感謝する。 炭れいむを解体するべく、ナイフを差し込む。 かちりと硬いものに触れた音が響き、そこからバリバリと炭を砕いて内部へと埋没してゆくナイフ。 どうやら中の餡子は水分こそ出尽くしたものの、炭化はしなかったらしい。 それでもまるで干物のように硬くなった餡子を切り分けていき、炭れいむを切り開いてゆく。 今探すべきは炭れいむが言っていた「かわいいれいむのあかちゃん」。 どれほどかわいい姿になったのか楽しみにしながら炭れいむの中を探索してゆく。 やがてゆっくりの子宮とも言うべき場所まで到達し、そこを慎重に切り開いてゆく。 かろうじて面影を残す母の胎内で、それは転がっていた。 赤ゆっくり。赤いリボンが特徴的な、赤れいむだ。 母親が被った壊滅的な被害も、その子に及ぶことはなかったらしい。 炭化しているところなど一つも見受けられない。 だが、やはり結末は一緒ということか。 赤れいむは死んでいた。それも、とびきりの苦痛を顔に浮かべて。 真っ赤となったその肌からは、ここで何があったかを正確に物語ってくれた。 子を慈しみ、守るはずの母の子宮。 それがそのまま地獄の釜の底となったのだ。 塩釜ならぬ饅頭釜の中で、この赤れいむは丸茹でとも蒸し焼きともつかない地獄の業火を味わった。 母と同じく白く濁った両目と大きく開いた口からは、絶望と恐怖、そして苦しみがありありと伝わってくる。 生まれることも無く正に言葉どおり生涯一度きりもゆっくりせずにこの赤れいむは死んだ。 さぞや甘くなっているに違いない。 まだ熱を持っている炭れいむの子宮からひょいと赤れいむを摘み上げ、そのまま口の中へと運ぶ。 そして一噛み、口の中に溢れる味。 美味い。 胎児のゆっくりの甘酸っぱさに、極上の甘みと温かさが融合している。 餡子はまるでクリームのようにとろけ、水分をそのまま保ちながら死んだであろうことを示している。 皮はプリプリ。饅頭というよりまるでタピオカのよう。 これは良い発見をした。 胎児ゆっくりの親ゆ釜蒸し。 意外といいメニューかもしれない。 今回はこの通りフライパンを駄目にしてしまったが、わかっていればもっと向いた物を使っていた。 例えば、オーブンなどを使ってもっと早く仕上げるとか。 そうと解ればもっと実験しなければ。 最適の焼き時間は何か。温度はどれくらいか。道具は何にするか。 やはり足焼きをやってみて正解だった。 これをやらなければ、俺はこのメニューを見逃していただろう。 やはり虐待の道は一つに通じるのだ。 散々に使い古されてきた方法でも一つアプローチを変えればこのような結果を出す。 今だゆっくり虐待は修めつくせぬ未知のフロンティア。 満足感と充実感に支配されて俺はそんなことを思うのだった。 「おにいさーん、きょうはいいキャベツがはいったからロールキャベツにしようと・・・・・・ってなによこれ!!」 「げぇっ、ゆうか!」 「おにいさんまただいどころでいたずらして!あぶないからやめてってこのまえいったじゃない!」 「いや、違うんだよゆうか。俺は今日とても大切なゆっくり調理法を編み出したのであって決して遊び半分で ゆっくりをひたすら焼いてみたとかそのようなことは決して・・・・・・」 「いいわけむよう!おにいさん、ちょっとそこにすわりなさい!!」 結局また俺はゆうかに一時間説教を受ける羽目になった。正座で。 おわり ――――― 足焼きやってないなぁと思いこんな駄文を書いた書き溜めです。 最初は本当にただひたすら足焼きをし続けてれいむを炭にしようと思ったのですが 途中で赤ゆっくりの蒸し焼きが食べたくなったのでこんなオチになりました。 別にゆうかを登場させるつもりは無いのに結局最期には書いてしまう。 ゆうかが好きすぎて幻想郷に行きたくなった。 あとロールキャベツ食べたい。 このSSに感想をつける
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理科室にて 「皆さん見てくださいねー」 私はれいむ種とまりさ種が二匹づつ実ったゆっくり茎を翳して見せた。 ついで、左手で教卓上のビーカーを指す。 左右二列、都合六つの机に行儀よく座った生徒たちが、興味津々といった眼差しをまっ すぐに向けてくる──少しばかりこそばゆい。 「皆さんのテーブルには、このゆっくり茎と、ニコチン水が入ったビーカーがあります。 見ればわかるとおり、赤ゆっくりはまだゆ茎につながっています。ゆ茎というのは人間 でいう臍の緒にあたるので、この赤ゆたちはまだ生まれていないということになりますね。 当然この状態では、ゆっくりは見ることも話すこともできません。 ですが……見ていてくださいね」 左手でビーカーを握り、みなに見えるよう胸の高さまで持ち上げると、私は右手のゆっ くり茎の根元をビーカーに差し込んだ。ちょうど、活けたような格好になる。 と。 目を閉じたまま、幸せそうに微笑んでいた赤ゆっくりたちの表情が変わり始めた。 「が…ら……」 限界まで開いた口から、あふれんばかりに舌を突き出してあえぐ、一番根元の姉れいむ。 「……じ……じぇ……」 目をきつく閉じたまま、ボロボロと涙をこぼす次姉まりさ。 「ぃじゃ……ぃ……」 目を思い切り見開いたまま、何度も口を開閉する妹れいむ。 「ぉ……きゃ……しゃ……」 顎の下の排泄管から、なにやら水分を漏らし始める、一番先っぽの末妹まりさ。 そのすべてが一様に震え出し、やがて震えは明らかな痙攣へと変じていく。同時に茎が 緩やかに曲がり始めた。私は慌てて茎を押さえながら、生徒たちに向けて解説の弁を述べた。 「はい。本来口を利けないはずの赤ゆっくりがしゃべり始めてしまっていますね。 これはゆっくりの生態から見て異常なことです。 ゆ茎を通じて赤ゆたちがニコチンを摂取してしまった結果、赤ゆたちの体の機能がおかしく なってしまっているのですね。 このことから、妊娠中の生き物がニコチンを摂取した場合、母体のみならず子供にまで悪影響 が出ているということがわかってもらえると思います」 私が解説を続ける間にもれいむたちの痙攣は激しくなる一方で、さながら逆さのメトロノーム。 やがて、赤ゆたちとゆ茎を繋ぐ紐帯が、小さく音を立てて千切れた。 赤ゆたちは、つぎつぎに新聞の敷かれた教卓の上に転落していく。誕生……いや、むしろこれ は流産だろう。 赤ゆたちは転落の痛みとニコチン毒に依る苦悶に、びくびくと小さく体を痙攣させた。本来なら、 この後「いちゃい……」などと泣きながら、それでもどうにか親の目前に向き直り、「ゆっくち しちぇいっちぇにぇ!」と元気にゆっくりならではの挨拶を叫ぶのだろう。 だが、転落の衝撃は、決定的なまでに赤ゆたちの体内を攪拌してしまっている。毒と餡とが、 致命的なほどに交じり合い、おそらくはすでに中枢餡を── 「「ぎゅぃゅぶッ」」 最初の断末魔は同時だった。 姉れいむと末妹まりさが、怪鳥のような悲鳴をあげながら、私の肩の高さにまで跳ね上がった。 すっげぇ、と最前列の男子生徒が呻く。 高さにしておおよそ50センチ。それは赤ゆにはあり得ない跳躍。 だが、有り得るからには道理が有る。ニコチン毒に犯されたあんよの筋餡が、赤ゆにとって致命的 なレベルの痙攣が発生し、それが偶然跳躍の作用を引き起こしただけのこと。 そして私には見えていた。空中の赤ゆたちは、すでに饅頭の形を保っていない。 眦から眼球を、尻から口から餡子を止め処もなくひり出しながら、ツイストドーナツのように体 をねじりながら、餡子もろともに落ちていく。新聞の上に転がった、彼女たちの厚みのないかさかさ の死体は既にして黒ずみ、アマガエルのミイラじみた有様を、私の目前に晒している。 私はまたも解説を述べた。 「ニコチンの毒は、神経を流れる電気の流れをおかしくしてしまうのですね。重症になると、このよ うに頭がおかしくなって、全身の筋肉が痙攣してしまいます。軽い症状でも、油断はできません。 残った二匹のほうは飛び上がりませんでしたが、さてどうなっているでしょうか」 そして私は視線を残る二匹、次姉まりさと妹れいむに向ける。 れいむのほうは既に絶命していた。あんよの餡筋が妙な角度に痙攣してしまい、そのままあんよが 張り裂けてしまったのだ。もはや傷口からぶりぶりと餡子をひりだすだけの、痙攣するニコチン饅頭 と化してしまっている。 だが、次姉まりさのほうはエレエレと餡子を吐き出すだけで、どうにか命を保っていた。頑健で知 られるまりさ種だからこそだろう。これなら残りの実験にも耐え切ってくれるはずだ。 このまま絶命されても困るので、私は事前に用意しておいたオレンジジュース入りのピペットを摘み 上げ、先端をまりさの餡子にまみれた口に突っ込むと、ゴム柄を完全に摘まみ潰した。 びくりとまりさが一瞬ふくらみ、再び元のサイズにもどる。 失神こそしているが、おそらくこれで大丈夫だろう。 まりさの嘔吐がとまったことを確認した後、私は薄い透明なアクリル板を手に取った。 教卓の上に斜に当て、新聞紙の上にあるモノすべてをこそぎ取るように動かていく。餡子やリボン、 帽子がごちゃ混ぜになりながら、アクリル板の端に盛り上がった。唯一の生き残りである次姉まりさだ けは、潰さないよう慎重につまみ上げ、板の中央に乗せてやる。 ついで、教卓脇のリモコンのスイッチを押した。天井に設けられた円筒形のユニットから、するすると 黒板前に白い映写用スクリーンが降りてくる。 私はゆ茎の入ったビーカーを右手に、アクリル板を左手に持ったまま教段から降り、理科室の中央に しつらえられている、オーバーヘッドプロジェクタの脇まで移動した。 ひそひそ話をする女子生徒を一瞥して黙らせると、プロジェクタの投光レンズの上にまりさと餡子の 乗ったアクリル板とビーカーを載せる。 電源を入れた。レンズが強烈な光を発し、レンズ上のモノすべての影をスクリーンに投影した。 スクリーン中央、垂直に黒く太い餡子の線が走る。 線の左には液体をたたえたビーカーの影、線をはさんで反対側には小さな円──まりさの影だ。 「はい、影だけでわかりにくいと思いますが、真ん中の線が餡子で右の丸い半透明の影がビーカー、 右端の小さな丸がまりさのですね。生き残ったのはこの子だけでした。 このことだけでもニコチンが体に悪いものであるということがわかると思います。 ですが……」 私はまりさの帽子をつついた。失神していたまりさが目を覚ます。 「……あじゅい……」 眠りから覚めるなり、アクリル板の上で体を振るまりさ。なにやら表情がへたっているが、同時に目が左右 に泳いでいる。おそらく、本能的に両親や姉妹を探しているのだろう。 「おきゃぁしゃん……いみょうとたち……どこにゃの……。 まりしゃ、あちゅいよ……あちゅいよぅ……」 何処なの、何処なの、暑い、暑いと呻きながら、まりさは高熱を発するレンズの上を這い回っている。サハラ 砂漠のど真ん中に裸で放り出されれば、似たような気分になるだろうか。 やがて耐えがたくなったのだろう、まりさはアクリル板の端に山盛りになった姉妹たちの餡子の上に上った。 スクリーン中央の餡子の線の中央が、まりさの影でまるく節くれだったように見える。 「ゆ……こにょくろいにょ……あみゃあみゃしゃん?」 餡子のことに気づいたようだ。 レンズの上に視線を落とすと、逆光の中何度も餡子をぱくつくまりさの姿を見ることが出来た。それこそ、 夢中でむさぼっているのだ。 まりさの丸い影が消しゴムのように、餡子の影を穿ち削って消してゆく。 赤ゆにしては、やはり異常な食欲だった。 「むーちゃ、むーちゃ……しあ……むーちゃ…… あみゃいのに……むーちゃ……しあわしぇにゃにょに……」 生まれて初めて幸せそうな笑みを浮かべていたまりさの顔が次第に曇り、やがてためらいもなくぼろぼろと 涙をこぼし始める。それでもなお、口は食事をとめようとしないのだ。自分で自分を御せぬまま、まりさは 必死に泣き叫ぶ。 「どぉちておくちしゃん……むーちゃ、むーちゃ…… もう、おにゃか……むーちゃ……たしゅけて…… むーちゃ、むーちゃ……ゅわぁ……あ……」 餡子の線はすでに半分以上が消え去っている。ちょうど赤ゆっくり1・5匹ぶんをまりさは平らげた計算に なり、実際皮もだいぶ薄くなって、内側の餡子が透けて見えてきている。 捨て置けば破裂するだろう。その前に、わたしはまりさを摘み上げた。おしょらをとんでるみちゃい、と 赤まりさが叫ぶ。だが、赤ゆであるがゆえにその声音は小さく、生徒たちには届かない。 私は四方を一瞥すると、赤まりさを掲げて生徒たちに示して見せた。 「はい。皆さんにももうわかっていると思いますが、餡子にはニコチンが含まれていましたね。哀れ、赤まりさ はすっかりニコチン依存症になってしまいました。依存症になってしまうと、体に悪いものであるにもかかわらず、 その薬物がほしくてほしくてたまらなくなるのですね。だからまりさはおなかが破れそうになっているのに、 次から次へとニコチン入りの餡子を食べてしまったわけです。 では、最後に──」 私は、掲げたまりさを再び胸元までおろした。 まりさと視線が合う。 体をひねって小首をかしげたまりさは、なにかとても不思議なものでも見ているかのような表情を浮かべていた。 誰なんだろうこの人間さん? なんて、そんなことでも考えているのだろうか。 私はまりさから指を離す。 まりさは不思議そうな表情のまま、ビーカーの中に落ちていく。 小さな小さな水音が響く。 水面が一瞬震え。やがて音立てて波うち、まるで生きてでもいるかのように飛沫を上げる。 「ぴぎ 。」 それは小さな断末魔。 けれど、うわ、という女子生徒のうめきにいともたやすくかき消され、その呻き声もついで沸き起こったどよめき によってかき消される。 「赤ゆっくりをニコチン水に落とした場合───」 半透明のビーカーの影の中、まりさの丸い影を囲んで、いくつもの餡塊が踊っていた。 さながら夜店の金魚すくい。 ポイから逃げる和金のように、餡塊は四方八方に散ってゆく。 散りながらに、溶けてゆく。 「───ニコチンの作用により、赤ゆっくりの薄い皮は、一秒ほどで溶けてしまいます。 皮の内側の餡子、筋餡ですとか内臓餡は皮という支えを失って、水中で分解してしまいます。基本的にゆっくりの 餡子は万能細胞ですから、餡子がたとえば肝臓ですとか筋肉ですとかの形を取っているさまを目にすることはなかなか できません。この、ビーカーの中の塊ですね、長く細いのが腸ですね、細いレンズ上の影が筋肉で── ああ、もう見えませんね。溶けてしまいました。 さて、それではここからは皆さんで実験してみてください。先生は一時席をはずしますが、まじめにやるようにして くださいね。 茎は一人一本、ビーカーは一人ひとつです。オレンジジュースは一テーブルに一缶づつですから、勝手に飲んだり しないように・・・・・・」 生徒たちに解説と指示と注意の言葉を発しながら、私はふとスクリーンに視線を投げた。 光の中、ビーカーの半透明の影が少しだけその黒味を増している。 その真ん中に、くっきりと黒い顔があった。苦痛で奇怪によじれた目と口が、白く白く影の中に浮き出している。 だが、それも、秒を経るごとに茫漠としたものになり、そしてついにはニコチン液のなかに溶け去った。 あと10分ほど残ってくれればよかったのにと内心思いながら、私はプロジェクターの電源を落とし、ビーカーだけを 手に取った。 そのまま理科室の一番後ろにある腰ほどの高さの用具棚に歩み寄る。 上に置いたままにしておいたダンボールを小脇に抱えると、まじめに実験するようにとだけ言い残して、私は 理科室を後にする。 『元気』と未熟な筆跡で記された半紙が並ぶ廊下を歩き、突き当りのドアを開けて入った。 そこは小さなベランダになっており、周りが木々に囲まれているため、生徒や同僚の教師に見咎められる心配がない。 私はドアを閉めてもたれかかると、床にダンボールを置いた。 胸ポケットから緑色のパッケージを取り出した。銀紙を破り、端を指で何度か叩く。 せりあがってきた紙巻を直接唇でくわえ込むと、ジッポライターで火をつける。口から深く煙を吸い込むと、 メンソールとタールが交じり合った複雑な辛さと旨さが舌の上に広がった。 頭に広がる貧血感を楽しむと、私は持参したビーカーにタバコを吹き捨てる。 そしてしゃがみこみ、ゆっくりとダンボールの蓋を開けた。 「ごくろうさまでした」 声をかける。 箱の中には、バレーボールほどのまりさが居た。 今日の実験赤ゆを提供してくれたのがこのゆっくりだ。 「……ッ!………っ………ッ!」 泣き腫らした目で私を恨めしそうに睨み上げながら、ばくばくと何度も口を開閉している。昨晩、私が素手で咽喉から 声帯を削ぎ取ったので、どれほど腹を絞ろうが声は出せないのだ。 もっともゆっくりは表情豊かに話す生き物だから、コツさえ掴めば唇を読んで会話するのは容易い。 「ゆっくり殺し?ちびちゃんを返せ?いえ、死んでます。もう無理です。 棚の上から全部見たでしょう?あきらめてください。 実際、あなたにとって悪い話ではないと思ったんです。 自然の中なら簡単に死んでしまう赤ゆなんて、どれほど死んでも困らない。 わたしは貴方のおかげで実験動物の準備費を着服できて幸せだし、あなた自身も食事や伴侶にいろいろと困らない。 大体、あまあまがほしいといったのは貴方でしょう?だから私は差し上げた。 そしてその代償をいただいた。ただそれだけのことでしょうに」 「───ッ!────ッ!!」 音の亡い声でまりさは叫ぶ。 子供あげるなんていってないよ、あまあまだっていらなかったよ! ちびちゃんたちを返してね!おうちを返してね!れいむを返してね!お声を返してね! 返してね!返してね!返して!返して! だが、そんなことは私にとってどうだっていいことだ。重要なのは金と仕事で、ほかのすべては二の次だ。私はまりさに 微笑むと、バクバクと開閉し続けるまりさの口に、ビーカーの中身を注ぎ込む。 一瞬、まりさは驚愕に目を見開いた。 そのまま苦悶の形相で何度も激しく咳き込み、ダンボールの中に盛大に吐き出しながら、瘧にかかったかのようにぶるぶる と震え上がる。いくら成体とはいえ吸殻入りのニコチン水は、やはり相当にキクらしい。すでに肌の色は青ざめ、冷や汗さえ かいている。下手をすれば、このまま絶命するだろう。 そうなったところで、代わりを用意すれば良いだけの話だが。 びくびくと痙攣しながらなお、まりさは再び私を睨んだ。 瞳には恨みだけではなく、明らかに悲しみの色がある。当然だろう。まりさはビーカーに溶けたモノが何であるか、その目 で確かめて知っている。 その唇が、小さく何かをつぶやいた。 まりさたちはなんにもしてないのに。 どうしてあんな事したの。 どうして、どおしてちびちゃん達に、あんな酷いことしたの……。 ゆっくりらしい語彙の無さ。 馬鹿でもわかるようなその問いに、私はゆっくりと微笑んだ。 どんな馬鹿にも教えるのが、教師というものの仕事だろう。 「そんなこと、決まっているじゃありませんか。 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 子供たちの健康な未来のためですよ」 私はけらけらと高く笑う。 わがらないよと呟いて、まりさが小さくうなだれた。 おしまい。 gdgdな人の書いたもの。 ゆっくりいじめ系2053 まりさがなにかにむしゃぶりつく話 ゆっくりいじめ系2692 ありすはゆっくり生まれたい ゆっくりいじめ系2700 足焼きれいむの受難 ゆっくりいじめ系2736 れいむはおそとにでてみたい1~3 このSSに感想をつける
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れいむ、俺の為に赤ちゃん産んでくれ 中 37KB 虐待-凄惨 理不尽 妊娠 赤子・子供 透明な箱 虐待人間 「餡子ンペ09」 善良ゆっくり虐待 「ふたば系ゆっくりいじめ 640 れいむ、俺の為に赤ちゃん産んでくれ 前」からの続きです ========== れいむ、5回目の妊娠 「おっ、順調に育ってるね~、みんなゆっくり早く生まれてきてね!」 仕事から帰ってくると、れいむの額から伸びた茎に、そこに生えた七つの実ゆっくりに話しかける。 まだ髪や飾りが生えてきていない状態なので、種族はわからない。 判別つくようになるのは、明日の日中だろう。 れいむは、今回から妊娠方法を数を産める植物型に切り替えていた。 意識的にか、無意識にかはわからないが、いい判断と言えよう。 ゆっくりの交配において、産まれてくる子供の種族は必ず両親いずれかと同じ種族になる。 記憶などは祖父母以前の代まで遡って継承する事もあるが、種族を決定する遺伝餡までは隔世で発現しない。 え? チェンジリング? 何それおいしいの? まあ、ポンデちゃんのお友達? 上がって待っててね。すぐ帰ってくると思うから。 スタンダードなれいむとまりさの組み合わせで交配を行った場合、それぞれの種族の子供が生まれる確率は、ほぼ五分五分。 片親が他の基本種や希少種だった場合、その確立は変わってくるが、まあその話はどうでもいいだろう。 という訳で、まり×れいで交配を行った場合であれば、7匹全部がれいむ種になる確率は(1/2)^7=1/128。 ご都合主義に支配された世界でも無い限り、そうそう起こる出来事ではない。 しかし、コトはかわいい赤ゆちゃん達の命に関わる。 微力ながら、赤まりさが生まれる確率を上げる手助けをしようではないか。 ……… 「フンフフフ~ン♪ おお、このまりさちゃんかわいいねぇ!」 「ゆ…おにいさん…なにしてるの…?」 水槽の横で雑誌を切り抜いている俺に、れいむが不思議そうに聞いてくる。 「んー? これはね~…お! この子もか~わいいなぁ~!」 チョキチョキ 切り抜いてるのは、ゆっくり愛好家向けの雑誌。 読者によるゆっくり写真投稿ページから、とびきりかわいい子ゆっくり・赤ゆっくりの写真を選り抜いているのだ。 選んだのは、全てまりさ種。 「お兄さん、れいむがまりさちゃんを産めるようにお手伝いしようと思ってね!」 写真を水槽の外側、中のゆっくりから見える向きにセロテープで貼り付けながら、れいむに答える。 フカフカクッションの上で姉妹ですりすりをしている赤まりさちゃん カメラに向けてウインクをしている見返り姿の子まりさちゃん ちょっと涙目になりながら、洗面器の中でお帽子で浮く練習をしている子まりさちゃん ああ…飼い主さん、この子達捨てないかなぁ…俺すぐ拾いに行くのにぃ… 「どーだい!? みんなかわいいまりさちゃんだよねぇ! こうやってゆっくりしたまりさちゃんの姿をたくさん見れば、れいむの赤ちゃんもまりさちゃんになるかもしれないよ?」 「ゆゆっ?! そうなの!?」 そんな話は聞いたことないけどね! でも、胎教みたいな感じで案外そんな効果もあるかもしれないし…ま、病は気からというヤツだ。 「れいむ、アレも水槽に入れてあげようか?」 俺が指差したのは、いつも水槽から少し離れたところに置いてある透明な箱。 「ゆっ? い、いやだよ! あのまりさはゆっくりできないよ!」 「ゆっくりできないとはひどいな~、いつもすっきりーしている仲じゃないか。それに頭の赤ちゃん達のおとうさんだよ?」 「おにいさんがむりやりすっきりーさせたんでしょおぉ! あんなゆっくりしてないまりさをみてたら、またあかちゃんのまりさがうまれなくなっちゃうよ!」 随分な嫌われようだ。 まあ、無理もないか。さっきからずっと透明な箱の中でこっちを睨みつけて暴れてるからな。 あんなの見てたら、かわいいまりさちゃん写真集の神通力も薄れてしまうというものだ。 ……… 「まりしゃはゆっくちできりゅね!」 「おきゃあしゃん! いもうちょのまりしゃ、たくしゃんうんでにぇ!」 「ゆっ! おちびちゃん! こんどこそだいじょうぶだよ! おかあさん、じしんあるよ!」 「ゆわーい! おうちにかえれりゅのじぇー♪」 水槽に貼られた写真を眺めながら、既に勝利を確信したか和気藹々と笑い合う母れいむと赤まりさ達。 一方、赤れいむ達はどこか複雑そうな表情を浮かべていた。 「おきゃあしゃん! れいみゅも! れいみゅもゆっくちしちぇるよ!」 「ゆふふ! そうだね! おちびちゃん! おうちかえってみんなでゆっくりしようね! ゆゆ~ん♪」 「ゆ……」 一匹の赤れいむが構ってほしげに母れいむに話しかける。 だが、浮かれている母れいむは答えはするものの、視線はすぐに写真の方に戻ってしまった。 「ゆー…おにいしゃん! れいみゅは!? れいみゅのしゃちんもはっちぇね!」 「いや、れいむちゃんの写真は貼れないよ。また赤ちゃんが全員れいむちゃんだったらどうするの? そしたられいみゅちゃん達、ゆっくりできなくなっちゃうでしょ?」 「ゆぅ……」「れいみゅはゆっくちできりゅ ゆっくちなにょに………」 疎外感を感じ、しょんぼりする赤れいむ達。 大丈夫! お兄さんはれいむちゃんもまりさちゃんもどっちも大好きだからねえぇぇ! そして、日付は変わり翌日 仕事から帰った俺は、早速れいむの茎に実った赤ゆをチェックした。 「れいむちゃん、れいむちゃん、…(中略)…れいむちゃんに~………れいむちゃん!」 結果は7匹全部、とってもかわいいれいむちゃん! 穏やかな笑顔で「ゆぅ…ゆぅ…」と寝息を立てている。 まだプチトマト大だが、出産促進剤が効いているのでもう生れ落ちる頃合だ。 「お、おかしいよぉ…! こんなのへんだよぉ…!?」 ずっと呆然と頭上の赤ゆを見つめているだけだった母れいむが、ようやく口を開いた。 そんなれいむを諫める。 「こら、れいむ。自分の赤ちゃんの事、変だなんて言っちゃだめだよ。こんなにゆっくりとした赤ちゃんじゃないか?」 「ち、ちがうよおぉ…! そうじゃなくてぇ…! どおしてあかちゃんこんなにいるのに、みんなれいむとおなじれいむなのぉ…?!」 「いや、そんな事言われても、産んだのれいむだし」 「ゆえっ…ゆええぇ…! おきゃあしゃーん! どうちてまりしゃを うんでくれにゃいのー?!」 「ゆっぐ…まりしゃたち…おにいしゃんに いたいいたいされぢゃうぅ…まりしゃやぢゃよぉぉ……!」 「れいみゅのいもうちょがちんじゃうよぉ! ゆああぁん!!」 今朝までは、今度こそお家に帰れると楽しそうにしていた一家が一転して恐怖に包まれ泣き喚く。 そんな家族達の声が聞こえたか、或いは、母れいむの恐怖が茎を通して伝わったか、 それまで穏やかな寝顔を浮かべていた新生赤ゆ達の表情も不安げになってくる。 「さーて、れいむちゃんしか生まれなかったことだし! お兄さんも心を鬼して処刑タイムにしっましょっかね~♪」 「ゆっ?! お、おにいさん、まってね! これはなにかのまちがい…な、なにするのぉぉ?!」 お楽しみ開始の宣言をした俺は、ゴトゴトと準備しておいた小道具を引っ張り出す。 水槽から取り出した母れいむを、れいむの直径と同じぐらいの板の上に乗せ、ビニール紐で縛り付ける。 これで跳ねる事も這う事もできない。 「やめてね! やめてね! れいむにひどいことしないでね!」 「「「おきゃあしゃんにひぢょいことちないでえぇ!」」」 「大丈夫、大丈夫。ちょっと大人しくしててもらうだけだから」 動けなくなったれいむを再び水槽に戻し、ここからが本番。 茎の真下を中心に、地面の上に落ちてくる赤ゆを受け止めるためのクッションを並べる。 「お、おおお、おにいざあぁん?! なにおいでるのおぉ!?」 「これは剣山って言うんだよ。とってもとかいはなクッションでしょ?」 「やめでよおぉぉ!! あがぢゃん ぢんじゃうでじょおぉぉ?! それどかしでえぇぇ!?」 「いや、殺すためにやってるんだし」 いや増した恐怖が伝わったか、茎に実った赤ゆ達の表情が更に不安の色を濃くする。 無理もない。これから何が起こるかわからない未知のゆん生。 先の見えない未来に不安を抱くのは、人間もゆっくりも同じではないだろうか? というわけで、その不安を払拭するために、ゆん生の先輩であるお姉ちゃんにこれからのゆん生を語ってもらうことにしよう。 「えーと、今日殺しちゃうお姉ちゃんは……ニ連続れいみゅちゃんだったから…れいみゅちゃんでいいか」 「ゆひ…ゆひいぃぃ……れいみゅ…ちにたくにゃい……こっちこにゃいでえぇぇ……」 角形の剣山を何枚か敷き詰め終えた後、 水槽の中で腰餡を抜かして動けなくなっている赤れいむを摘み上げ、茎と同じ高さから剣山の上に落とす。 ひゅ~ プスプスプスプスプスプスプスプス 「ぴんぎゃああぁぁぁああぁあぁぁあっっ!?!?」 何本もの針があんよに突き刺さる。 体重の軽い赤ゆであるが、ある程度落下距離があったので、饅頭皮に深く突き刺さった。 針先は中の餡子まで到達しているだろう。 「ぴぎっ! ぴぎいいぃっ! いちゃいっ! やめっ、とげとげしゃんやめちぇっ! いちゃいっ! ゆきいぃぃ!」 赤れいむはなんとか針を抜こうと身を捩るが、 足場のない針山の上、あんよに針が刺さった状態では、思うようには動けない。 お尻を持ち上げてはあごに食い込む針に泣き、あごを持ち上げてはお尻に食い込む針に叫びをあげる。 そんな堂々巡りを繰り返す内に、針はますます深く赤れいむの餡子に食い込んで行く。 「ぴいぃっ! いちゃいよぉ! とげとげしゃあんっ! ぴきっ! れいみゅにちくちくちないでえぇ!」 「「「「「「「……!? ……!?」」」」」」」 下で待つ姉赤れいむの呼び声に、まだ目の開いていない妹の赤ゆ達も素敵な未来を予感したか、ブルブルと震え出す。 その震動で茎が揺れる事で、赤ゆ達が生まれ落ちるのが早まる。 (ゆ? ゆっくちうまれりゅよ!) ひゅ~ プスプスプス 「ぴゅきいいぃぃっ?!」 (ゆゆっ?! きょわいよぉぉ!) ひゅ~ プスプスプス 「ゆぴいいぃぃっ!!」 (れいみゅまだうまれちゃくないぃぃ!) ひゅ~ プスプスプス 「いぢゃああぁいっ!!」 悲鳴で最初のご挨拶をする妹赤ゆ達。 その声に、まだ茎に残っている赤ゆ達は下で何か恐ろしい事が待ち受けている事を確信する。 「「「「……!!」」」」 茎から落ちまいと、茎に繋がった頭頂部に力を込めているのか、眉間に皺を寄せて何かを踏ん張っている。 だが、恐怖から来る震えは止まらず、次々に茎から切り離されて、悲鳴を上げる。 中にはパニックに陥りバタバタと暴れ出し余計に落下を早める者もいた。 「ぴいぃっ! ゆぴいぃっ!」「あんよいちゃいよおぉぉ!」「ゆっきちできにゃいぃ!!」 「おきゃーしゃあん!」「たちけちぇよおぉ! ぴきぃっ!!」 無事生まれ落ちた7匹の赤ゆ。 姉よりも軽いプチトマト大のため、針はあまり深くは刺さっていない。 そのため、身動きを取ることはできるのだが、動いた先もまた針のむしろ。 一歩這って悲鳴を上げて身をのけぞらせ、バランスを崩してコロンと転がってはまた悲鳴を上げる。 泣き叫び、じたじたと体を曲げて蠢き踊る7匹の赤ゆちゃん達の姿は、まるで楽しいお遊戯会。 よじよじ じたじた ころりん ぴこぴこ 「わ~赤ゆちゃん達かわいいなあ! みんなダンスがお上手だよ~!」 俺も手拍子のリズムで応援するが、みんなめいめいまちまちに動くのでリズムの取りようがない。 しかし、この自由奔放さこそが赤ゆちゃんのダンスの魅力だ。 「おにいさぁん…! もう…もう…やめてよぉぉ! あかちゃんがいたがってるよぉぉっ!?」 親御さんはこの線から出ないでくださーい。 でもヒートアップする親の気持ちもわかる。 今まさに赤ゆちゃん達がかわいいソロパートを披露してくれている真っ最中なのだから。 「いぢゃいいぢゃいいぢゃぁいっ! とっちぇええ! これとっちぇええぇ!」 転がる内に頭から針に突き刺さり、逆さまになった状態であんよを虚しくグネグネ動かす赤れいむ。 「ちくちくいちゃいよぉ! やめちぇえぇ…ゆぎゃああぁあっ! にぇいみゅのきゃわいいおべべぎゃああぁぁ!!」 前のめりに倒れて両目にサックリとサミングをくらう赤れいむ。 「おねいぢゃあぁあん!」 「やべぢぇええぇ! のっきゃらないぢえぇ! ぎゅぎゃああぁあぁっ!!」 唯一の安全地帯、動けない姉赤ゆに辿り着き、その上によじ昇ろうとする赤れいむ。 妹の分だけ重量が増した姉は、更に餡子深くに針が突き刺さり絶叫する。 半狂乱で振り回したもみあげが妹赤ゆの目に入り、のけぞった妹赤ゆは再び針山に転がり落ちる。 「いちゃいぃ…ゆーちょ…! ぴぎっ!? …ゆ、ゆーちょ…! ゆぴいぃっ!」 次々と刺さる針の痛みに泣きながらも、針山の端に向かって着実に這い進む赤れいむ。 無論、そんなにあっさり逃げられる程ゆん生甘くはない。 「ゆ…もーちょっとりゃよ……ゆーちょ… …?! ぴっ?! ゆびぎいいぃいいぃっ!?!?」 剣山クッションの外周近くの針には、ベットリとタバスコを塗りつけてある。 傷口から染み込む辛み成分に、赤れいむは狂ったように針のむしろを転げ回り、更に傷を増やしてはまた転げ回る。 そして、口からタバスコ付きの針山にダイブ、タバスコ味の針に舌を縫い付けられて動きを止めた。 「ゆぎっ…! かりゃっ…!? こりぇ…! どくっ…! ゆぴいぃ…! にゅいちぇっ…! にゅいちぇぇ……!」 数分後 「いちゃ…いよ……」「ゆひっ…ゆひっ…」「ゆ゛…ゆ゛…」 流石に踊り疲れたか、もう一歩も動けなくなった赤ゆ達が、剣山の上に横たわる。 垂れ流した涙とちーちー、傷口から零れた餡子が剣山の土台をたっぷりと汚していた。 「ふふふ! 赤ゆちゃん達ぃ! とってもかわいいダンスだったよぉ! それじゃお昼寝の時間にしようねえぇ!」 俺の声に、背中が針山に刺さって動けなくなっていた赤ゆがこちらに目を向け、その視線が俺の手の上の物に吸い寄せられる。 「ゆ…? ……!? や…やぢゃやぢゃやぢゃあぁっ!!! ゆんやああぁぁっ!!」 「ゆっくりおやすみ…れいみゅちゃああん……ふふ…うふふふ……ゆふふふふ……!」 剣山のベッドで眠る赤ゆちゃん達の上に、ゴトッ、ゴトッと、そっと剣山のお布団を被せてあげた。 [残り赤ゆ] まりさ×4 れいむ×1 ========== れいむ、6回目の妊娠 今日は仕事の都合で帰りが遅くなってしまった。 茎に実っていた赤ゆ達も、もう生まれ落ちている頃だろう。 果たして今日こそは無事赤まりさが生まれてくれただろうか… 「ゆ、ゆっ! お、おにいさん! うまれたよ! あかちゃんのまりさがうまれたよ!」 虐待部屋に入るなりれいむの方から声をかけてきた。 へー産まれたんだー、どれどれ。 水槽の中には、プチトマト大の新生赤ゆが5匹。 見ると確かに、一匹だけ黒いお帽子を被った子が交じっている。 「わー! ほんとだ! とってもかわいいれ…赤ゆちゃんだね!」 「ゆ? ゆっくちちちぇいっちぇね!」 かわいいと褒められた赤ゆちゃんが、ブカブカお帽子の下で左右のもみあげを元気よくピコピコ動かしながら、俺に挨拶をする。 「はいはい、ゆっくりしていってね!」 「ね? ね!? ちゃんとあかちゃんのまりさでしょ!? だ、だかられいむたちをおうちにかえしてね!」 「うん! 勿論だよ! 約束通りお家に帰らせてあげようね!」 「あ、ありがとう! おにいさん! で、で、いつかえらせてくれるの?」 ダラダラと全身に汗を浮かべている母れいむを水槽から出し、透明な箱に移す。 続いて赤ゆ姉妹も。 箱に移された母れいむと姉の赤ゆ達が、チラチラと水槽の方に目をやる。 「ゆっ? ゆっ?! ちょ、ちょっとまっておにいさん!? い、いまかえるの?!」 「あっれー? お姉ちゃん達どうしたの? お家に帰れるよ? 嬉しくないの?」 「「「「ゆぴゃああぁあっ?!」」」」 れいむの言葉を無視し、やたらビクビクとしている姉の赤ゆ達に声をかけると、素っ頓狂な声を上げて飛び上がった。 何をそんなに怯えてるんだろうね! ふふふ…! 「ああ…そっか…妹やお姉ちゃん達…ゆっくりできなくなっちゃったもんね…みんなゆっくりできないよね… そうだ! お土産に食べ切れないぐらいのあまあまさんをあげようね! だからみんなでゆっくりしてね!」 「ゆ…ゆわーい! あ、あかちゃんたち! よ、よかったね! ね?!」 「「「「ゆわあぁぁ! あみゃあみゃしゃん!!」」」」 れいむがどうやら笑顔のつもりらしい歪な表情で目を泳がせながら大喜びする。 妹の赤ゆ達も笑顔で大喜びをしているが、お姉ちゃんの赤ゆ達はまだ水槽にご執心のままで気もそぞろだ。 俺も水槽にチラチラと視線を送ってみると、れいむが更に全身から汗を垂れ流す。 「あ、あ、あ、あの、おにいざん! きょ、きょうは、もうよるざんだから、れいぶだぢおうぢかえるのはあじだに…」 「じゃあみんなお家に帰ろうねえ! ゆっくりできるあまあまさんも一杯あげるからねえ! みんなで仲良くゆっくりと暮らしてねえ! それじゃあね! さようならああぁぁ!」 れいむの声を遮るように、俺が大声を張り上げる。すると 「ゆやああぁあっ! まりちゃをおいちぇかないでえぇぇ!? どうちちぇおいちぇくのおぉ!? おきゃあしゃあんっ!!! やぢゃあぁ! まりちゃもおうちかえりゅううぅぅ!!」 水槽の中から、大きな泣き声が聞こえた。 改めて説明するまでもないと思うが、 今回生まれた赤"まりさ"は、赤れいむに姉である赤まりさのお帽子を被せてまりさに見せかけたもの。 で、水槽でひとりおいてけぼりにされたのが、お帽子を貸した姉赤まりさ。 水槽の中に入れてある石の影に隠れていた。お尻が見えてたけど。 ゆっくりは飾りで個体識別をしているので、 飾りを他のゆっくりにつけると、そのゆっくりを本来の飾りの持ち主のゆっくりとして誤認識する。 これは親子や姉妹であっても区別がつかないほどだ。 今回みたく、自分達自身が目の前で飾りを渡した場合には、流石に"擦り替わった"と認識できるようだが、 それでも、帽子付きの赤れいむは赤まりさそっくりに見えていたのだろう。 餡子脳ではかんっぺきっな偽装だと思っていたのかもしれないが、 人間である俺からすれば、どう見てもまりさ種の帽子を被った赤れいむにしか見えない。 まんまと俺を欺き、帰宅の確約を取り付けたら、後は帰る直前に隙を見て赤まりさを口の中に隠すつもりだったらしい。 しかし、その"隙"はなく、赤まりさ一匹おいてけぼり。あの時の泣き顔のかわいらしさと言ったら…! こんな間抜けな抵抗が見られるから、監禁ゆ虐は楽しいよなぁ… 「やめちぇ! やめちぇ! やめちぇええぇっ! まりちゃのおぼうちしゃん、もうちょきちょきちないでえぇぇっ!!」 なんて事を考えながら、赤まりさが妹れいむに貸したお帽子をハサミで細かく切り刻んで行く。 「ほーら、まりちゃちゃん? 大事な大事なお帽子を他の子に貸しちゃうから、お帽子さん切られちゃったよぉ?」 「まりちゃじゃにゃいよぉぉ!? おきゃあしゃんが おぼうちとっちゃのおぉ! まりちゃ、いやっていっちゃのにぃぃ!!」 「おにいざんごべんなざいいぃ! でいぶがわるいんでずうぅ! おちびちゃんはわるぐないんでずうぅ! もうやべであげでぐだざいぃぃ!!」 「ちょーきちょーき! お帽子さんちょーきちょーき!」 「まりちゃのしゅてきなおぼうちしゃんがあぁぁーっ?!」 ……… 「ゆぐっ…おぼうちしゃん……ゆっぐ…もどっちぇ…いじわりゅちないで…もちょにもどっちぇよおぉ…」 「さ、じゃあ赤ちゃんまりさも生まれてなかった事だし、いつものヤツ行っとく?」 べそをかく赤まりさが、細切れになったお帽子だった物を舌で並べてなんとか元の形にしようとしているのを 指先でグシャグシャにしてから、本日の処刑タイム開始を宣告する。 「今日はどの子がいいかなぁ……よし! れいみゅちゃんだ!」 「ゆんやああぁぁっ!?」 「…と、思ってたけど、大事なお帽子貸しちゃった悪い子まりちゃちゃんが死のうねっ!」 「ゆっ…ぐ…ゆっぐ…まりちゃ…わりゅいこじゃにゃいよぉ… おきゃあしゃんが…おきゃあしゃんがあぁぁぁ……ゆびええぇぇん…!」 うんうん。いい泣き顔だね。 「良い子のまりさちゃん達はちゃんと覚えておいてね! とっても大事なお帽子! 他の子に貸しちゃったらゆっくりできなくなっちゃうからねえぇ! ……わかったか?」 ブルブル震えていた他の赤まりさ達が俺の言葉に涙目でコクコクと何度も頷く。 お間抜けイベントを見るのは楽しいが、同じネタを使われても萎えるので一応釘を刺しておく。 「よーし、今日はコレでいこうかな~」 取り出したものは、一本の竹ひご。 そこに"ある物"を被せてから、妹の赤ゆを一匹摘み上げ、あにゃるにブッスリと突き刺す。 「ゆびいぃぃ! いぢゃいぃぃ! れーみゅのあにゃりゅしゃんがあぁぁ! ゆげっ?!」 最後のゆげっ、は竹ひごを貫通させて赤ゆの口から突き出させた時に鳴った音だ。 串刺し状態になった赤ゆは、目を白黒させながら自分の喉を突き破って生えてきた竹ひごを見つめている。 「ゆげぇっ…! いぢゃっ…! のぢょっ…! あにゃりゅしゃ…! たっ、たちけちぇ…!」 さて、竹ひごに被せてあった物は、ゴム風船。長い棒状に膨らむタイプの物だ。 この風船の先っぽを指で摘み、中の竹ひごだけを引き抜く。 はい、これで風船が赤ゆの体を貫いた状態になりましたー じゃあ、いってみようか。 大きく息を吸い込みー フウーーーー!!! 思いっきり風船に向けて吹き込んだ。 「ゆぎゃ ブチンッ 一気に膨らませたので、悲鳴が終わる前に赤ゆの体が千切れ、上下に分断されて水槽の中に落ちた。 「「「「ゆびゃああぁっ!?!?」」」」 ボトボトと落ちてきたモノに、姉妹達が悲鳴をあげる。 口の上と下で離れ離れになってしまった赤ゆの方は、流石に声が出せない。 何かを言おうとしているのか、下半分にくっついた舌がピクピクと蠢いてはいるが、まったく声は出てこない。 その様子を、逆さまに転がった上半分が涙を流しながら見つめている。 そして、舌の動きが止まったのを見届けてから、上半分は暫く痙攣した後、目玉をグルリと反転させ、こちらも動きを止めた。 「あがぢゃんがああぁっ!?」 「まりしゃのいもうちょがああぁぁ!!」 「こあいよおぉ! おきゃあしゃあん! おねえちゃあん!」 「は~い、じゃあ次」 「ゆにゃあぁぁ! やめちぇぇ! ゆっくいちたぁい! ゆっくいちたいよぉ!」 悲鳴をあげて怯える妹赤ゆ達から一匹を選んで摘み上げる。 今度は口からあにゃるへと逆方向に風船を貫通させてから口に咥える。 俺と赤ゆの目が合う体勢だ。 「やめちぇ…! れいみゅぶっちんしゃんやあぁ…! ゆっくちでき フー… ゆぶっ?!」 今度は少しずつ息を吹き込み、直径1センチほどまで膨らませる。 それでもプチトマトサイズの赤ゆにとっては相当の圧迫感があるだろう。 「ゆぶぶ…! いちゃ…! れ…みゅ…おかお…ちぎれちゃ…! やめ…! おにいしゃ…!」 俺の眼前で、涙目で必死に助けを請う赤ゆ。 大きく開いたお口の端の饅頭皮がビロンと伸び、中の餡子が透けて見える程に薄くなる。 その表情を楽しみながら、更に息を吹き込む。 「ゆ…ぶっ…いぢゃっ…ちぎれ…りゅ…ゆごっ…! も゛ぼっ……!」 口をあんぐり開けたままの変則ぷくーで膨らみ、こちらを威嚇してくる赤れいむ。 口の端の皮がぷちぷちと裂け始めたかと思うと、みるみる頬まで裂け目が広がり、中の餡子が露になる。 更にもう少し息を吹き込む。 「も゛…! も゛っ…!!」 喉を完全に塞がれ、まともに出せなくなった言葉の代わりに、 ボロボロ涙を流す目とピコピコ揺れるもみあげが俺に何かを語りかけているようだ。 「もうやめでえぇぇえ! れいむのあがぢゃんにひどいごどじないでええぇ!!」 ブチ切れ寸前の赤ゆが母れいむの声に気づき、助けを求めるかのように視線を水槽の方に彷徨わせたところで、とどめのもう一息。 ブチッ…ブチブチ…ブチッ! ボトッ 再び赤ゆの部品が、水槽の中に落ちる。 だが、落ちたのは下半分だけだった。 上半分は膨らんだ風船の上にバランスよく乗った状態でそこに留まっていたからだ。 ピコピコピコピコピコピコ…! 風船を咥えたままの俺の目の前で、もみあげが激しく動き続け、暫くして、止まった。 「あがぢゃあああんっ!! ゆああぁ!! どおじでごんなあぁぁ!」 「よし! 最後はみんな仲良くいこうね! お姉ちゃんも一緒だよ!」 「ゆぴゃあぁぁっ!! ゆぎっ!?」 「おきゃあぢゃああんっ!! ぎびゅっ!!」 「た、たちっ…たちけちぇぇ…たちけちぇえぇ!! ゆぴぃっ!」 「ゆやぢゃああぁっ! まりちゃをぶちぶちちないでえぇ!! ゆげえっ!」 姉の赤まりさと残った妹赤れいむ3匹を捕まえ、一つの風船にまとめて通し、少々の事前準備を施す。 なお、俺の側から見て、こちらにお尻を向けた赤れいむ3匹が連なり、その妹と対面する向き一番外側に赤まりさの順だ。 フーーー… 息を吹き込むと、ポンと風船が膨らむ。 「「「「ゆぎゅぷっ!!」」」」 体の芯から外側に向けて強い圧迫を受けた4匹が一斉に声を上げた。 こちらに向いた赤れいむ達のお尻が振られる。 プリンプリンと振られるのではなく、プルンプルンと小さく震えるような振られ方だ。 あにゃるに風船が通ってる状態なので、あまり派手な振り方ではないが、その奥ゆかしい動きがまた愛らしいではないか。 俺からは赤まりさの涙目顔しか見えないのが残念ではあるが、きっと妹達もいい表情を浮かべてくれているのだろう。 フー… 「「「ゆも゛ぉっ…!!」」」 「やめ゛っ…おにいしゃ…! まりぢゃの…いもおぢょ…! ちんじゃうっ…!」 体の小さな妹達は、既にお口が一杯一杯に広がったのか、もうまともな言葉を発音できない。 替わりにまだ余裕のあるお姉ちゃんが、苦しそうに妹達を気遣う声を上げる。 さっきまではお帽子を細切れにされて泣いていたというのに。麗しきかな姉妹愛。 フー… 「「ゆぼっ!!」」 「ゆも゛…! いも゛っ…ぢょ…があぁっ…!」 上がった悲鳴は赤れいむ2匹と赤まりさ1匹分。 赤まりさの目の前にいた赤れいむは上下バラバラになって脱落した。 その光景を目の前で見ていた赤まりさと、すぐ後ろの妹赤れいむがちーちーを漏らす。 「「ゆぶぶ…! ゆぶぶ…!」」 残った赤れいむ達は、まだ千切れていない。 予めほっぺにセロテープを張って饅頭皮を補強しておいたお陰で伸びにくくなっているのだ。 あにゃるの周りの皮が裂け、俺からは見えないがおそらくは口も裂け、苦しそうに呻いているが、まだまだ健在。 元気にもみあげをピコっている。 さあ、もう少し息を吹き込んでみようか。 フー… 「ゆぎょおっ?!」 おっといい声が聞こえたね。 声の主、真中にいた赤れいむちゃんの様子を見てみよう。 こちらからは、大幅に拡張されたあにゃるしか見えないので、風船を折り曲げて、顔をこちらに向けさせる。 小さなお口は、顔の端まで真一文字に裂けているが、セロテープのおかげで裂傷はそこで止まり、 かろうじてお口の上と下がサヨナラするのを引き止めている。 縦方向の引っ張りにかなり強くなっているのだ。 しかし、風船は縦にばかり膨らむ訳ではない。 横方向への膨らみで、顔の中心線上の饅頭皮が伸びて薄くなり始め、赤れいむの両目が離れてきている。 こうして俺が見ている最中にも、ミチミチ…と伸びきった顔の皮が破れ始め、中の餡子が見え出してきた。 更にもう一息。 フー… ブチ…ブチ…ブチブチィッ ボトッ 「ゆ゛…ぶ…!」 「ゆ…や゛あ゛…ぶっ…まり…の…いもお…ぢょ…ゆもっ…!」 メリメリと真ん中から左右にゆっくり裂けて、水槽へと落下して行った。 最後の赤れいむ、俺の口から一番近い子は、まだ耐えている。 こちらはほっぺだけじゃなく、側面を一周させてセロテープを巻いてあるから、大変丈夫である。 フーーー…! 「……!!!」 「ゆぼっ…!? ぼっ…! びぼ…うぢょぉ……!」 再び風船が膨らむ。 最後の赤れいむのいる箇所だけ風船が窄まった状態で。 セロテープの輪が内からの圧力に耐えて、その場所だけ風船の膨張を押さえ込んでいるためだ。 だが、セロテープが圧力に耐えたところで、セロテープと風船の間の物も耐えるかと言うと、そうではない。 セロテープの輪と風船に挟まれて残っているのは、薄く潰れた饅頭皮一枚のみ。 その下にあった筈の餡子は、口とあにゃるの饅頭皮を押し広げて、水槽の中へボトボトと落ちてしまっていた。 さてさて、最後に残るはお姉ちゃんのまりさちゃん。 一番の特等席から、妹達が千切れたり、饅頭の抜け殻になって行く姿をつぶさに見ていたその目が、 今はその感動のラストシーンを反芻するかのように、固く閉じられ、涙を流している。 フー… 「んも゛ぉっ…!?」 眼底からの圧力に、目玉が半分ほど飛び出し、閉じていたおめめが再び開いて、俺を見る。 その怯えきった涙目に笑いかけてから、空気が抜けないようにして一旦風船から口を放す。 「まりちゃちゃあん、これから妹達みたくブッチィンって千切れちゃうよ? 怖い? ブッチンはイヤ?」 「ゆも゛ぉっ…!! も゛ぼっ…!!」 言葉は発せなくとも、目は口ほどに物を言う。 その涙が全てを俺に伝える。 「うんうん、わかる、わかるよー。そうだよねぇ。ブッチンはヤだよねぇ。 じゃあ、お兄さんがまりちゃちゃんがブッチンにならないようにしてあげるねええぇぇ!」 別の風船−大きくて透明度が高いもの−を取り出し、ハサミで切り開き、一本のゴムの帯状にする。 これを赤まりさと、その前後を囲むようにぐるっと巻き付ける。 被せた風船の下に透けて見える赤まりさちゃんが、 イヤイヤをするように目だけを左右に動かしている姿がかわいすぎて生きてるのがつらい。 「始まるよ! 始まるよ! かわいいまりちゃちゃんのすーぱーぷくぅタイムが始まるよ!」 そう言って再び風船を口に咥える。 水槽の中の姉妹達からゆんやゆんやの大喝采が聞こえてくる。 お母さんも感激の涙を流している。 フーーー…! 「ゆ゛ぼお゛っ………!?!?」 内側の風船が伸び、あっという間に赤まりさのお口とあにゃるが横に裂ける。 だが、一緒に伸びた外側の風船に押さえつけらているお陰で、千切れるまでには至らない。 フーーー…! 「~~!? ~~!!」 口元から、赤まりさの顔に縦に亀裂が走り始める。 ミチミチと皮が破れ、餡子色の亀裂が眉間へ、おでこへ、頭へと広がって行く。 風船の下で行き場のない涙を滲ませ、俺に向かって命乞いをする両目が徐々に離れて行く。 だが、千切れるまでには至らない。 フーーー…! 「………!!!」 風船と風船の間の空間に、赤まりさの餡子がじわじわと滲み出す。裂けたお顔やあにゃるから。 喉やあにゃるを通ってから排出された分は別として、 裂けた皮から漏れ出た分は、風船で押さえつけられているお陰でまだ体内の餡子と一つに繋がった状態。 言ってみれば、皮を剥がれた状態と変わらない。 だからまだ、命を奪うには至らない。 どんどん、どんどん、餡子が広がる。皮も広がる。広く広く、薄く薄く。 それでも命を奪うには至らない。 潰れて倍ぐらいに広がった小さなおめめが、遂に破裂して円形を留めなくなった。 その下からも、餡子が溢れ出してくる。 フーーー…! フーーー…! フーーー…! ……… ……… 外側の風船をそっと剥がし、内側の風船の空気を抜く。 「はい、プレゼント」 水槽の中で固まって震えている赤ゆ達の頭上から、風船に貼り付いていたソレを落とす。 約束通り千切れることなく繋がったままの、ペラペラの餡子のリングがパサリと音を立てて落ち、赤ゆ達の周りを囲む。 落ちたリングの外側の一部が捻れて裏返り、赤ゆ達の方を向いた。 そこに貼り付いていたのは、髪の毛、そして薄く引き延ばされた丸い穴の開いた饅頭皮。 赤まりさのお顔の右上側だった。 「「「「ゆぴ…ゆぴぴ……ゆぴいいぃぃぃぃーー!!」」」」 赤ゆ達が、一声鳴いた後、口から餡子の泡を吹いて気絶する。 餡子リングは暫くブルブルと震えていたが、やがて動かなくなった。 「あがぢゃん……あがぢゃああぁん……かえれると…おもっだのにぃ……」 愕然とした表情で餡子リングを見つめながら、母れいむが涙を流す。 そんなれいむの髪をそっと撫でて、静かに声をかける。 「れいむ…元気出しなよ…れいむがしっかりしないと赤ゆちゃん達がゆっくりできないよ… ほら、死んだまりさちゃんも言ってるよ…聞こえない…? …ゆやあぁぁあぁ、まりちゃちにたくないよー おかーさんがおぼうしとらなかったら、まりちゃはちななくてすんだのにー どーちて、まりちゃのおぼうししゃんとっちゃったのー おかーさんはまりちゃのこときらいなんだーゆええええん」 「ゆっぐ…ぢ、ぢがうのぉ…れいぶのあがぢゃん……れいぶ…れいぶ…ぞんな…づもりじゃ…」 「おかーさーん、くるちいよぉぉー、いたいよー、おくちがさけちゃうよー、からだがちぎれちゃうよー、 おかーさーん、まりちゃちゅぶれちゃうよー、まりちゃをたしゅけてー、 おかーさーん、まりちゃのおぼうしかえしてよー、まりちゃゆっくりできないよぉぉ…… …どう、れいむ? 少しは元気出た?」 「ごべ…ごべんね…あがぢゃん……ごべん…ねえ…ゆる…じでねえ…おがあざんをゆるじでえぇぇぇ……」 俺はれいむの涙を餡子リングでそっと拭ってやった… [残り赤ゆ] まりさ×3 れいむ×1 ========== 今日は日曜日。 積んであった本を虐待部屋に持ち込み、読書に勤しむ。 とは言え、実は本の内容はほとんど頭に入っていない。 俺のすぐ横の水槽で楽しいイベントが発生しているせいだ。 「ゆ…こうなのじぇ…」 「ちがうよ…こうぢゃよ…」 何やらボソボソと言葉を交わしているのは、二匹の赤まりさ。 母れいむの背後で身を寄せ合って、嬉しそうにお喋りをしている。 その二匹にチラリと視線を送り目配せをすると、二匹がぽいんと跳ねて答えてくれた。 母れいむは今はお昼寝の時間。 食事に微量のゆっくり用睡眠薬を混ぜておいたので、ご飯が終わるとすぐに舟を漕ぎ始めた。 額からは茎が伸び、四つの実ゆっくりが実っている。 予定日は明日。まだ種族不明。 きっと今度こそ無事赤まりさが生まれて、みんなでおうちでゆっくりしている夢でも見ていることだろう。 「ゆ…ゆっ…にゃんだか………きちゃよ……」 赤まりさ達の様子を横目で伺う。 そこで起きている事を見て、顔のニヤけが止まらない。 「「………………ぃぃぃーーー!」」 一際大きい声を聞いた瞬間、思わず噴き出しそうになり、慌てて本で顔を隠す。 赤ゆの声に反応して、母れいむが目を開いた。 だが、まだ夢うつつのようだ。 「ゆうぅ…いまのこえなに…? おちびちゃん…? ゆっくりしていってね…ゆぴー…」 眠たげに目を開いたれいむだったが、すぐに目蓋が下りる。 母れいむが再び眠りに落ちたのを確認して、赤ゆ達がまたお喋りを開始する。 「みょういっきゃい……」 「ゆぅ…にゃんだか…しゅっごく……のじぇ…」 ……… 「「………………りいいぃぃぃーーー!」」 またもや上がった大きな声に母れいむの目が半分ほど開くが、すぐに閉じる。 「ゆっ…こんぢょは…まりしゃが……」 「ゆっ…ゆふん…ゆぅぅん……」 「まりしゃたち なにちてるにょ? れいみゅもいれちぇね!」 「し、しじゅかに…! しゅ…しゅるのじぇ!」 「れ、れいみゅは…ゆぅ…! あっち…いっちぇよぉ!」 「ゆぅぅ…どうちてなかまはじゅれにしゅるのぉ…」 再び何事か始めた赤まりさ達に気付き、赤れいむが近づいて来たが、興奮した様子の二匹に追い返される。 「ゆえぇぇ…おきゃあしゃーん! まりしゃがいじわりゅしゅるー!」 ポインポインと跳ねて行った赤れいむが、母れいむのもみあげを引っ張って泣きつく。 それでようやく母れいむも目を覚ます。 「ゆぅ~ん…? どうしたの、おちびちゃん……? ゆ…この声…何……?」 キョロキョロと周囲を見回し、やがて、背後にいる赤まりさ達に向き直った、その直後 「「ちゅっ! ちゅちゅちゅちゅちゅっ! ちゅっきりいいいいいぃぃぃぃぃーーーー!!!」」 粘液にまみれた頬をくっちょくっちょと擦り合わせていた赤まりさ達が、幼いすっきりを終えた。 「ゆああぁぁぁっ!? おぢびちゃん!? なにやっでるのおおぉぉ!? まだあかぢゃんなのにすっきりしちゃだめでしょおぉぉ!」 「ゆぴっ!?」「ゆべちっ!?」 れいむが悲痛な叫びを上げながら、もみあげで赤まりさ達を叩いて引き離す。 そのもみあげの先に、ネットリとした粘液がこびりつく。 すっきり三回分の粘液が。 「いちゃちゃ……ゆっ! おきゃあしゃん! まりしゃたち、おうちかえれりゅよ!」 「ゆぅ! しょうなのじぇ! まりしゃがいもうちょのまりしゃを……ゆ…?」 誇らしげに笑顔を浮かべていた、のじぇまりさの言葉が止まり、顔が苦悶に歪み始める。 その額が小さく盛り上がった。 「…ゆひっ…! かひゅっ…! ゆぎゅ……く、くりゅ……ち……」 母れいむが叱ったとおり、赤ゆっくり・子ゆっくりのすっきりは御法度だ。 赤ゆっくりを宿した母体は、赤ゆっくりに体内の栄養分を吸収される。 生まれる赤ゆっくりは、母体のサイズに関係なく普通の赤ゆサイズに成長するまで母体の栄養を吸収しようとする。 それが実った赤ゆの数分だ。当然、体の小さなゆっくりが賄いきれる量ではない。 栄養状態が極めて良好な子ゆっくりであれば一命を取りとめるケースもあるが、赤ゆっくりでは120%助からない。 「ゆが……が………ゆ゛………」 「あがぢゃあぁん! しっかりじでえぇ! しんじゃいやあぁぁ!」 のじぇまりさの額から茎がニョキニョキと伸び始め、更にもう一本、茎が伸び始める。 と、同時に饅頭皮が急速に黒ずみ、体のあちこちがボロボロと崩れ落ちる。 「も゛……ゆ゛……」 「ゆわああぁあぁ! れいぶのあがぢゃんがあぁぁ!?」 そして完全に黒ずんで枯れたのじぇまりさは、何も言わない黒い塊になった。 二本の茎からは、西瓜の種のような黒い物体が糸を引きながら幾つもぶら下がっていた。 「まりしゃあぁ!? どうちちぇえぇ!? にゃんでえぇえぇ?!」 一緒にすっきりをしていた赤まりさが叫ぶ。 その様子を水槽の上から覗き込みながら、俺が口を挟む。 「あー…まだ赤ちゃんなのにすっきりーしちゃったのかぁ…そりゃ、死んじゃうよねぇ…」 「ゆうぅぅ?! な、なにいっちぇるのおおぉぉ?! だっちぇ…ゆ…? ゆゆ…?」 「だって」、ね。 そうそう、そうだったよね、まりしゃちゃん。昨夜は楽しかったねぇ… ~~~~~~~~~ 「「「ゆぴー…ゆぴぴー……」」」 夜十時 ゆっくり達が眠れるように、夜は照明を絞っている暗い室内にゆっくり一家の寝息が響く。 足音を立てずに水槽に忍びより、そっと様子を窺うと寝息以外の声が聞こえてきた。 「ゆうぅ…おなきゃがすいちゃよ…」「あみゃあみゃしゃんたべちゃいのじぇ…」 空腹で寝付けないのか、ボソボソとお喋りをしているのは、二匹の赤まりさ達。 起きているのがいると都合が悪かったのだが、この二匹ならばちょうど良い。 ヒョイヒョイと二匹を摘み上げ、掌に乗せた。 「ゆっ?」「まりしゃおしょらをとんでりゅのじぇ! ふーわふーわ!」 「夜更かししてるいけない子はだーれだ?」 「「…!?」」 大好きなお兄さんこと俺の掌の上にいる事に気付いた二匹が、かわいい目ん玉を飛び出させる。 悲鳴を上げられる前に素早く赤ゆ達の頭を押さえつけ、小声で囁く。 「騒がないでね? 騒いだら、お兄さん、びっくりしてゆっくりできない事しちゃうかもしれないよ? ゆっくりりかいできる?」 お口を開けない赤ゆ達が、揃っておそろちーちーで肯定の返事をする。 やめてね! そんな目でお兄さんを見ないでね! 握り潰したくなっちゃうよおぉ! ……… 「むーちゃむーちゃ! ち、ち、ちあわちぇえぇぇ!!!」 「おいちいのじぇぇ! これめっさおいちいのじぇぇぇ!」 「ははは、麦チョコおいしいかい? さっきは驚かせてごめんね!」 俺の部屋に連れてこられた赤ゆ達は、最初はこの世の終わりを迎えたような顔をしていたが、 麦チョコを三粒食べさせてあげただけで、すっかりご機嫌になった。 「おにいしゃん! もっちょちょうだい!」「むぎしょこしゃんはゆっくちできりゅのじぇ!」 「だーめ、もう終わりだよ」 「「ゆうぅぅ…」」 途端に涙目。コロコロと変わる表情は見ていて飽きない。 もっちょよこちぇぇ! こんにょくっしょじじいいぃ! とか言わないトコもかわいくっていいよね! まあ、アレはアレで身の程を知らないおバカさ加減がまたかわいいんだけどね。ふふふ! あぁ、ホント赤ゆちゃんはかわいいなぁ…はぁ…潰したい…潰したい…潰したいなぁ…… 「ゆー? おにいしゃん、どうちたにょ?」 「ん? 何でもないよ? 麦チョコはあげられないけどね、お兄さん、かわいいまりさちゃん達だけに特別にいいこと教えてあげるね」 ……… 「ゆゆーっ! しゅごいのじぇ!」 「やっちゃあ! まりしゃたち、おうちかえれりゅにぇ!」 興奮気味にポヨンポヨンと飛び跳ねる赤ゆ達。 俺が教えてあげたのは、赤ゆでも理解できる簡単な事。 まりさとまりさですっきりーをして赤ちゃんが"生まれれば"、絶対にまりさの赤ちゃんになる ゆっくりのすっきりー行為は、赤ゆ同士でも実行可能だ。その後の事を考えなければ。 やり方もすりすり型なら至極簡単。 母れいむのすっきりーをいつも見せているし、後は本能でどうとでもなる。 俺からそれを聞いた赤まりさ達は、楽しげな計画を思いついて大喜びしていた。 「そうだ。この事はれいむお母さんには内緒にしておこうね」 「ゆ…? どうちちぇ…?」 「お母さんをビックリさせてあげるためだよ! そうだね、お母さんがお昼寝しているときにでも、こっそりすっきりーをしてごらん。 お母さんが起きたら、まりさちゃん達の赤ちゃんを見せてあげるんだ! きっとお母さん、大喜びして、すっごくゆっくりしてくれるよ~!」 「「ゆうう~ん♪ ゆっくち! ゆっくちぃ!!」」 「ふふふ! ゆっくり! ゆっくりぃ!」 ~~~~~~~~~ 「ゆ…だっちぇ…ゆぎ…?! …ゆ…おにいしゃ…ゆぎっ?! く、くりゅちぃ…!」 だって、お兄さんが教えてくれたんでしょおおぉ?! かなぁ? まりしゃちゃん。 そうだね。お兄さんが教えてあげたんだよね。 赤ちゃんがすっきりーしたら、死んじゃう事までは教えてあげなかったけどね。 ふふふ…なんでお兄さんの事、信用しちゃうのかな? 今まで、お兄さんがまりしゃちゃんの姉妹達に何をしてきたか覚えてないのかな? ばかなの? 黒ずんで死ぬの? なんでそんなにかわいいの? ふふ…うふふふ…… 3回目のすっきりーで母体となったのが、残った方の赤まりさだったようだ。 こちらは茎一本分なので、最初に死んだ姉妹よりも緩やかに死へと向かって行く。 「ゆ…ゆぐっ……くりゅちい…! …おきゃあ…しゃ……」 「お、おちびちゃん?! おちびちゃんもなのぉ?! ゆやあぁあぁ! じっかりいぃ! しんじゃいやあぁ!」 額から茎が伸び始め、体内の栄養分を急速に吸い出して行く。 それと共に赤まりさの体の各所が崩壊を始める。 「ゆぎっ……かひぃ……ゆひっ……くりゅ……し……きひっ……」 「おぢびぢゃあぁあん!!」 まずは呼吸器系…だろうか? ゆっくりに呼吸器があるのかは知らないが、息を詰まらせているような声を上げ始め、苦悶の表情を浮かべる。 「い…ちゃ…おかおが…いちゃ…かひっ…あんよしゃ…いちゃ……ぺりょ…ぺ……ちちぇ…」 「いだいの? おぢびぢゃん、いだいのぉっ?! おがあざんがぺーろぺーろじであげるがらあぁ!」 饅頭皮が黒ずみ始め、その表面がハリを失ってひび割れ、崩れ始める。 髪の毛も縮んで黒ずみ、三つ編みのお下げがボロッと崩れて地面に落ちる。 「みえ……にゃい……まっきゅ…ら……かはっ……こあい……よ……おべべ……いちゃ…けひっ…」 「おにいざあぁん! あがぢゃんだずげであげでえぇぇ! いばならまだぁぁ!」 「いや無理でしょ、これは。もうこんなだし」 片方の目がドロリと溶け、頬を伝って滑り落ちて行く。 その目玉を追うようにして、餡子と混ざった黒い涙が滴り落ちる。 残った目は、まだ眼窩に嵌ってはいるが、こちらも溶け始めている。 もはや眼球としての機能は果たしていないようだ。 「かっ……ひっ……いちゃ…い…くりゅち……ちぬ…にょ……や……ぢゃ……まり……しゃ……」 「おねがいぃ! おねばびじまずうぅぅぅ!!!」 歯が歯茎ごと次々に崩れて抜け落ち、舌は干涸らびたように縮んで行く。 体内の餡子がグズグズになったのか、体が球形を維持できなくなりベシャリと潰れてくる。 「も゛っ……ぢょ……………ゆ゛…………」 「あがぢゃあああああぁぁん!!」 目や口、あにゃる、しーしー口、その他、体に開いた穴から、ドロリと粘液状になった餡子が漏れ出す。 そのまま、黒い茎を生やした赤まりさは何も言わなくなった。 「ゆっぐ……あかちゃん……どおして……どおしてこんなこと……したのぉ……?」 黒ずんだ二匹の赤ゆの前で涙を流して呆然とする母れいむ。 「お兄さんにもわからないよー でも、ひょっとして…自分達がれいむの替わりに赤ちゃんまりさを産めば、お家に帰れると思ったのかな…」 「ゆっぐぐ……ごべんね……あかぢゃんごべんね……おかあざんが……おかあざんが…だめなばっがりにぃぃ……!」 笑いを噛み殺しながら投げかけた俺の言葉に、れいむが地面に頭を擦りつけながら、黒ずんだ赤ゆに向けて何度も謝る。 それから、ひしっと、残った二匹の赤ゆをもみあげで抱きしめた。 「おがあざん…ふたりを…しなせないからねぇ…なにがあっでも…たすげるがらねえぇ……!」 三匹の親子は抱き合いながら、ゆんゆんと泣き続けていた。 [残り赤ゆ] まりさ×1 れいむ×1 後編に続きます トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る 邨占ォ悶%縺ョ莠コ繧、繧、莠コ笶暦ク鞘摎?鞘摎?鞘摎? -- 2018-03-30 12 05 51 ↓×8、↓×3 「まりさ帽子を被ったれいむ」は新しく生まれたれいむだから、ルール通り「バレた時」に殺されているだろ?(描写が無いけど) -- 2018-01-03 00 26 45 鬯シ諢乗Κ?橇汳 -- 2016-09-25 23 48 13 この鬼威惨おもしろいわ -- 2016-01-26 16 59 26 ↓↓↓↓↓確かに お前凄いな! -- 2015-12-26 13 35 10 あ、悪魔だ❗ -- 2015-05-11 23 51 56 ↓↓新しく生まれたゆっくり限定だよ?りかいしてる? -- 2014-09-28 21 44 04 この鬼異山最高だわww -- 2013-03-31 22 22 04 つーか、「赤まりさをもう一匹『くれたら』帰らせてやる」って言う前提を見事に忘れてるよね 赤まりさの帽子を被ってまりさ種に偽装(笑)した赤れいむが 自分をゆ身御供にして家族を帰そうなんて殊勝な事考えてるとは思えない反応だし 流石は都合の悪い事は忘却して良い事だけしか認識しない餡子脳 …まぁ実際は作者も場面演出が先行して忘れてたんだろうけど -- 2013-03-31 05 21 45 もしかして子作りに使われてたまりさって、まりさの帽子を被ったれいむなんじゃ… -- 2012-03-24 16 38 43 最終鬼畜鬼異山カッケェーWWW -- 2011-11-26 06 08 57 赤まりさ気付けよWWW流石餡子脳WWWW -- 2010-10-24 02 22 41
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『投稿!ゆっくり王国』 7KB 虐待 パロディ 小ネタ 虐待人間 よかったら読んでねぇ! 補足 虐待(虐描写は少ないです) パロディ(昔やってたバラエティ番組をイメージしてみた。ナレーターが変なのもそれを意識してます) 小ネタ(ある小説読んでて思いついた。アニメでは再現できないだろうなぁ) 「さあ、本日最初のスクープはこちら!」 ジャジャン! 『びっくりしていってね!ゆっくりを楽器にする男』 観客「ええええ~~~~~~~~~~~~!!」 「さあ、一体どんな男なんでしょうか?後藤特派員!どうぞ」 <VTR> 「ハイ、特派員の後藤です。 本日はここ、○○県××市に『ゆっくりを楽器にする男』がいるという情報を聞いてやってまいりました。」 『ゆっくりを楽器にする男』とはひょっとして『おうた』がとぉ~っても上手なゆっくりを飼っている愛で派の男のことなのか? それともゆっくりを木魚のようにポコポコ叩いて音を奏でるゆ虐派の男なのかっ!? 特派員は真相を究明するために周囲の住人に事情徴収を試みることにしたぁ! 「あ、あそこにモヒカン頭の男性がいらっしゃいますね、ちょっとお話をうかがってみましょう!すいませ~ん」 「ヒャッハー!なんでしょうか?」 「あのですね、この町に『ゆっくりを楽器にする男』がいると聞いてやってきたんですが、ご存じありませんか?」 「ヒャッハー!知ってますよ。近所の公園でよくやってる人ですよね」 「え!?ご存じなんですか!」 いきなり有力な情報入手した特派員んん! ぬわぁんでもこの近くの公園でゆっくりの楽器を使った上演会を開いている男がいるというのだぁ! 特派員は早速その人物が現れるという公園へと向かうことにしたっ! 「ここの公園だと聞いたんですがねぇ・・・・・・あれぇ?ひょっとして、あの人かなぁ?」 何やら公園に棲むゆっくりと話をしている男性を発見んん! 「ゆゆっ!かわいいれいむにあまあまちょうだいね!たくさんでいいよ!」 「はいはいゆっくりゆっくり。んん~、なかなかの大きさだな。餡子も詰まってていい音だしそうだ」 「ゆゆっ!?やめてね!きたないてでかわいいれいむにさわらないでね!!」 それとなぁ~くそれっぽいこと話しちゃってますよォ! やっぱりこの御仁なのではないでしょうか!? 「あの・・・・・・すいません、ひょっとして貴方が『ゆっくりを楽器にする男』でしょうか?」 「え?あ、はい、そうですけど」 いきなりビンゴォォ! この一見どこにでもいそうなフツーのお兄さんが『ゆっくりを楽器にする男』だというのだぁ! 早速、特派員は詳しい話をきいてみることにした! 「ゆっくりを楽器にする、というのはどういうことなんでしょうか?」 「まあ、口で説明するより実際聞いてもらった方が早いでしょう。ちょうどここにゆっくりもいますし」 「ゆゆっ?なにいってるの?どうでもいいからはやくれいむにあまあまちょうだいね!・・・・・・ゆゆ~ん!おそらをとんでるみたい!」 男はおもむろにゆっくりを持ち上げると・・・・・・ぬぬぬぬわんとぉぉぉ!? 「え!?何をするんですか!?」 特派員が見たものは!? その衝撃の真相は、CMの後でぇぇ! ゆっくりを楽器にする男を訪ねてやってきた特派員。 「あの・・・・・・すいません、ひょっとして貴方が『ゆっくりを楽器にする男』でしょうか?」 「え?あ、はい、そうですけど」 「ゆっくりを楽器にする、というのはどういうことなんでしょうか?」 「まあ、口で説明するより実際聞いてもらった方が早いでしょう。ちょうどここにゆっくりもいますし」 「ゆゆっ?なにいってるの?どうでもいいからはやくれいむにあまあまちょうだいね!・・・・・・ゆゆ~ん!おそらをとんでるみたい!」 早速どういうことなのか見せてもらうことになったのだがぁ・・・・・・。 「え!?それは一体!?」 特派員が見たものは!? 「ちょっ!?それナイフじゃないですか、そんなもの取り出して何を・・・・・・!?」 じゃぁすとうぇいぃ! そんな危ないもの取り出しちゃってぇ何しちゃう気にゃにょよぉぉ!? 「こうするんですよ、えい!」 ザクッ! 「ゆびぇっぇぇぇぇ!?い、いだいいぃぃぃぃ!!でいぶのすべすべもちもちなぽんぽんがぁ~!?」 なぅわんとそのナイフをゆっくりれいむのお腹にブッ刺したではないかぁ! とはいえ、なぁんともぉ手慣れた手つきでれいむのぽんぽんしゃんを切り裂いてゆくお兄さん! くぱぁと割腹したお饅頭の中身を見せてくれました。 「ほら、ここに周りとちょっと色が違う餡子がありますよね?これが中枢餡なんですよ」 中枢餡とはゆっくりにとって脳であり心臓でもある重要な器官のことでっあ~る。 この中枢餡さえ無事なら、ある程度の損傷はオレンジジュースをぶっかけるだけで再生ができるという、まさにどこぞの人造人間もびっくりしていってね!な代物なのだ!ぶぅぅらぁぁぁぁ!! 「それでですね、ここをこの針でつついてやると・・・・・・」 「ゆっ!?ゆぅ!ゆ゙っ!ゆぅ~♪ ゆ゙、ゆ゙、ゆ゙ぅ♪ 」 「あ、なんか音階みたいに聞こえますね」 「ゆぉ!、ゆぇ!、ゆぃ!、ゆぁ!、ゆょぉ!、ゅあ!、ゅし!、ゆお!」 お兄さんが取りだした針を中枢餡にツンツンするとぉ、なぁんとゆっくりの叫び声がドレミの音階の様にきこえるではないかぁ。 こりゃまたびっくり仰天の助だこと! 「こうやって針でつつく場所によって音が変わってくるんですよ」 「・・・・・・ゆ゙、や、やべで、ね・・・・・・かわいい、れいぶに、つんつん、しないで・・・・・・」 やられてるれいみゅちゃんにとっては災難だが、お兄さんも特派員もまぁったく気にしていないご様子! いいぞ!もっとやれぃ!! 「ゆぉっゆぉっ♪ ゆぇゆぃ~ゆぉっ♪ ゆぃゆぃ♪ ゆぁゆょぉ♪ ・・・・・・やべで・・・・・・」 「わ、ホントだ、なんか曲に聞こえる。ホントに刺した場所によって音が決まってるんですね」 「ええ、ゆっくりって基本的にテンプレな台詞が多いでしょ?『あまあまよこせ!』とか『かわいくってごめんね!』とか。だから悲鳴もテンプレなんですよ。ホントいい加減なナマモノですよね」 このお兄さん、ご察しの通り生粋の虐待鬼威惨ん! 毎日毎日ゆっくりを潰して楽しんでいた時、同じ虐待をすれば同じような悲鳴をあげる事に気がついたのだそうだ。 一度はテンプレな悲鳴に飽き飽きしていたのだが、そこで発想を逆転して考えてみたのだという! 「同じ行為で同じ声を出すのなら、それは楽器と同じ。つまりゆっくりで音楽を奏でることができるんじゃないか、と」 どんな思考回路してたらそんなこと思いつくのか皆目見当もつきませんが。 ともかくそれからというものお兄さんは公園に赴き手当たり次第にゆっくりを捕まえ、どこをどう痛めつければどんな音を出すのかを研究し始めたという。 (回想) 『ここかな?』 ザク! 『ゆびょぉぉぉ!?いじゃいいい!?』 『ここならどうかな?』 ザク! 『ゆぎぃぃぃぃ!?やべじぇぇぇぇ!!』 『おっと、いかん間違えた。失敗失敗』 『ゆんやぁぁぁ!ぼうごろじでぇぇぇ』 それと同時に独学で音楽の勉強も始めたという。 その努力も実り、今では定期的に演奏会も開くほどの腕前に成長したという。やったね!すごいね! (町の人の声) 「いやぁ、ゆ虐とか趣味じゃない筈なんですがねぇ。でもあのゆっくり達の声を聞くと胸がQNQNしてくるんですよ」 「ひゃっはー!あのお兄さんの演奏は最高だぜぇ!」 「ぬわぬわぬわ。流石の俺様もあのお兄さんの演奏には薄気味悪さを感じるぜ。・・・・・・だが、それがいい!」 「まさに心に響く音楽というのはこういうものなのかしらね。くすくす」 「はぁはぁ、て、てんこもあんなふうにいじめられたいです!はぁはぁ」 割とご近所さんにも好評な様子!なんちゅーか、ここの住人キガクルットル! 「中枢餡をいじくるとですね、他にも色んな事ができるんですよ」 他にもどんなスゴイ事ができるっていうのぉ!? お兄さんは更なるゆ虐テクニックを披露してくれた! 「ここを刺激するとあんよを焼かれる悲鳴を上げます」 「・・・・・・ぼう、やべ・・・・・・ゆゆっ!?なんだか、れいむのあんよさんが・・・・・・あづいぃぃぃ!?あづいあじゅいあじゅぅぅぅいいい!!ゆんやぁぁぁぁぁ!れいびゅのすれんだーなあんよがぁぁぁ!?」 突如熱い熱いと悲鳴をあげるれいむちゃん! でもお兄さんはあんよなんて焼いてませんよぉ?こりゃどういうこっちゃん! 「そしてここは目ん玉をアマギられる悲鳴」 「ゆんやぁぁぁぁぁ!?おべべ!おべべがみえないぃぃぃ!?いだいぃぃぃ!?れいぶのよぞらにかがやくおほしさまのようなおべべがぁぁぁ!!」 ちょっとちょっと落ち着きなさいよれいむさん!アンタのお目目はなんともなってませんよぉ? 「すごいですね!中枢餡をいじるだけで色んな悲鳴が聞けるなんて!わざわざ手間の込んだ虐待をする必要もないって訳ですか」 「いやいや、やっぱりゆ虐は手間暇をかけてこそですよ。あんよ焼きの悲鳴は実際にあんよを焼くに限ります」 「なるほどー、山の景色をTVで観るより、実際に自分で現地に赴いて見るのとでは感動が違うようなもんですね」 「そういうことです。どんな手段でゆっくりを虐めてやろうかと画策するのもゆ虐の醍醐味ですからね」 「・・・・・・ゆ゙、ぼう、でいぶ、おうじ、がえるぅぅぅ・・・・・・」 『ゆっくりを楽器にする男』とは、ゆ虐に対する熱い情熱を持った虐待鬼威惨のことだったぁ! <了> 前作:anko3710_とろろ
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ゆっくりいじめ系1994 加工場産の赤ゆっくりを育てる 中編からの続き この、ゆっくりちぇん 聞けば加工場に捕らえられたが、ずさんなメーリン印の加工場であったため 冷凍赤ゆっくりに混入し生き延びたらしい。 サイズが子ゆっくり程もあり知能もなかなか高そうなので子守役として飼ってみる事にした。 「わかるよー!お兄さんは愛でお兄さんなんだねー!」 「まあ、そんなところだ。(ゆっくりの餡子を愛でる的な意味で)」 さっそく赤ゆどもに、ちぇんをお母さんとして紹介する。 1「ゆっ!おかーしゃん!ゆっくちちていっちぇね!」 2「おかーしゃん、まりしゃとすーりすーりちてね!」 3「おかーしゃん!れいむおなかちゅいたよ!」 4「ゆ~ん!おかーしゃんゆっくちちていっちぇね!」 5「まりしゃ、みゃみゃとすーりすーりしてゆっくちねちゃいよ!」 6「ゆゆ~ん!ゆゆ~ん!」 ちぇんの方も赤ゆどもと初対面。 もともと可愛い赤ゆっくりが好きなちぇんはニコニコとしていたが 赤ゆどもを見たとたん表情がとたんに険しくなった。 れいむ種に対してである。 「ちっ」 ちぇんの口から舌打ちのような声が漏れたが空耳だろうか。 俺のほうを振り向いた時には元の笑顔に戻っていて 赤ゆどもに挨拶をする。 「わかるよー!みんないいこたちだねー、ゆっくりしていってねー!」 その言葉に心の底から喜んではしゃぐ赤ゆども 思い返せば生まれてから一度も赤ゆどもは「ゆっくりしていってね!」と声をかけられていなかったのだ。 「ゆっきゅりー!」「ゆゆん!ゆっくちー!」「ゆわぁぁあ~ん、ゆっくちちていっちぇねー!」 姉妹で体を摺り寄せながら、母であるちぇんに少しでも傍に寄りたいとダンボールの壁をカリカリと音をさせた。 それが社交辞令的な「ゆっくりしていってね!」だとしても。 その日、一日様子を見た。 ちぇんは餌の白米をよく噛んで餅の様にして赤ゆに与えた。 「おかーしゃんが、むーちゃむーちゃしてくれるごはんはおいちいよ!」 「やわらか~い!むっちゃむっちゃ、ちあわちぇー♪」 床につい、うんうんを漏らしてしまう赤ゆがいれば、ちぇんはしからずに優しくなだめてから、その掃除をした。 「おかーしゃんごめんにゃちゃい!もうれいみゅはちゃんとおちょいれでうんうんちゅるよ!」 「ゆぅ~ん!」 お昼ねしたいと言った赤ゆのため親れいむの様な子守唄も歌った。 赤ゆが眠るまで「すーりすーり」をしてあげた。 「まりしゃ、ゆっくちねみゅくなってきちゃよ・・・」 うん、これなら大丈夫そうだな。ちぇん種は面倒見がよくゲスは滅多にいないと聞く。 赤ゆどもをダンボールから出してやり、かわりにそのダンボールを逆さにして入り口をこしらえ家を作ってやった。 俺も明日から仕事にいかないといけないし、箱にいれたままではちぇんが赤ゆに餌をあげたりゆっくりさせる事ができないと思ったからだ。 しかし、俺は知らなかった。 このちぇんに秘められたれいむ種にまつわる過去を。 ちぇんは胎生妊娠によってらんしゃまとちぇんのつがいから産まれた。 らんしゃまとちぇんは互いに妊娠していたが、巣には大量のごはんを蓄えていたのであくまで計画的な妊娠だ。 通常は赤ゆっくり達を子守する母役と、餌を調達する父役に別れて役割分担をするものだが 稀に、赤ゆ達との時間を大切にしたいという理由で冬篭り並に餌を蓄えて家族全員で子ゆっくりが外に出れるまで一緒に過ごすゆっくりがいる。 「ゆっくりしたおちびちぇんだね!」 「わかるよー、らんしゃまからうまれたからかわいいちぇんなんだよー!」 「ゆっくちちていっちぇねー!」 ちぇんは幸せだった。 優しい親らんしゃまと親ちぇんがずっと自分のそばにいてくれる。 すーりすーりもしてくれるし、口移しでごはんを食べさせてくれる。 それに、これから自分の姉妹も産まれる。 そうしたら賑やかでもっともっとゆっくりできる。 お母さん達とポカポカ陽気のお外へピクニックへでかけて、自分が姉妹の先頭を歩く 妹らんしゃまが転んだら自分がペーロペーロしてあげよう、妹ちぇんが歩きつかれて泣いていたら自分の頭に乗せてあげよう。 それから皆でお昼寝する。姉妹で寄り添ってお母さん達とすーりすーりして子守唄を聞きながら寝ていたいだけ眠る。 「こっちからたべもののにおいがするよ!」 ぽい~ん!ぽい~ん!っと大き目のゆっくりの足音が聞こえた。 「ゆっくちー!」「ゆっゆ~!」「ゆっくり~!」 その後を3匹の子ゆっくりがつづく。 巣穴の奥のほうまで来てわかった。 成体のれいむと子れいむが3匹だ。 突然の来訪者に父らんしゃまと母ちぇんは手間取った。 胎生妊娠中は満足に動けず、ちぇんを産んだらんしゃまにしてもまだ胎内に赤ゆっくりを宿している。 「ここは、れいむのおうちだよ!ぶたみたいにこえてるゆっくりはでていってね!」 「でていってね!」 「おー、ぶたぶた」 「でちぇいっちぇね♪」 4匹は家主であるらんしゃまとちぇんを豚と言い放ち 勝手にずかずかと入り込んでお家宣言をする。 そして、冬篭り並に貯蔵していた食料に気づいた。 「ゆっ、こんなにブタみたいにこえてるくせにまだたべものをかくしもっていたよ! これいじょうこえないようにれいむがたべてあげるね!」 「ゆっくちたべりゅよ!」 「ぶたにはもったいないごちそうだね!」 「むーしゃ、むーしゃ、しあわせー♪」 本来なら上位種であるらんしゃまだが、この侵入者たちに対して何もできず、ただ赤ちぇんを自分の背後へと隠す。 しかし、一生懸命2人で貯めた食料までもっていかれては困る。 もし食料がなくなれば植物型妊娠と違って、これから産まれてくる赤ちゃんに食べさせるものがなくなるからだ。 押し黙ってやり過ごすつもりであったが母ちぇんがついに抗議した。 「それはちぇんとらんしゃまでいっしょうけんめいあつめたごはんだよー! これからうまれてくるあかちゃんのためのごはんだからゆっくりわかってねー!」 「ゆ?」 むーしゃむしゃっと一家団欒し、他人のごはんに舌鼓をうっていたれいむ達に その言葉はとても不快だった。 必死な形相で懇願する母ちぇんに対し 豚のくせにれいむたちに何か文句があるの?そんな表情を浮かべている。 「なにか、このぶたがゆっくりみたいなことばをしゃべったきがするよ!」 「ゆっ、なまいきだね!」 「それにれいみゅたちになにかもんくがあるみちゃいだよ!」 「ぷんぷん、なまいきなぶたにはおもいしらせないといけないよ!」 母ちぇんは、ぷくーっと膨らんでれいむ達を威嚇するが、それは逆効果となった。 ガブリっと母ちぇんの2本の尻尾のひとつを子れいむが噛み付く。 「ニャ”!」 っと悲鳴をあげたやさき、今度は親れいむが鼻先に体当たり。 「ゆべっ!」 他の2匹の子れいむは手当たり次第に噛み付いて、完全にリンチだ。 「やめてください!ちぇんをゆるしてください! わたしたちがなにかわるいことをしたのならあやまります、ごはんもあげます!」 らんしゃまが動けないまでも身をよじりながら、ちぇんを許すように謝罪するが、それを聞き入れるれいむ達ではなかった。 「ぶたがゆっくりのことばをしゃべるんじゃないよ、ブヒーでしょ!ぷんぷん!」 「あちゃまのわるいぶただね!」 「これはせいさいだよ!」 「せいいがまったくつたわらないよね!」 なおも母ちぇんへの暴行はつづき、顔はパンパンに膨れ上がって泡を吹いて気絶していた。 それはひょっとしたら母ちぇんにとって幸せだったかもしれない、これから起こる事を見ないで済んだのだから。 母体である母ちぇんの生命餡子レベルが低下したことにより、その危機を胎内の子らんしゃまが感じ取り出産がはじまった。 胎生妊娠の場合、胎内で子ゆっくりサイズまで成長してからの出産となるが、ゆっくりはピンポン玉のサイズ程あれば自我を持つ。 母体に危険がせまっている場合、子ゆっくりサイズまで成長していなくても自ら外に出ようとする事があるのだ。 気絶した母ちぇんの産道は緩みきり、胎内の赤らんしゃまが顔を覗いた。 そこには親れいむの顔。 「ゆっ・・・」 自分の親を見つけて、ゆっくりしていってね!と挨拶をしようとしたのだろう。 親らんしゃまにも「ゆ」という一言だけが聞こえた。 ところが、次の瞬間その言葉を発しようとした赤らんしゃまがどこにもいないのだ。 父らんしゃまは、何が起こったのかわからず 目を見開いて、「ゆっ?ゆっ?」っと赤らんしゃまを探す。 みれば親れいむがさっきまで大口を開けていたのに今は口を閉ざしていた。 「もごもごもご・・・むーしゃむーしゃ、しあわせ~♪」 親れいむは母ちぇんの産道からできてたばかりの赤れいむを、まるで食後のデザートとでも言わんばかりに味わっていた。 「おちびちゃんたち、ここに口をつけてゆっくりしていれば、おいしいあまあまがでてくるよ!」 「あまあまたべちゃいよ!」 「れいむもれいむも!」 「ゆっくりじゅんばんでたべようね!」 父らんしゃまは動けない自分の体を呪った。 母ちぇんに「いっしょにうめばもっとゆっくりできるよ!」と提案してしまったことを呪った。 これは夢、悪い夢 目をつぶってただジっとして耐える。 それ以外できる事は何もない。 10分か20分かどれくらいの時間が過ぎたのだろう・・・ つらい時間はとても長く感じ、実際にはわずか数分程しか時間は流れていなかった。 「ぴぎゃゃやぁああああ!」 耳をつんざくような悲鳴で父らんしゃまを恐る恐る目をあけた。 「この、あまあま、ましゅまろみちゃいでおいちーよ!」 侵入者の4匹の中でも一番小さい、赤ゆっくりに近い子れいむが豆粒のような塊をほうばっていた。 それは、赤らんしゃまの目玉。 産道から出てきたばかりの2匹目の赤らんしゃま。 産まれてはじめて味わう苦痛に悲鳴をあげて地面に転げ落ちる。 そこには父らんしゃまと母らんしゃまが敷き詰めた柔らかい葉のお布団が敷かれていたが 目を抉られた苦痛の前に何の救いにもならなかった。 「いちゃいよ~!らんしゃまのおめめがいちゃいよ~!まっくらでにゃにもみえにゃいよぉおお!」 「ゆっ、きちゃない」 足元に転がった目のない赤らんしゃまはコロコロと別の子れいむの足元へ 目の場所が黒い空洞で気持ち悪いと感じた子れいむは「きたない」と言ってそれを避けた。 「こんなのたべれないよ!ふみつぶそーね」 「やめぇてぇえええ!」 父らんしゃまは涙を流して懇願する。 それを親れいむが「ブタはぶひーでしょ?」といってこづいた。 今はともかく救いにすがるしかない。 父らんしゃまはプライドもなにもかもかなぐり捨てた。 「ブヒー!ブッヒィィイイ!」 自分はブタです。 だから、ちゃんとつくったらんしゃまの子供を殺さないで なんでも言うことを聞きます。ごはんも全部食べてかまいません、このおうちもあげます だから・・・だから・・・ ビチッ 少し大きめの子れいむが虫でも踏みつけるかのように、目を失った赤らんしゃまを潰した。 「ゆっゆっ~♪」 子を潰された親らんしゃまがブタの鳴きまねを一生懸命する表情のまま静止していて それがあまりに滑稽で親れいむも子れいむもドッとふきだす。 巣穴は凄惨な光景にもかかわらず、外から人間が覗いたのなら明るい一家団欒のように見えただろう。 「ユ・・・ユルサナイ・・・」 「ゆっ?かわいいかわいいれいむたちになにかいった?」 「ぶひーでしょこいつめ!あたまのわるいゆっくりはさんぽあるいたらもうわすれるからきらいだよ!」 「ゆっくちりかいちてね!」 「それから、はやくおかしをうんでね!」 今度は父らんしゃまに対して暴行が始まる。 複数あるしっぽをかじって、味が甘すぎるだのイマイチだの言い合ったり 目元を狙って執拗に体当たりをしたり、産道から赤ゆっくりを取り出そうと舌をねじいれたりした。 母ちぇん以上の苦痛だろうが、父らんしゃまは悲鳴ひとつあげずに、かわりに死の間際にのろいの言葉を遺した。 「ユルサナイ・・・オマエタチハ・・・ニンゲンニヨッテ・・・ソノショウガイ・・・クツウノママ・・・マクヲトジル・・・」 上位種であるらんしゃまには他のゆっくりにはない不思議な力があるという。 それが呪いであるのか、それとも未来を予知するものなのか、結局は死に際の負け惜しみだったのかはわからない。 あまりの形相に気味悪がり、らんしゃまを食す気も失せたれいむ達は巣穴かららんしゃまの屍骸を引っ張り出して綺麗にしようとしたが うんともすんともビクとも動かない。 死んだまま、まっすぐとれいむたちを見据える目は空洞になっても尚、巣穴のどこへいても目線が合っている気がした。 「なんだか、きもちわるいよ!」 「おかーしゃん!れいみゅきょわいよ!」 「こんないえもういらないよ!」 「ゆっくりできないよ!」 そして、とうとう「もう、おうちかえる!」と言い出し巣を放棄した。 こうして、生き残った赤ちぇんは巣穴の僅かばかりのごはんと、そして半死半生の母ちぇんによってその後も命を永らえ今に至る。 2「おとーしゃんいきゃないで!」 3「れいみゅずっとおとーしゃんといっしょにいたいよ!」 4「ゆっく・・・おとーしゃんがどこかいっちゃう・・・ゆえぇ~ん!」 5「しゅーりしゅーり!かべがじゃまでおとーしゃんにとどかにゃいよぉ!」 6「ゆぅ~ん!ゆゆぅ~ん!」 翌日、仕事へ行くために身支度を整えると赤ゆどもが騒ぎ出した。 服を着替えるとどこかへ行ってしまうという事を覚えたのだろうか。 1「ゆっ!みんにゃ!おとーしゃんのじゃまをしちゃだめだよ! おとーしゃんはみんにゃのためにかりにいくんだよ!れいみゅたちもおおきくなったらいっしょにかりにつれてってもらえるから いまはゆっくりまつんだよ!」 1番れいむはさすがしっかり者だ。 ひょっとしたら、この1番れいむがいれば親代わりのちぇんは別にいらないかもしれないが もし、他のれいむやまりさが勝手にごはんを食べたり部屋を荒らしたりした時に体の大きさが同じでは止めることができないだろう。 「それじゃ、ちぇん。あとは頼んだぞ。餌はチビどもに届かないように少しだけ段差のある皿に盛っておくから ちゃんと分けてやってくれな。あと、部屋を荒らしたりしたら殴ってもいいぞ。」 「わかるよー!ちぇんはゆっくりりかいしたよー!」 ダンボールの中に餌を入れれば赤ゆどもは好きなだけ食べてしまう。 かといって子ちぇんはダンボールの壁を乗り越えて中の赤ゆに餌を与えられるほど大きくない。 だからダンボールから赤ゆどもを出してやり、家をちぇんに任せて仕事へ行った。 「いまからちぇんがおまえらのおかーさんだよ!わかるねー!」 2「ゆぅ?おかーしゃんにゃの?」 3「おかーしゃん、れいみゅおにゃかすいちゃよ!」 4「おかーしゃん!おかーしゃん!」 5「まりしゃ、おかーしゃんとしゅーりしゅーりしちゃいよ!」 6「ゆぅ?ゆぅ?」 1「おとーしゃんがおかーしゃんだっていってたからおかーしゃんだね」 ー お昼 ー 「はい、それじゃあれいむはそっちにならんでねー!まりさはこっちだよー!」 これからご飯を分配してくれるんだと思った赤ゆどもは、ちぇんの言うとおりに並んだ。 まりさが前列に3匹、2番5番6番 れいむが後列に3匹1番3番4番 「まりさはこれくらいで十分だよー!」 ちぇんは皿からごはんを口にいれると、赤まりさの前にごはんを吐き出した。 それはお兄さんが食べさせてくれる量の半分。 2「おかーしゃん、まりしゃたちこれじゃたりないよ!」 5「しゅくにゃいよ!ぷんぷん!」 6「ゆぅ~ん!ゆぅ~ん!」 1「おかーしゃん、まりさたちにちゃんとごはんあげてね!」 3「れいみゅもごはんたべたいよ!れいむにはまりさのばいちょうだいね!」 4「れいみゅもおにゃかすいたよ!」 ちぇんは後列のれいむ達に視線を移すと、ぴこぴこと歩いた。 「れいむは、はをくいしばってねー!」 1「いちゃい!」 3「ぴぎゃ!」 4「ゆっ!」 ちぇんはれいむ達に体当たりをお見舞いした。 1番れいむが「なんで?」という顔をしたので、もう一発おまけ。 1「ゆべっ!」 「おまえたちはブタだよ!ごはんがほしければブヒーってへんじをしてねー!」 2「ゆっ!れいみゅたちをいじめにゃいでね!まりしゃのいもうちょだよ!」 5「まりしゃのごはんちゃりにゃいよ!もっとちょうだいね!」 6「ゆゆー!ゆゆー!」 「ごはんがほしければ、ちぇんのいうことをきいてねー!まりさたちにはれいむのぶんもたべさせてあげるよー!」 ・・・つづく 過去の作品 ゆっくりいじめ系1222 ゆっくり繁殖させるよ! ゆっくりいじめ系1254 赤ちゃんを育てさせる ゆっくりいじめ系1261 水上まりさのゆでだこ風味 ゆっくりいじめ系1297 ゆっくり贅沢三昧・前編 ゆっくりいじめ系1466 ゆっくり贅沢三昧・後編 ゆっくりいじめ系1467 まりさの皮を被ったアリス ゆっくりいじめ系1468 肥料用まりさの一生 ゆっくりいじめ小ネタ222 ゆっくっきんぐ ドナーツ編 ゆっくりいじめ系1532 可愛そうな赤ちゃんにゆっくり恵んでね ゆっくりいじめ系1580 ゆっくりしなかった魔理沙と愛のないアリス ゆっくりいじめ系1673 ゆっくりクアリウム ゆっくりいじめ系1715 ゆっくりトイレ ゆっくりいじめ系1735 ゆっくりれいむと白いお部屋 ゆっくりいじめ系1743 プラチナまりさとフリーすっきり権 ゆっくりいじめ系1761 ちょっとしたイタズラ ゆっくりいじめ系1905 あったかいゆっくり ゆっくりいじめ系1935 しゃべらないゆっくり ゆっくりいじめ系1940 愛されまりさの一日 ゆっくりいじめ系1993 加工場産の赤ゆっくりを育てる 前編 ゆっくりいじめ系1994 加工場産の赤ゆっくりを育てる 中編 作者:まりさ大好きあき?
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ほんのり俺設定注意 平日の朝。 会社や学校に向かう前の支度に追われる、一番忙しい時間帯。 母は朝食と弁当を作り、次女は身支度の真っ最中。父は新聞を読んでいる。 そんな慌しい情景の中、部屋の片隅に置かれていた透明な箱から声が上がる。 「ゆ~!れいむのあかちゃん ゆっくりうまれてきてねぇ~!」 「とってもゆっくりした あかちゃんなんだぜっ!」 れいむとまりさが水槽の中に入っていた。頭には3体のあかちゃんが実っている。 大きさは上々。そろそろ生まれ落ちてくると見て間違いは無い。 そわそわと心躍らせながら、赤ゆを熱く見つめている。 2階から騒がしく階段を降りる音が聞こえて来た。 あまりの騒音にゆっくり達は不満顔。 「うるさいよ!」「あかちゃんがいるんだよっ!」などと口煩く騒ぎ立てるが、誰も相手にしない。 階段を転がるように降りて来たのは長女だった。 遅刻しそうだから朝ごはんはいらない。と伝えているらしい。 それを聞いた母は「しょうがない子ねぇ」と言いたげな優しい微笑みをしながら、 ある言葉を娘に伝えた。その後、長女は小走りで水槽へと向かう。 「ゆっ!あかちゃんをみてゆっくりしたなら あまあまをちょうだいね!」 「れいむはあかちゃんいるんだよ!いっぱいたべるのはとうぜんのけんりだよ!」 昨日の夕方頃。れいむ達はこの家に来て、「ゆっくりぷれいすにするよ!」宣言をした。 暫らく待ったが、何処からも反論が無い。だからここはれいむ達の家だよ! 一緒に住ませてやってる人間達は、透明なゆっくり出来る別荘を作ってくれた。 昨晩はすっきりしてあかちゃんを宿し、美味しい物をたらふく食べた。 れいむ達は幸せの頂点にあった。 お互いに美ゆっくり(ゆっくり視点)で食べ物も人間が持ってくる。 素晴らしいゆっくりぷれいすを手に入れたのだ。 「はやくあまあまをちょうだいね!ぐずはきらいだよっ!」 「ゆっ!?あかちゃんがうまれそうだよっ!」 「ゆゆっ!?ゆっくりうまれてきてねっ!」 かわいい子供が生まれる。これでますますゆっくりできる! そんな期待を込めつつ、赤ゆを熱く見つめた。 小刻みに震え、声を漏らしながら誕生しようと頑張っている赤ゆ。 それを見るれいむ達は涙が滲む。 最高の挨拶を返す為に大きく息を吸う。 ついに待ち望んだその時が訪れる! 『『ゆっ?』』 …赤ゆが消えてしまった。れいむ達は呆然とする。 辺りを見渡すと、生まれ落ちようとした赤ゆを、何故か人間が指で摘んでいる。 そして、小さな唇を開いて赤ゆを口の中に放り込む。 赤ゆを租借しながら、長女は慌しく家を出て行く。 その後を追う様に父と次女も家を出る。 そこでようやく、れいむとまりさは理解した。 目の前で可愛い赤ちゃんが食われた事を。 「れ…。れいぶのあがぢゃんがーーっ!?」 「うわぁあ゛ぁぁぁぁっ゛!?」 そんな混乱状態の中で残りの2匹が生れ落ちる。 2体の赤ゆは満面の笑みで挨拶をした。 『『ゆっくちちていっちぇねっ!』』 「ゆっ…!?ゆっぐぢじでいっでねぇえーーっ゛!」 「じでいっでねぇーーーーっ゛!」 赤ゆ達は最高の挨拶をしたハズだった。 親達は滝のように涙を流し、口周りは涎でベトベト。 嬉し涙ならそれで良かった。だが、これは幾分雰囲気が違う。 とても喜んでいる顔には見え無い。 ちょっと不安になる。何かイケナイ事をしてしまったのか? 理由を聞いてみよう。そう思って言葉にしようとした時、 部屋の奥から大きな何かが、こちらに近づいてくる。 すると…、親の形相が鬼へと変貌する。 「ばがぢゃんごろじはゆっぐりじねぇーーっ!」 「どぼじでごんなごどずるのーっ!?」 ある程度、赤ゆは悟った。 自分が嫌われてる訳では無いみたい。この人間さんが悪いらしい。 ばがじゃんって、何…?。そんな事を考えている時に、自分のあんよが地面を離れた。 そのまま空へと体が昇っていく。 「おちょらをとんじぇるみたいっ!」 反射的に口にする。それを言うのが当然かのように。 下を見ると親達が凄く怒っている。 「ゆっ!?ゆっくりはなしてねっ!」 「あかちゃんかえしてねっ!」 何故そんな事を言うのだろうか?自分達が可愛いから、遊んでくれたんだよっ。 隣を見ると妹が、「みゃみゃたちは じゃまちにゃいでねっ!」と親に吼えている。 確かに楽しい。ウキウキする。ゆっくりこの感触を味わいたい。 自分も同じ事を言う為、口を開いたその時…。 妹は笑いながら、人間の大きい口に吸い込まれた。 人間の頬がモゴモゴと動き、そこから苦しげな妹の声が僅かに掠れて耳に届く。 呻き声が途切れた後も、じっくり租借してから喉を鳴らす。 再度、大きく口を開く人間。その中を赤ゆは覗き込む。 口の中に妹が居ない。妹が飲み込まれた事をやっと理解する。 「ゆっ?ゆゆっ!」 恐ろしい。どうしてこんな事をするのか!? それを問いかける時間も与えて貰えない。生温い舌の上に乗せられた。 端目に見える外の世界。それが上下から迫る蓋で閉じられていく。 その後、訪れたのは頭上と顎の下からの激痛。赤ゆは噛まれて真っ二つになった。 「ゆ゛じっ゛!?あ゛ぁあぁぁぁっ゛!」 苦しそうな声など気にせずに、数回租借される。 この赤ゆも、「もっとゆっくちしたきゃったよ。」発言も出来ないまま、短いゆん生を終えた。 妹と同じようにただの餡子の塊となって、喉を通り胃に落ちていく。 親達は大激怒である。 おチビちゃんが全員天に召された。 とってもゆっくりした赤ちゃん達だったのにっ! それも、目の前で全部人間に食われると言う悲劇。なんて事だっ! ギャーギャーと口汚く親達は罵声を吐く。 すると、れいむ達の別荘に皿が置かれる。 その中には美味しそうな食べ物が入れられていた。お詫びのつもりなのだろうか? それを見て、幾分か怒りが収まる。 「あかちゃんいなくなっちゃったよ…。」 「…またゆっくりしたあかちゃんつくろうよ」 まりさはれいむを励ました。 多少元気が出たのか餌を食べ始める。 それを見て満足そうに母は小さく呟く。 「助かるわー。残り物食べさせるだけで喜んでくれるなんて。」 れいむ達は聞こえていない。 美味そうに野菜クズや残飯を平らげていく。 夜7時からの2時間全国放送。体に良い食べ物の特集。 別に珍しくない番組構成だったが、衝撃的な内容が話題を集めた。 朝食に赤ゆっくりだけ口にする。 そうすると中枢餡の作用でなんたらかんたら。 眉唾で嘘臭い構成内容の放送だったが、体験談と学者のデーターで洗脳された視聴者。 次の日から軽いブームが訪れる。 野良と生餌用を口にするのは抵抗があったので、どの家庭でも赤ゆを自家栽培して口にする。 ハーブ感覚で育てられる手軽さが好評のようだ。 れいむ達は餌を食べ終わる。 皿の周りは、食い散らかしの食べ物で汚くなっている。 優秀なゆっくりでは無いらしい。 「ぺーろぺーろするよっ!」 「きれいになったねっ!」 口の周りの食べカスを互いに舐めとった。 それぞれの綺麗になった顔を満足そうに見つめて、肌を擦り合わせる。 「おなかいっぱいだねっ!」 「とってもゆっくりできるねっ!」 「すーり!すーり!」 「すーり!すーり!」 『『ゆっ!ゆっ!ゆっ!ゆっ!』』 『『んほぉおおぉぉぉぉぉぉぉぉっ゛!』』 れいむの頭に茎が生えて赤ゆが実る。 ぺにまむタイプの交尾を、お茶の間や台所でやられると流石にキツイ。 お年頃の娘が居る家庭ではなおさらだ。家族の仲に壁か溝が生まれることは確実。 そこで、すりすりタイプのゆっくり栽培用セットが販売された。 この一家も、迷い無くこのセット品を選択。 数ある中から一組のゆっくりを購入する。 れいむ達は、あかちゃんが可愛いから選んだに違いない。と確信していた。 しかし、その考えは誤りだった。 母が早く食べてみたいから、赤ゆが実っているのを指名しただけ。 まぁ、赤ゆで選んだのには間違いは無いだろう。その理由は全く違った内容になるが。 「れいむのあかちゃんとってもゆっくりしているよー~!」 「とってもかわいいんだぜっ!」 幸せな笑顔で、赤ゆっくりに言葉を掛けるれいむ達。 その後、キラキラした目でまりさはれいむにお願いをする。 「ま…まりさもあかちゃんほしいんだぜっ!」 「ゆっ!もっとゆっくりできそうだねっ!」 「れいむーっ!すーり!すーりっ!」 「まりさーっ!すーり!すーりっ!」 『『すーり!すーり!すーりっ!! ゆっ!ゆっ!ゆっ!!』』 『『ん゛っほぉおおぉぉぉぉぉぉぉぉっ゛!』』 まりさの帽子を押し上げて茎が伸びて来る。 そして、赤ゆが数体実り出す。 「とってもゆっくりしてるよぉぉぉぉぉっ゛!」 「まりさのあかちゃんゆっくりしていってねぇえぇっ゛!」 れいむ達は歓喜の叫びで、赤ゆ達を祝福する。 それを見ながら母も微笑む。 明日の朝にみんなで食べる量が生えてきて安心したわ。 本当に便利よね。ゆっくりって。 ゆんゆん言いながら嬉しそうに微笑み、 素晴らしい赤ちゃんと過ごす未来に胸を躍らせる 『『はやくあかちゃんとゆっくりしたいねっ!』』 その願いは天に届かない。 明日の朝は、赤ゆ丸齧りパーティー開催予定。 明後日と明々後日の朝も。 パーティーは、ブームが過ぎ去って家族が飽きるまで続けられる事だろう。 「むーしゃむーしゃ幸せーっ!」 「ふむ…。なかなかイケルな。」 「本当に効果あるの?もぐもぐ。」 「あら。テレビの情報だから間違いないわよ。パクパク。」 「ばがぢゃんだべちゃだめぇえぇぇぇぇっ゛!?」 「どぼじでごんなごどずるのぉおぉぉぉぉぉっ゛!?」 終 「れいむとまほうのいた」 「金バッチ品質保障証」 「まりさは優秀な劇団員」 「ぬし」 「スィーらいせんす」 このSSに感想をつける
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あなたのゆっくりが下痢をしているというのなら、そのゆっくりはかなり危険な状態だ。 ゆっくりは短時間で水を摂取しすぎると下痢になる、その点他の生き物の下痢とは少し違う。 これにかかると液状のうんうんを頻繁に排泄するようになる、 放置すれば中枢餡まで排出してしまい、永遠にゆっくりしてしまうだろう。 梅雨の時期、小さい赤ゆは特に下痢になりやすく、多くのダンボールから泣き声が聞こえるはずだ。 雨のあがった梅雨のある日、公園でのありふれた光景である。 公衆便所に住む家族の一匹の赤ゆが、ゆ下痢で瀕死の状態になってしまった。 ちゃーぷちゃーぷしゅるよ! と水たまりでばかみたいに遊んでいたのがまずかった。 口とあにゃるから大量の水が入って、下痢になってしまった。 「ゆひゅ……ゆひゅ……」 「おちびちゃんじっがりじでええええええ!!!」 「むきゅきゅ、まりさはまだなのかしら……」 れいむとまりさのつがい、そのおちびちゃんの真ん中にあたる子である。 このぱちゅりーは群れの医師役で、人間さんのおうちにりゅうっがくっ(というより拾われて捨てられただけ)して得た 数々の医療知識は公園ゆっくりの間でかなり評判になっていた。 「おれんじじゅーすさんさえあればちりょうができるのに……」 とりあえずなんでもオレンジジュースをかけておけば、というのがぱちゅりーの知識の全てだった。 父まりさはぱちゅりーのアドバイスによってオレンジジュースを手に入れにゆっくりしないで出発していた。 「ゆ゛っ」(ぶりゅ) 下痢うんうんが飛び出す。餡子が減ったことで既に楕円形にまで縮んでいる。 「……とってもきけんなじょうたいよ、ほうっておけばいのちもあぶないわ」 「ぞ、ぞんなあああああ!!!」 母れいむが崩れ落ちる。 他のおちびちゃんたちも、姉妹の重病にさぞかし心を痛めているだろう……。 「まりちゃのおうちにきちゃないうんうんしにゃいでにぇ!」 「びちょびちょうんうんはゆっくちできにゃいよ!」 「おうちでうんうんしゅりゅなんちぇ、たりにゃいことおなじだじぇ!」 「おうちをよごしゃないように、はやくちんでにぇ!」 どうやらそうでもないらしい、四匹の赤ゆは病気の姉妹をごみのように罵倒している。 うんうんは餡子だが、ゆっくりにとっては臭い臭い排泄物だ。 臭いものを出してゆっくりできない奴は、赤ゆたちにとってゲスと同じだった。 「どぼぢでぞんなごどいぶのおおおおおお!!!!????? でいぶおごるよおおおお!!!! ぷぐううう!!!」 「「「「ゆひいい! ごめんなちゃいいいい!!!」」」」 あまりのゆっくりできない言動に、母の教育的措置が発動された。 「れいむ、おれんじさんはなかったけど、みかんさんならあったのぜ!」 「ぶぐ!?」 「まりさ、かえってきたのね!」 まりさが戻ってきたのは丁度その時だった。 息を切らせて、帽子も少し曲がっている。 スーパーさんに忍び込んで命がけで盗んできたみかんさんだった。 「ゆ……、でもぱちゅりーは"おれんじじゅーすさん"って」 「いやいいわ、みかんさんならたぶんだいじょうぶよ、おれんじじゅーすさんをつくるわ」 捨て物のお茶碗の中に皮を剥いたみかんを入れ、思い切りのしかかる。 じゅっじゅっじゅっ、みかんの汁がだんだんあふれてくる。 「ゆわぁ……」 母れいむの目が輝く。 「ぺーろぺーろ、ほらおれんじじゅーすさんがでてきたのぜ……」 飛んできた水滴をなめ、父まりさは言う。 「できたわ! さっそくのませましょう!」 みかん汁を絞り出し、100%果汁のあまあまジュースが完成した。 母れいむがとっさに近づき、口に含んで下痢ゆに与える。 「おちびちゃん、おくすりだよ! げんきになれるよ!」 「ゆひ……」 力を振り絞ってなんとかジュースを口に入れる。 オレンジジュースは万能薬、きっと治るはずだとぱちゅりーは確信していた。 ぶりゅりゅりゅ! あにゃるから出てきたのは更に水分を含んだ、おしるこ状態のうんうんだった。 「れいむ、いそがないとあぶないわ!」 せかすぱちゅりー。 あせって更に口うつしを続ける母れいむ、早くお薬を一杯飲ませないと! しかし次にあにゃる出てきたのは、オレンジと茶色の液体であった。 「ゆひぇ、ゆぴぢぢ……」(ぴゅーぴゅー) 赤ゆが妙な笑い声を洩らす、中枢餡が水分でぐずぐずになっているのだ。 あにゃるの締まりも弱くなって、液がだだもれだ。 「「どぼぢでおちびちゃんげんきにならないのおおおお!!!??」」 うんうんは止まらず、餡子量は更に減少していた。 両親の前にある赤ゆは饅頭というにはぶよぶよで、酷く悲惨な姿になっている。 眼孔のすきまからもうんうんが漏れ、オレンジジュース治療の甲斐なく…… いや、むしろジュースを飲ませるたびに病状は悪化していたようであった。 過剰な水分が原因のゆ下痢なのに、さらに水分を取らせるのは最悪の判断だった。 オレンジジュースは下痢だけには効かないのだ。 「ゆっぢ、ゆっぢぢ……」 「ゆああああ……おぢびちゃんがあああ……」 排泄を繰り返しぺしゃんこになった赤ゆはうんうん汁にまみれて死んでいった。 「ゆっぷ……」 中枢餡の溶けた赤ゆはもっとゆっくりしたかった、という言葉すら言えなかった。 「ちりょうはてきせつだったけど、おちびちゃんのたいりょくがもうなかったのね……」 ちーん。おさげを合わせて黙祷するぱちゅりー。 「ごのやぶいしゃああああああ!!!」 もちろん親はそれで納得しなかった。 ジュースを飲んでからすぐに永遠にゆっくりしたことぐらい、ゆっくりでもわかった。 「むぎゅうううう!!! やべでええええ!!!!」 頬に噛みつき、ちぎる父まりさ。 ぱちゅりーの皮は柔らかく、中身はクリームで漏れやすい。 びりびりと皮が破れると、どろりと景気よくクリームが溢れてきた。 「いやああああ!!! じぬううう!!!」 クリームを漏らしながら必死ではいずりまわり、余ったオレンジジュースにありつこうとする。 「ゆふふふふおれんじじゅーすさんはゆっぐりできるねえええ……」 半笑いでうふうふ笑う母れいむが、おちびちゃんの死体にオレンジジュースを与えていた。 れいむはあまりのショックで狂ってしまった、死臭も感じずおちびちゃんにすりすりしている。 オレンジジュースはもうなかった。 「むぎゅううううう!!! 「おまえみたいなげすにはこれでじゅうぶんなんだぜ!」 父まりさは死臭たっぷりの赤ゆ下痢うんうんを思いきり吸い上げ、ぱちゅりーに吹きかけた。 「むぎょっっ!! えれえれえれ……」 「ゆっぶげええええ!!! げれげれげれ……」 死臭汁を傷口に吹きかけられたぱちゅりーはあまりのゆっくりできなささに中枢餡を吐いた。 しかしそんな劇薬を口に含んだまりさも無事では済まない、餡子を吐いて死んだようだ。 ゆふゆふゆふ……。 にやける母れいむと、取り残された四匹の赤ゆ。 「すごいこえがしたのはこのおうちだねー、わかるよー」 「まちがいないみょん! ゆっくりしんにゅうするみょん!」 このゆっくりできないトイレに新たなゆっくりが現れた。 群れの警察担当のちぇんとみょんだ。 他のゆっくりからつうっほうっがあったのだ。 「「「「ゆわああああんこわかっちゃよおおおお!!!!」」」」 ちぇんはふさふさの尻尾で赤ゆを保護した。 現場を調査するみょんは、ベテランとしての勘をフル活用して事件の真相をあっというまに暴いてみせた。 「そこのよにんのおちびちゃんがはんにんだみょん! げんばでまともにいきてるゆっくりはおちびちゃんたちだけだみょん!」 「「「「にゃ、にゃんでえええ!!??」」」」 ちぇんの尻尾は固い拘束縄に変わった。 赤ゆ四匹は公平な裁判の結果ゆっくり三匹の殺ゆんで死刑になり水洗便所に送られたらしい。 「なにかいうことは」 死刑執行ゆんが尋ねる。 赤ゆたちはあんよを千切られ洋式便所の便座に置かれている。 「まりちゃ(れいみゅ)はなにもしてにゃいよおおお!!!!」 その返事にゆっくりたちはゆーゆー騒ぐ。 「このさつゆんきいいいい!!!!」 「おいしゃさんがいなくてうちのおぢびちゃんがああ!!! おばえらのぜいだあああ!!!」 「づみをみどめてじねええええ!!!!」 長もあからさまに軽蔑の視線を向けている。 「まったくはんせいしていないようね、やってしまいなさい」 「「「「ゆんやああああ!!!!」」」」 突き落とされた赤ゆは便所をくるくる回ったかと思うと、底の方に吸い込まれた。 しかし四匹も居ると一度では流れない。 「「「「やべでよおおおお!!!!」」」」 水が補充されていく、体のあらゆるところからゆっくりできない水がはいりこんでくる。 赤ゆたちはぐちゃぐちゃに溶けるまで完全には流れず、大いに苦しんだという おわり anko1693 2100年のゆっくりたち anko1651 超高級ゆっくり市 anko1637 一人のまぬけでみんな台無し anko1621 れいぱーは人気者 anko1609 幸せ崩壊丼 anko1592 赤ゆが凄い生えちゃった事件
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ほんのり俺設定注意 平日の朝。 会社や学校に向かう前の支度に追われる、一番忙しい時間帯。 母は朝食と弁当を作り、次女は身支度の真っ最中。父は新聞を読んでいる。 そんな慌しい情景の中、部屋の片隅に置かれていた透明な箱から声が上がる。 「ゆ~!れいむのあかちゃん ゆっくりうまれてきてねぇ~!」 「とってもゆっくりした あかちゃんなんだぜっ!」 れいむとまりさが水槽の中に入っていた。頭には3体のあかちゃんが実っている。 大きさは上々。そろそろ生まれ落ちてくると見て間違いは無い。 そわそわと心躍らせながら、赤ゆを熱く見つめている。 2階から騒がしく階段を降りる音が聞こえて来た。 あまりの騒音にゆっくり達は不満顔。 「うるさいよ!」「あかちゃんがいるんだよっ!」などと口煩く騒ぎ立てるが、誰も相手にしない。 階段を転がるように降りて来たのは長女だった。 遅刻しそうだから朝ごはんはいらない。と伝えているらしい。 それを聞いた母は「しょうがない子ねぇ」と言いたげな優しい微笑みをしながら、 ある言葉を娘に伝えた。その後、長女は小走りで水槽へと向かう。 「ゆっ!あかちゃんをみてゆっくりしたなら あまあまをちょうだいね!」 「れいむはあかちゃんいるんだよ!いっぱいたべるのはとうぜんのけんりだよ!」 昨日の夕方頃。れいむ達はこの家に来て、「ゆっくりぷれいすにするよ!」宣言をした。 暫らく待ったが、何処からも反論が無い。だからここはれいむ達の家だよ! 一緒に住ませてやってる人間達は、透明なゆっくり出来る別荘を作ってくれた。 昨晩はすっきりしてあかちゃんを宿し、美味しい物をたらふく食べた。 れいむ達は幸せの頂点にあった。 お互いに美ゆっくり(ゆっくり視点)で食べ物も人間が持ってくる。 素晴らしいゆっくりぷれいすを手に入れたのだ。 「はやくあまあまをちょうだいね!ぐずはきらいだよっ!」 「ゆっ!?あかちゃんがうまれそうだよっ!」 「ゆゆっ!?ゆっくりうまれてきてねっ!」 かわいい子供が生まれる。これでますますゆっくりできる! そんな期待を込めつつ、赤ゆを熱く見つめた。 小刻みに震え、声を漏らしながら誕生しようと頑張っている赤ゆ。 それを見るれいむ達は涙が滲む。 最高の挨拶を返す為に大きく息を吸う。 ついに待ち望んだその時が訪れる! 『『ゆっ?』』 …赤ゆが消えてしまった。れいむ達は呆然とする。 辺りを見渡すと、生まれ落ちようとした赤ゆを、何故か人間が指で摘んでいる。 そして、小さな唇を開いて赤ゆを口の中に放り込む。 赤ゆを租借しながら、長女は慌しく家を出て行く。 その後を追う様に父と次女も家を出る。 そこでようやく、れいむとまりさは理解した。 目の前で可愛い赤ちゃんが食われた事を。 「れ…。れいぶのあがぢゃんがーーっ!?」 「うわぁあ゛ぁぁぁぁっ゛!?」 そんな混乱状態の中で残りの2匹が生れ落ちる。 2体の赤ゆは満面の笑みで挨拶をした。 『『ゆっくちちていっちぇねっ!』』 「ゆっ…!?ゆっぐぢじでいっでねぇえーーっ゛!」 「じでいっでねぇーーーーっ゛!」 赤ゆ達は最高の挨拶をしたハズだった。 親達は滝のように涙を流し、口周りは涎でベトベト。 嬉し涙ならそれで良かった。だが、これは幾分雰囲気が違う。 とても喜んでいる顔には見え無い。 ちょっと不安になる。何かイケナイ事をしてしまったのか? 理由を聞いてみよう。そう思って言葉にしようとした時、 部屋の奥から大きな何かが、こちらに近づいてくる。 すると…、親の形相が鬼へと変貌する。 「ばがぢゃんごろじはゆっぐりじねぇーーっ!」 「どぼじでごんなごどずるのーっ!?」 ある程度、赤ゆは悟った。 自分が嫌われてる訳では無いみたい。この人間さんが悪いらしい。 ばがじゃんって、何…?。そんな事を考えている時に、自分のあんよが地面を離れた。 そのまま空へと体が昇っていく。 「おちょらをとんじぇるみたいっ!」 反射的に口にする。それを言うのが当然かのように。 下を見ると親達が凄く怒っている。 「ゆっ!?ゆっくりはなしてねっ!」 「あかちゃんかえしてねっ!」 何故そんな事を言うのだろうか?自分達が可愛いから、遊んでくれたんだよっ。 隣を見ると妹が、「みゃみゃたちは じゃまちにゃいでねっ!」と親に吼えている。 確かに楽しい。ウキウキする。ゆっくりこの感触を味わいたい。 自分も同じ事を言う為、口を開いたその時…。 妹は笑いながら、人間の大きい口に吸い込まれた。 人間の頬がモゴモゴと動き、そこから苦しげな妹の声が僅かに掠れて耳に届く。 呻き声が途切れた後も、じっくり租借してから喉を鳴らす。 再度、大きく口を開く人間。その中を赤ゆは覗き込む。 口の中に妹が居ない。妹が飲み込まれた事をやっと理解する。 「ゆっ?ゆゆっ!」 恐ろしい。どうしてこんな事をするのか!? それを問いかける時間も与えて貰えない。生温い舌の上に乗せられた。 端目に見える外の世界。それが上下から迫る蓋で閉じられていく。 その後、訪れたのは頭上と顎の下からの激痛。赤ゆは噛まれて真っ二つになった。 「ゆ゛じっ゛!?あ゛ぁあぁぁぁっ゛!」 苦しそうな声など気にせずに、数回租借される。 この赤ゆも、「もっとゆっくちしたきゃったよ。」発言も出来ないまま、短いゆん生を終えた。 妹と同じようにただの餡子の塊となって、喉を通り胃に落ちていく。 親達は大激怒である。 おチビちゃんが全員天に召された。 とってもゆっくりした赤ちゃん達だったのにっ! それも、目の前で全部人間に食われると言う悲劇。なんて事だっ! ギャーギャーと口汚く親達は罵声を吐く。 すると、れいむ達の別荘に皿が置かれる。 その中には美味しそうな食べ物が入れられていた。お詫びのつもりなのだろうか? それを見て、幾分か怒りが収まる。 「あかちゃんいなくなっちゃったよ…。」 「…またゆっくりしたあかちゃんつくろうよ」 まりさはれいむを励ました。 多少元気が出たのか餌を食べ始める。 それを見て満足そうに母は小さく呟く。 「助かるわー。残り物食べさせるだけで喜んでくれるなんて。」 れいむ達は聞こえていない。 美味そうに野菜クズや残飯を平らげていく。 夜7時からの2時間全国放送。体に良い食べ物の特集。 別に珍しくない番組構成だったが、衝撃的な内容が話題を集めた。 朝食に赤ゆっくりだけ口にする。 そうすると中枢餡の作用でなんたらかんたら。 眉唾で嘘臭い構成内容の放送だったが、体験談と学者のデーターで洗脳された視聴者。 次の日から軽いブームが訪れる。 野良と生餌用を口にするのは抵抗があったので、どの家庭でも赤ゆを自家栽培して口にする。 ハーブ感覚で育てられる手軽さが好評のようだ。 れいむ達は餌を食べ終わる。 皿の周りは、食い散らかしの食べ物で汚くなっている。 優秀なゆっくりでは無いらしい。 「ぺーろぺーろするよっ!」 「きれいになったねっ!」 口の周りの食べカスを互いに舐めとった。 それぞれの綺麗になった顔を満足そうに見つめて、肌を擦り合わせる。 「おなかいっぱいだねっ!」 「とってもゆっくりできるねっ!」 「すーり!すーり!」 「すーり!すーり!」 『『ゆっ!ゆっ!ゆっ!ゆっ!』』 『『んほぉおおぉぉぉぉぉぉぉぉっ゛!』』 れいむの頭に茎が生えて赤ゆが実る。 ぺにまむタイプの交尾を、お茶の間や台所でやられると流石にキツイ。 お年頃の娘が居る家庭ではなおさらだ。家族の仲に壁か溝が生まれることは確実。 そこで、すりすりタイプのゆっくり栽培用セットが販売された。 この一家も、迷い無くこのセット品を選択。 数ある中から一組のゆっくりを購入する。 れいむ達は、あかちゃんが可愛いから選んだに違いない。と確信していた。 しかし、その考えは誤りだった。 母が早く食べてみたいから、赤ゆが実っているのを指名しただけ。 まぁ、赤ゆで選んだのには間違いは無いだろう。その理由は全く違った内容になるが。 「れいむのあかちゃんとってもゆっくりしているよー~!」 「とってもかわいいんだぜっ!」 幸せな笑顔で、赤ゆっくりに言葉を掛けるれいむ達。 その後、キラキラした目でまりさはれいむにお願いをする。 「ま…まりさもあかちゃんほしいんだぜっ!」 「ゆっ!もっとゆっくりできそうだねっ!」 「れいむーっ!すーり!すーりっ!」 「まりさーっ!すーり!すーりっ!」 『『すーり!すーり!すーりっ!! ゆっ!ゆっ!ゆっ!!』』 『『ん゛っほぉおおぉぉぉぉぉぉぉぉっ゛!』』 まりさの帽子を押し上げて茎が伸びて来る。 そして、赤ゆが数体実り出す。 「とってもゆっくりしてるよぉぉぉぉぉっ゛!」 「まりさのあかちゃんゆっくりしていってねぇえぇっ゛!」 れいむ達は歓喜の叫びで、赤ゆ達を祝福する。 それを見ながら母も微笑む。 明日の朝にみんなで食べる量が生えてきて安心したわ。 本当に便利よね。ゆっくりって。 ゆんゆん言いながら嬉しそうに微笑み、 素晴らしい赤ちゃんと過ごす未来に胸を躍らせる 『『はやくあかちゃんとゆっくりしたいねっ!』』 その願いは天に届かない。 明日の朝は、赤ゆ丸齧りパーティー開催予定。 明後日と明々後日の朝も。 パーティーは、ブームが過ぎ去って家族が飽きるまで続けられる事だろう。 「むーしゃむーしゃ幸せーっ!」 「ふむ…。なかなかイケルな。」 「本当に効果あるの?もぐもぐ。」 「あら。テレビの情報だから間違いないわよ。パクパク。」 「ばがぢゃんだべちゃだめぇえぇぇぇぇっ゛!?」 「どぼじでごんなごどずるのぉおぉぉぉぉぉっ゛!?」 終 「れいむとまほうのいた」 「金バッチ品質保障証」 「まりさは優秀な劇団員」 「ぬし」 「スィーらいせんす」 このSSに感想をつける
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虐待・後篇 22KB 虐待 理不尽 『虐待・後篇』 【虐待】 虐待(ぎゃくたい)とは、自分の保護下にある者(ヒト、動物等)に対し、長期間にわたって暴力をふるったり、世話 をしない、いやがらせや無視をするなどの行為を行うことを言う。一言に虐待といっても、対象や種類は様々である。 ―――――――――ウィキペディアより、引用 (あらすじ) 強化ガラスによって四方を囲まれた、いわゆる透明な箱の中にまだ子ゆっくりサイズのれいむとまりさがいた。れい むとまりさを箱の中に監禁しているのは、二十代後半の男だった。男は職場で上司の女と恋に落ちた。今では結婚の約 束まで交わしている。 そんなある日、女はこのような“ゲーム”を男に持ちかけた。 ゲームとは言っても二人にとっては、将来を左右する重要な意味を持つものだった。 「このハートマークのついたまりさと…さっきのれいむ。1ヶ月後に死んでいたら…あるいはいなくなっていたら…あ なたとの婚約は破棄させていただきます」 二、 「ゆっくちしびぎゅぶっ!!!!」 帰宅し、部屋の中に入ってきた男は、玄関のすぐ目の前にある流し台の上に設置されていた、あんよを丹念に焼き焦 がした赤ゆの挨拶を遮るようにそれを無言で叩き潰した。破れた皮の隙間から餡子が。飛び出した眼球が周囲の壁にへ ばり着いている。 男は乱暴に靴を脱ぐと、部屋の奥へと歩いていく。照明をつける。照らされた部屋の中央には強化ガラス製の透明な 箱が置いてあり、その中にはお互いの頬をぴったりとくっつけてガクガク震えているれいむとまりさの姿があった。 先ほどの“戯れ事”も暗闇の中で一部始終を聞いていたことだろう。男は自分の右手にこびりついた赤ゆの皮の一部 や餡子を二匹に見せびらかすように、手を箱の壁に押し付けた。 「ゆんやああああああああ!!!」 「ゆっくりできないよーーーー!!!!」 男は陰鬱な笑みを浮かべて、箱の前から立ち去った。流し台の方から水の流れる音がする。手を洗っているのだろう。 れいむとまりさは、男が部屋に帰ってきたことで湧きあがる恐怖心にかられ、言葉を発することができない。くっつけ ていた頬を、さらに強く押し合う。それぐらいしか恐怖から逃れる術はなかった。 しかし、これほどまでに怯えているというのに、二匹の顔には傷一つ見当たらない。それなのに澄んだ瞳の奥には、 相当なまでの疲労とストレスが漂っていた。 最初の一週間で、男は二匹を徹底的に痛めつけた。殺さないよう慎重に、丁寧に、ただひたすら永遠とも感じられる 苦痛をれいむとまりさに与え続けた。れいむもまりさも、泣きながら何度も何度も謝った。何も悪いことはしていない にも関わらず謝った。そのたびに、潰したくて潰したくてたまらなくなったが、女とのゲームに勝つために耐えた。 その衝動の矛先は、全て袋の中に詰め込まれた赤ゆたちに向けられた。 男はゆっくりを潰すのが好きだった。 希望に満ちた笑顔を。小さな体で一生懸命に這いずる姿を。親に寄り添い一心に愛情を受ける様を。 叩き潰して壊してやるのが大好きだった。 ただ潰すだけなら、男もここまでゆっくり潰しにのめり込むことはなかっただろう。ゆっくりを一匹潰すと、必ずも う一匹のゆっくりがオーバーリアクションで答えてくれる。表情が豊かなので、一瞬にして笑顔が絶望へと変わる様子 を見ることができるのも、理由の一つだった。 赤ゆたちは主に、握り潰されるか、踏み潰されるか、食われるか、壁に叩きつけられるか、の選択肢しか与えられて いない。餌など一日もやっていない。それでも赤ゆたちが生きているのは、共食いを行っているからだ。後は適当に生 き残った赤ゆで遊んでいればいい。 男にとって、ゆっくりは玩具でしかなかった。遊び方は簡単だ。何も考えずにただ壊せばいいだけ。 「やめちぇにぇっ!やめちぇ!ゆぎゅっ」 また一匹、赤ゆが死んだ。ふと気付くと、袋の中にはもう赤ゆが三匹しか残っていない。この袋も赤ゆ詰め合わせで 買ってきたものだが、れいむとまりさを買って来た日から数えてすでに三袋目だ。いったい一週間のうちに、何匹の赤 ゆを潰したのだろうか。赤ゆのストックがなくなったので、ペットショップに向かおうとする男。しかし、あることに 気付いた。 「今日は店休日だったな…。チッ…。………ん?」 男が、箱の中のれいむとまりさを見る。二匹は、男から一番遠い位置の壁にべったりとくっついている。男の一挙一 動に歯を鳴らし、全身を震わせ続けていた。 「お前ら」 「…ゆ?」 「…ゆゆ?」 「今からすっきりー!させてやる」 男はそう言うと、箱の中かられいむを引きずりだした。左の揉み上げを掴みぶら下げる。ブチブチ…という嫌な音が 聞こえるが男の耳には入らない。そのぶら下げたれいむを、高速で数発殴りつける。 「ゆぐぢっ!びゅべっ!ぴゅぎっ!んぎゅ!ゆぼぉ!ゆべぇ!ゆ゛ん゛っ゛!!」 あっという間に気を失ったれいむを放り投げた後は、ぐったりしているれいむを固定するために、ベルトを使ってテ ーブルに括りつけた。身動きの取れなくなったれいむの顔にばしゃばしゃとオレンジジュースをかける。 「あまっ!あまいっ!!あまままっ!!!」 復活するれいむ。しかし、殴られた箇所の痛みはまだ引かない。途端にうめき声を上げ始める。男はれいむのあんよ の辺りをまじまじと眺める。 「…ゆぅ!は…はずかしいからみないでねっ!ゆっくりできないよっ!」 「おにいさん!れいむがはずかしがってるからやめてあげてねっ!」 箱の中からまりさも抗議する。男はれいむのあんよと口の間を丹念にまさぐり始めた。 「ゆっ!やめてね!そんなところさわらないでねっ!!」 それだけではわからなかったので、男はれいむの顔を左右に引っ張った。 「ゆぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶ」 そしてようやく見つけた。れいむの“まむまむ”を。男はその位置を忘れないように、油性ペンを突き刺した。瞬間、 れいむの全身がびくん、っと跳ねあがる。 「ぎっぴぃぃぃっ??!!!」 痛いらしい。男はニタリと笑うと、その油性ペンをまむまむの奥へ奥へとねじ込んだ。 「あ゛っ!ゆ゛っ!!ぎぃ!!ゆぐりぃ…やべ…で…いだ…い゛よ゛ぅ゛!!!!」 更にぐちゃぐちゃにかき回してやる。まむまむからは餡子とも体液とも言えないような…とにかく謎の液体が漏れ出し ている。 「ゆ゛っ!!んんぅ゛!!れい゛…む゛の…ばーじんさん…がっ…!!やべで…よ゛ぅ…っ!!!」 「何がバージンだ、クソ饅頭が。饅頭のクセに生き物の真似すんじゃねぇ、ってこの前も言っただろうが」 奥の奥まで、油性ペンを突っ込んだ後、勢いよく引き抜く。この油性ペンはもう使い物にならないだろう。れいむは、 痛みと悲しさ、それに恥ずかしさを交えて顔を真っ赤にして泣いている。 「れ゛い゛む゛の゛ばーじんざん゛…。れ゛い゛む゛のいぢばん゛ずぎな゛ひどにあげる゛づも゛り゛だったのに゛ぃ」 「うっぜえええええええぇぇぇぇんだよっ!!!!!!!」 れいむの顔をハエたたきで執拗に何度も打つ。打たれるたびに、揉み上げがびくん、びくんっと動く。 「おにいいぃぃぃざああああん!!!もうやべでぇぇぇ!!!れいむがかわいそうだよおおおぉぉぉ!!!!」 男がまりさに向き直る。れいむは既に虫の息だ。男に睨みつけられたまりさは、それ以上何も言うことができなかっ た。男がまりさの顔を乱暴に掴む。頬をつねられるような形で持ち上げられたまりさは、大粒の涙を流しながら身を捩 り、必死に抵抗した。 「かわいそう?じゃあ、たっぷり慰めてやれよ」 男は笑いながらまりさの後頭部を両手で押さえこむように掴み直すと、れいむのまむまむ付近にまりさの顔を押し付 けた。意識を取り戻したれいむが、既に真っ赤に腫れあがっている顔を更に赤く染める。 「…っ!…ぅ!!!」 そして、まりさを高速でれいむにこすりつけた。一瞬にしてぬめぬめした体液が二匹の顔中から漏れ出す。 「やべでえ゛えええぇぇぇぇ!!!!」 「まりさ…まだすっきりしたくないよーーーーーー!!!!!」 男はゲラゲラ笑っていた。悲痛な訴えを投げかける二匹の表情が少しずつ変わっていく。 「はっは!!想像通りキモイな、ゆっくりのアヘ顔はよっ!!!!!」 「ゆゆゆゆゆゆゆ!!!!ま…まり…さぁ…っ!」 「ゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆんんんんんんゆゆゆんんんんんんっほおおおおおおおおっ!!!!!」 どうやら、まりさが雄役に決まったらしい。まりさのあんよと口の間に、にょっきりと10cmくらいのぺにぺにが 出現している。既に戦闘態勢のようだ。一旦、二匹への刺激を与えるのをやめたせいか、我に返ったように、 「お…にぃさん…れいむ…いや…やだぁ…………」 「すっきりは…もっと…おとなになってから…する、んだよ…ゆっくり…りかいしてね…っ?」 途切れ途切れに言葉を紡ぐ。 「知るか」 まりさのぺにぺにをれいむのまむまむに突き刺す。油性ペンよりは太いせいか、またもれいむが悲鳴を上げた。男は そのまま、まりさを上下に激しく動かした。まりさのぺにぺにがれいむのまむまむを蹂躙していく。 「ゆんっ!ゆんっ!ゆ…やめ…んゆぅ…っ!!!!」 「れ…れいむ…!まりさ…なんだか…きもちよく…なってきたよ」 やがて、 「「んんんんんっほおおおおおおおおおお!!!!」」 甲高い声を上げる。そして、汗と涙、涎、体液を体中から水分が全てなくなるのではないかと思うぐらいに垂れ流し、 恍惚とした表情を浮かべ、 「「す…すっきりーーーーーーーーー!!!!!」」 どうやら事が終わったらしい。まりさのぺにぺにを引き抜く。れいむの頭には茎が伸びていた。まだ赤ゆにも満たな い状態の実ゆが三匹ほど生っている。実ったばかりの実ゆに栄養分を奪われ疲労困憊のれいむに、男は額のあたりに注 射器を突き刺した。 「ゆ゛ぎぃ゛っ!!!!」 れいむが目を見開き、体を再び、びくん、っと跳ねあげる。男は注射器の中の砂糖水を一気にれいむの体内に注入し た。さすがにこの量の砂糖水を一気に大量注入されるのは、辛いことなのか、 「がっ!ひっ!!!」 などと叫んでいる。 「れ…れいむ…のまむまむ…よかったよ…」 うわ言のように呟きながら、満足そうに果てているまりさを見た瞬間、男の中の何かが爆発しそうだったが、深呼吸 をすることでその衝動を無理矢理に抑え込んだ。 そして、まりさの未だ収縮しないぺにぺにを先ほどのハエたたきで叩き始める。動けないように、まりさのお下げを 足で踏んでいる。ぺにぺにをハエたたきで打たれるたびに想像を絶する痛みがまりさを襲うのか、 「ゆ゛っぎゃあああああああああああ゛あ゛あ゛!!!!!あああ゛っ!!!!あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ!!!!」 絶叫する。性欲からの解放と終わらない激痛にまりさの欲望もかき消えてしまったのか、ぺにぺにが引っ込んでいく。 やがて、そこには初めから何もなかったかのように完全に収縮してしまった。本当に謎の多い生物だ。 「ゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っ」 恐らくは初めて見たであろうぺにぺにを執拗に殴打され、まともに言葉を発することができないまりさ。 「これだけやっても死なないんだからお前らは便利だよな。殴られるためだけに生まれてきたような気さえするぜ」 そして、男が“殴られるためだけに生まれてきた”新しい命に目を向ける。れいむは額から伸びた茎を男から隠すよ うに背を向けた。横目でこちらを見ながら震えている。望んではいなかったとはいえ、子供が生まれたことにより、れ いむの中の母性が目覚めたのだろうか。怯えてはいるが、凛とした瞳で男を見据えている。 「気にいらねぇ。だから何だってんだよ」 男は茎の先端部の実ゆを親指と人差し指で挟んで、潰した。 「ゆああああああああああああああ!!!!!!!」 れいむが泣き叫ぶ。真ん中の実ゆを潰す。 「何、子供を守る母親みたいな顔してやがんだよ馬鹿。頭から生えた茎に生ってるガキを、手も足もないてめぇらクソ 饅頭がどうやって守るつもりだってんだ?最初から守れやしねーんだから、生意気な目して睨んでんじゃねぇよ」 れいむの頬に平手打ちをかます。それでも泣きながられいむは男を睨みつけている。男はもう一発、れいむの頬を打 った。乾いた音が静かな部屋に響く。れいむはそれでも睨み続ける。もう一発。もう一発。さらに、もう一発。ついに れいむは泣きだして男から顔をそむけた。 そのれいむの顔を無理矢理、男の方に向けさせる。 「最終的に睨みつけられなくなるなら、最初からナメた真似してんじゃねぇよ」 言って、実ゆの最後の一匹を潰した。れいむは声も出さずに泣いた。初めての赤ちゃんは、話をしてあげることも、 すーりすーりしてあげることもできないまま、全滅してしまった。わずか五分足らずの出来事である。 「あぁ…しまった…。潰して悲鳴を聞くためにお前らにガキを作らせたのに…喋れるようになる前に潰しちまったら意 味ねーわな」 「ゆっ?」 「もう一回、子供作ってくれや」 「「ゆ゛う゛う゛う゛う゛う゛……っ!!!!!!」」 「遠慮すんなよ。何匹潰しても、お前らが頑張ればすぐに生えてくるんだからよ」 「じね゛っ!!!ゆっぐりでぎないにんげんざんはじねぇええぇぇっ!!!!」 まりさが叫ぶ。 「はい。お前、三週間後に殺すから」 それから一週間、男は何度も何度もれいむとまりさをすっきりー!させ、その間に生まれた子供を潰して遊んだ。そ れが余りにも面白かったので、袋の中に入れられた赤ゆが共食いの果てに最後の一匹となっていたことに気がつかなか った。当然、赤ゆは人知れず餓死した。 「おにゃか…すいちゃよ…」 「ゆっくち…ごはんしゃん…ちょうらいにぇ…」 袋の中で呟いた言葉は、ゆっくり潰しに夢中になっている男と、満身創痍のれいむとまりさに届くはずはなかった。 三、 三週間目に入ってもなお、男はれいむとまりさに強制すっきりー!を行い、二匹に宿った新しい命を叩き潰すという 遊びを続けていた。同時にペットショップで購入した赤ゆたちも潰していたので、日々退屈することは一切なかった。 家族のいないペトショの赤ゆたちと違い、二匹の間に生まれた赤ゆを潰すときはれいむとまりさが絶叫してくれるので 潰し甲斐があった。 そんなある日。 「おでがいじばずう゛う゛ぅ゛!!!!!」 「まりざだぢのちびちゃんを…つぶざない゛でぐだざい゛ぃぃぃぃ!!!!!!」 聞き飽きた訴えだったので、男は一匹、また一匹と今度はまりさの頭に生えた茎に実る赤ゆを潰していった。 「ゆびゅぇっ!!!!」 「ぎゅぶぅっ!!!」 赤ゆが断末魔を上げるたびに、 「「ゆぎゃああああああああ!!!!!」」 と悲鳴を上げるれいむとまりさ。 「いい加減慣れろよ。もう何匹潰されてると思ってんだ?」 呆れながら、最後の一匹に男が手をかける。まりさは必死に頭を揺らして赤ゆが捕えられないようにしているが、無 駄な抵抗だった。 「おきゃーーーしゃあああああん!!!!たちゅけちぇぇええぇぇ!!!!」 「おちびちゃんっ!!おにいざんっ!!!おでがいじばずぅぅぅぅぅぅ!!!!!」 「ゆっぐりじだこにぞだででみぜまずがらあぁぁぁぁぁ!!!!」 「…何?」 男が赤ゆから手を離す。赤ゆはまりさ種だった。赤まりさは、男の手から解放されたことで、安心したのか泣きなが ら、 「おきゃーーしゃあああん!!!ゆっくちしちゃいよぅっ!!!!しゅーりしゅーりしちぇええぇぇぇぇ!!!!」 男は箱からまりさを取り出し、つま先をその顔面にめり込ませた。まりさはすぐ後ろの壁に叩きつけられ、切れ切れ に呼吸をしている。 「おきゃーしゃんっ!?ゆんやあああああああああ!!!!」 赤まりさが叫ぶと、もう一発、まりさが蹴り込まれた。 「ゆっゆっゆっゆっ…どう…して…」 「育ててみろよ」 「「ゆゆゆっ?!」」 「ただし、俺は一切手伝わん。そのクソガキがなんか叫びやがったら、親の責任ってことでお前らを殴る」 「………ゆ……」 「不服か。じゃあ、死ね」 男が手を伸ばす。まりさは泣きながら、 「ぞれでいいでずぅぅぅ!!!あがちゃん゛…ゆっぐり゛ざぜでぇぇぇぇ!!!!」 赤まりさがぼろぼろ涙をこぼしながら、まりさを見つめている。 れいむとまりさが、すっきりー!を始めてから…何日が経過し、何匹の赤ゆが潰されて死んだだろうか。この日、よ うやく…れいむとまりさは、自分たちの赤ちゃんと…すーりすーりをした。 「ゆぅぅぅぅぅぅん…っ!」 「かわいいよぅ…かわいいよぅ…まりさたちのあかちゃん…すごくゆっくりしてるよぅ…っ」 「おきゃーしゃん!まりしゃ、しゅーりしゅーりしゅるよ…っ!ゆぅん…ゆっくち~~~~!!!!!!」 その瞬間、男がれいむを持ち上げ、殴り飛ばす。本棚の角にぶつかって跳ね返り、床に叩きつけられる。わずかの間 の出来事に、まりさと赤まりさが凍りつく。れいむは痙攣を起こしていた。 「…れいむ?」 「…ゆ…くち…?」 「ガキが叫んだら、親を殴る。そう言ったよな?」 「ゆっ…!ちびちゃんは…すーりすーりしたくt」 男が透明な箱を蹴り飛ばす。凄まじい衝撃が箱の中に走り、赤まりさは吹き飛ばされて、箱の壁にその身を打ち付け た。 「ゆんやあああああああああ!!!!!!いちゃいよぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!!!!」 「ち…ちびちゃ…」 遅かった。うつぶせに倒れて呻いているれいむの後頭部に、拳を振り下ろす。 「ゆぐぅっ!!!!!!」 口が床に押し付けられているため満足に悲鳴を上げることができない。 「おきゃーーしゃああああん!!!ぺーりょぺーりょしちぇぇぇぇぇぇ!!!!!」 「ちびちゃんっ!!!!」 再び、れいむが殴られる。今度は水平方向に…若干アッパー気味に殴ったので、れいむが宙を舞う。玄関の扉まで飛 ばされ叩きつけられた。あと一歩で死にそうな状態だったので、オレンジジュースをふりかける。 「あま…い…よっ…」 一命は取りとめた。しかし、箱の中ではおかしなことになってきている。 「おきゃーしゃん…?おこっちぇる…?」 「…ちびちゃんが…おおきなこえをだしたら…れいむおかあさんがゆっくりできなくなるよ!ゆっくりりかいしてね!」 「でも…でみょ…」 まりさと赤まりさのやり取りを観察している男。その手にはれいむがぶら下がっていた。まりさがそれに気付く。赤 まりさが大声を出さないように、それを睨みつけるまりさ。 「でみょ……ゆぅ…ゆ…ゆぅぅぅぅぅぅぅぅ…」 本当は大声を出して泣きたいのだろうが、親であるまりさの叱咤に恐れをなしたのか、声を上げて泣くことはしなか った。まりさが安堵の表情を浮かべる。男は、れいむを箱の中に放り投げ、蓋をした。まりさがれいむに駆け寄り、れ いむの傷を舐めている。 「れいむっ!ぺーろぺーろ…!ゆっくりしないでなおってね!」 赤まりさはこのまりさの行動に釈然としない苛立ちを感じていた。自分だって痛い思いをしたのに。まりさにぺーろ ぺーろしてほしいのに。 「おきゃーしゃんばっかりじゅりゅいよおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!」 「ゆああああ!!!!」 今度はまりさが持ち上げられる。れいむと同じように顔面を強打された。その後も、 「おきゃーしゃあああん!!!まりしゃ、ちーちーしちゃいよおおおおおおお!!!!おしょとにちゅれてっちぇ!!」 れいむの頬に拳がめり込む。 「おにゃかすいちゃよおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」 まりさのあんよに膝が打ちこまれる。 「「ゆ゛っゆ゛っゆ゛っゆ゛っ…」」 れいむとまりさはもう満足に動くことができないくらいに、わずかな時間で理不尽な暴力を受けた。赤ちゃんができ たのに、少しもゆっくりすることなでできなかった。 それから更に三時間後。赤まりさがその場を動かなくなった。体の中の餡子が、運動エネルギーに変換するために必 要な分に達していないのだろう。これ以上動くと、体内の餡子の三分の二以上の餡子を失うことになり、死に至る。 「お…きゃ……しゃ………まり…しゃ…おにゃか……すい………」 当然、食べる物などない。それはれいむとまりさも同じことだった。 「ごめんね…っ!ごめんねっ!おいしいものをたべさせてあげられなくてごめんねっ!」 「おにいさん!おねがいだよっ!ちびちゃんになにかたべものを…」 「やるわけねーだろ。お前らが育ててみせる、って言ったんだぜ?なぜ俺が手伝ってやらないといけない?お前らがな んとかしろよ。お前らのガキだろ。責任もって育てるんだろ?」 「ゆぅぅぅぅぅ…」 「ククッ…。死んでたほうが良かったかもな。そいつ」 「ゆっ?!」 「一瞬で死ねたんだぞ?俺に潰されてれば。それなのに、お前らが余計なことしようとするから、こんなにじわじわ苦 しんでよぉ?ホント、お前らは何もできない饅頭だな」 まりさがボロボロ涙を流す。主張したいことはたくさんある。 「…っ!こんなところにいなければ、ごはんさんとってこれたよっ!!!!」 「へぇ。どこから?」 「ゆっ…?」 まりさには、食べ物がある場所などわからない。そもそも森や山の中ならともかく、ここは人間の街だ。探して食べ 物が見つかるような甘い場所ではない。 「できもしねぇことを偉そうにほざくんじゃねぇよ、カスが」 赤まりさは視線は既に焦点が定まっていない。れいむとまりさはただひたすらに赤まりさの頬にすーりすーりしたり、 ぺーろぺーろしたりしていた。それで、空腹が満たされるわけでもないのに。男がゲラゲラ笑う。 「馬鹿じゃねーの?なんか食わせてやれよ。死ぬぞ、そいつ?ほら?どうした?死ぬぞ?助けてやれよ」 「ゆ゛う゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛ぅ゛っ……!!!!」 悔しさと悲しさで滝のように涙を流すれいむ。れいむ種は母性が強い。目の前の子供を助けてやることができなくて 、悔しくて仕方がないのだろう。 「何が子供を育てるだ、馬鹿が。ゆっくりなんかが家族の真似ごとした結果がこれだよ!」 わざとゆっくりの口調を真似て、二匹をこれでもかと言わんばかりに罵倒する男。れいむもまりさも何も言うことが できなかった。ただ、涙が頬を伝うばかりだ。 「お…きゃ……しゃん…ゆっくち……しちゃいよぅ…」 「これだもんなぁ。自分がゆっくりすることしか考えてない。周りの連中がどんな思いして苦しんでるかなんて、一つ も考えやしないこの餡子脳。こんなのが生まれて喜ぶお前らの神経が俺にはわからねぇよ」 男のもの言いに、ついにまりさが咆哮を上げる。 「ゆ゛っがあ゛あ゛あ゛あ゛!!!!ぜんぶ…お゛にい゛ざん゛の゛ぜい゛でじょお゛お゛お゛っ??!!!!」 「全部、俺のせい?この状況をどうにもできないお前らに非はない、ってか」 そんなやり取りをする間に赤まりさは今にも死にそうだ。もちもちした肌はしなびて乾燥し、舌をだらりと垂らして いる。瞳にかつての輝きはなく、淀んだ視線を宙に向けている。そんな赤まりさをれいむは必死で慰めた。やがて、赤 まりさがぶるぶると震え始めた。 「ちびちゃんっ!!!ちびちゃんっ!!!!ゆっくりしてねっ!!!!」 「お…ぎゃ…じゃ……どう…じ…ちぇ…」 赤まりさの言葉にれいむとまりさが耳を傾ける。男は鼻歌を歌いながらこの様子を観察していた。 「ゆ゛…ぐち…させちぇ…くれにゃ…きゃった…にょ…?」 そう言ったきり、赤まりさは動かなくなった。二度と動くことはなかった。赤まりさは死んだのだ。親の目の前で、 無力な親を呪いながら、餓死したのだ。 「「う…う゛わ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!!!!!!」」 「可愛そうだなぁ。お前らみたいな役に立たないゆっくりの間にさえ生まれなければ、幸せに過ごしていけたかも知れ ないのに」 男の言葉に、二匹はもはや反論などしなかった。 思いついたように、男は二匹を箱から取り出し、また二匹の頬をこすり合わせた。頬が紅潮していき、興奮状態へと 導かれる二匹のゆっくり。ペットショップに赤ゆを買いに行くのが面倒になった。それだけの理由で、男はまた二匹に 無理矢理子供を作らせた。そして、実ったばかりの実ゆを潰して一夜を明かした。 れいむとまりさは子ゆっくりだった。それにも関らず、すっきりー!の回数だけは、天寿を全うした成体ゆっくりの 回数よりも多かったことだろう。 四、 「やればできるじゃない」 女がほほ笑む。二匹の額のハートマークを確認した女は満足そうに次の言葉を紡いだ。 「ただ潰すだけなんて、美しくないわ」 「俺にはお前の理論がよくわからんよ」 女は、いわゆる虐待お姉さんだった。男と出会ってから、“ゆっくりの苛め方”について何度も何度も議論を交わし、 それによって破局の危機に追い込まれた回数も相当なものだったが、最後はゆっくりで遊ぶことで仲直りをした。女は、 れいむとまりさの入った透明な箱に顔を近づけ、子供のような無邪気な笑みを浮かべた。 「即座に潰すだけじゃ見れないでしょう?こんな、生きること全てに絶望して、今にも消え入りそうな顔のゆっくり。 どれだけ頑張っても無駄。どれだけ叫んでも無駄。どれだけ痛みに耐えても無駄。それを理解した…とても、イイ顔 してる」 女の持って来た透明な箱には、まりさが入っている。しきりに男と女に向かって話しかけていた。 「おねえさん!ゆっくりしてないでまりさにごはんさんちょうだいねっ!おなかすいたよ!!」 男も女も言葉を返さない。まりさは、唇を尖らせて、 「おねえさん!まりさ、おこってるよっ?!ぷんぷん!!!」 言葉を返さない。まりさは少ししょぼくれた表情に変わり、 「お…おねぇさんっ!ゆっくりまりさとあそんでねっ!まりさ、おそとにでたいよっ!!」 返さない。まりさが叫ぶ。 「むしじないでえ゛え゛ぇ゛ぇ゛!!!!」 女がクスリと笑う。男が尋ねる。 「あれ…何日目だ?まだ元気なようだが」 「さっき、そこで拾ってきたの。活きがいいでしょう?これから、あのまりさは箱の中で食べる物も与えられず、誰と も話をすることもできず、惨めに一匹寂しく死んでいくの」 「お゛ね゛え゛ざあ゛あ゛あ゛あ゛ん゛!!!!」 男が拳を握りしめる。 「うるせえだろうが、俺が潰してやろうか?」 「馬鹿ね…。あの叫び声がカワイイんじゃない…?それとあの泣き顔。たまらないわ…正直、感じちゃう」 (うわぁ…) 女が男の首に手を回す。 「ヴァージンロードは…赤ゆを敷き詰めた絨毯がいいな」 「いいだろう」 「キャンドルサービスはまりさのお帽子に火をつけるの」 「いいだろう」 「ケーキ入刀は、ドスまりさの顔を真っ二つに」 「最高だな」 「ブーケの代わりにれいむを。れみりゃを敷き詰めた箱の中に投げ入れるわ」 「涎が出る」 「…好きよ」 「俺もだ」 「ゆ…ゆ…ゆ…ゆ…」 「……………………」 「お゛ね゛え゛ざあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん゛!!!!!!!!!」 Happy Wedding… 虐待お兄さんと虐待お姉さんのカップルが書きたくてやった。後悔はしていない。 日常起こりうるゆっくりたちの悲劇をこよなく愛する余白あきでした。 挿絵絵 by??? 余白あきの作品集 トップページに戻る このSSへの感想 ※他人が不快になる発言はゆっくりできないよ!よく考えて投稿してね! 感想 すべてのコメントを見る うるさい!死ねば? -- 2019-05-27 17 51 40 ありがとうございます😊😊😊 -- 2019-05-27 17 50 38 結婚おめでとう -- 2019-03-31 22 20 30 確かにただ闇雲に潰すだけでは三流と言われても仕方ないかもしれんな・・・ -- 2014-06-05 17 32 40 後日、アンチは内臓ずたずたにやられました -- 2014-05-03 02 29 18 ↓アンチさんはこないでねー、わかれよー -- 2012-09-27 22 40 56 この二人のガキが誘拐されて虐待されて殺されればいいのに -- 2012-09-21 23 12 51 か カップルでしたか・・・俺も非常識 とか書いてしまいました。すみません。 -- 2012-05-05 00 18 07 正直なところ、なんか雑な虐め方する男だなあと思ってしまったがオチで納得。 虐殺お兄さんと虐待お姉さんのカップルだったんだね。 -- 2012-03-25 20 11 13 つい先ほど前作の方でお姉さんをゴミを可愛がる異常者と書いてしまったが前言を撤回させてくれ このお姉さんは常識人なうえに自分の中に確固たる芯のあるとても素晴らしいお姉さんだよ。 -- 2011-11-04 17 33 47 HENTAIお姉さんて、いいよね -- 2011-09-07 02 22 41 面白いねー リアルだねー 作者はリアルに虐待経験あるねー -- 2011-07-05 22 45 08 ゲームの理由はこれか…… -- 2011-04-27 22 09 08 「ちゅっ、ちゅぶれりゅぅぅ!」と言われて潰さないのはもはや失礼に値する。 -- 2011-01-09 19 32 50 前編で、アンチ虐待と結婚しなくてよろしいと書き込みかけたけど安心しましたwww 二人に祝福を。 ゆっくりにZETUBOUを。 -- 2010-12-18 21 28 50 とてもゆっくりできました! 確かにお姉さんの言うようにあっさり潰したら勿体無いですよね 徹底的に追い込んで心を砕かないとw ただお兄さんの赤ゆの「ちゅっ、ちゅぶれりゅ!」を我慢出来ずに 一気に潰しちゃう気持ちも分かりますけどねw ともあれ夫婦で共通の趣味を持てる事は素晴らしい事ですね 人に言えない趣味ですとなおさらですw -- 2010-11-11 23 02 12 あれ、結婚できなくなるかと思ったのに意表を突かれたぜ… お食べなさいをすれば、意趣返しできたのになぁww -- 2010-10-12 19 21 26 ↑ここではこれが普通。お前が狂人w 満足! すっきりーwww ただ自分で潰したいwww -- 2010-10-11 18 13 31 HENTAIお姉さんと虐殺お兄さんですな -- 2010-08-03 14 37 13 赤ゆは苦しんで死ぬためにうまれてくるんだね。 -- 2010-07-28 02 57 50